スマホに引っ掛けて下から支えるアクセサリ『孫指』を3Dプリントしてみた話

こんにちは、一色です。突然ですが、私、「スマホ首」なんです。正確にいうと「ストレートネック」と言うのですが、エンジニア時代にノートPCで作業し続けていたことが原因で、首を下に向け続けていたり、重いスマホを持っていると、すぐに首が痛くなってしまうんです。

そのため、最近のiPhoneは重すぎてメインとしては使えず、Androidの軽量スマホに乗り換えてしまいました。さらに、負担を軽減するために作ってみたのが、この『孫指』です。

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こちら、マツモトケイジさん(@keizi666)という方が考案されたもので、以前Twitterで話題となっていて、ずっと欲しいと思っていたんです。


開発の経緯は、ご本人がこちらの記事で詳しく紹介されています。
スマホを支えるための6本目の指『孫指』を作った話 :: デイリーポータルZ

DMM.makeで注文

私は、売って欲しくてずっと待っていたのですけど、この方は、3Dデータを公開してくれていて、売るほどのものじゃないから好きに作っていいよというスタンスで。器がでかいっ。

ふとやる気になって、今回、DMM.makeで注文してみました。アカウント作って、3Dデータをそのままアップロードして、素材を選んだだけ。30分で完了。料金は1620円でした。なんだ、こんなに簡単なことだったんだ。壁はいつだって、自分の中にあるのですね……。

素材は、納期が短めで安価な「ナイロン」を選択してみました。色は、電車でつけていても目立たないように、黒。

注文から一週間で到着したのが冒頭の画像です。精度は高く、ざらざら感はありますが均一な感じで、素材感も悪くないです。剛性も十分。

使用感など

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さっそく使ってみたのがこちら。……むむ、なるほど。確かに、小指で支えないから楽ですね。

だけど・・下に指が届かない! これは、下からスワイプする操作が多いAndroid9/10やiPhone X系ではきついかも・・。

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それならば、中指と薬指に嵌めてみたらどうだ?

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小指用の穴なので、薬指を入れると若干きつい・・。でも、親指の届く範囲はバッチリ!

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使ってみて思ったのは、指の大きさやニーズ、好みによって、微調整が必要な治具であるということ。眼鏡とかに似ているかも。

なるほど、販売しない理由は、試行錯誤の結果、そこにたどり着いたからなのかもしれないですね。実際、紹介した記事のまとめにも、そのようなことが書いてありました……。自分で実際に触ってみてから読むと、重みが違います。

注文してみて思ったこと

3Dプリンターが話題となってから、もう随分立っているのだけど、ようやく第一歩を踏み出せたのは良かったと思います。私のベストの形を求めて、改良を重ねて行きたいなと思いました。

しかし、ひとつ改良するたびに一週間というのは、とても時間がかかりますね。
一方、3Dプリンタを買えば、初期は数万円かかるけれど、ひとつ作るのは10円とかそういう感じ。
置き場所の問題もあるけれど、プリンタを購入すると失敗し放題っていうのはいいですね……。剛性、弾力、プリントに適した形、密度など、そういうのは自分で経験しないと身につかない能力かもしれません。

とりあえず、設計しないと始まらないので、自分用に改良したやつを考案してみようと思います。

最後に、マツモトケイジさん、ありがとうございました! 感謝申し上げます!

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