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自信喪失が与える深刻なダメージについて

自信喪失するキッカケというものは数々あるだろう。振り返ると、自分の場合次の点が挙げられる。

・パワハラ
・彼女との別れ
・上記2点から派生する対人恐怖

まずパワハラ。
これに関して、今となって明らかになった自身の障害(ADHD/DCD)に起因するところが大きい。
端的に言えば、以下の症状だ。

・空気が読めない
・相手の言っていることを理解するまで時間がかかる、または曲解する
・悪気なく不用意な一言を言ってしまう
・不安な点があっても確認せず、理解したつもりで作業を始めてしまう
・手先が異常に不器用で作業に著しい遅れが生じる
・考えていることと表情が一致せず、場面によっては失礼な態度と捉えられる
・直前に行った作業の記憶が飛ぶ
・デスク周りの整理が出来ない
・思っていることがすぐ表情に表れる etc

もし自分が上司でこんな部下がいたらどうだろう。
この令和の時代ならほとほと困りながらもどうすれば戦力になり得るかを考えるだろうが、時は平成20年代。暴力は無いにせよ「バカ」「やる気あるのか」「笑ってんじゃねえよ」「ナメてんのか」「殴るぞ」のような言葉を毎日のように浴びていた。
そうだ。一番きつかったのはメールで「お前アホか」の返信が来たとき。文字の威力は恐ろしい。あれが一番堪えたかも知れない。
もちろん、それを放置する訳もなく改善するべく努力するのだが、緊張する場面ではその成果は1ミリも発揮されることなく周囲から呆れられるのであった。

次に彼女との別れ。厳しい現実だった。自分の人生で一番好きな人はこの彼女だった。これは今の妻にも言っている。同時に妻も一番好きな男では自分では無く、昔付き合っていた彼氏とのこと。そんな二人が結婚生活を送っているのだから、人生はわからない。ただ一番好きというのは所謂盲目的な恋というやつで、全て自分本位な考えしか持っていなかった。それに加え、ADHDの特性が態度に表れたらどうだろうか。第三者的に見て相当痛い奴だ。別れを告げられるのも当然だろう。自分が女でもそんな奴とは付き合いたくない。

この2つが同時期に訪れたことで当時の自分は自信を完全に喪失した。仕事も半ばリストラのような状態で退職し、彼女も失った。こうなると、自信喪失した人間は刹那的な方へと向かう。楽に快楽を得る為、パチスロに興じ、キャバクラに行き、栄養などまるで無視したジャンクフードを毎日食らうようになる。挙げ句の果てに知人からの金の無心にも「いいよ、いいよ」と応え、気付けば莫大な借金を抱える身となった。

こうして身を落とした自分に過った思いは「クスリでもやって廃人になった方がマシ」という考えだった。どうやらクラブに行けば簡単に手に入る。そう思った自分はそれを実行に移そうとした。しかし、わずかに残っていた良心がそれを食い止めた。今となってはこの良心は親の姿が浮かんだことで生まれたものと確信している。同時に何とか這いあがろうと思い直したのもこのタイミングだった。ここまで生きてきたのも何か理由があるはずだと悟ったのだ。

以上が自信喪失が与える深刻なダメージ。自分を信じられないと、確実に狂う。明日はその狂った状態をどのように抜け出したのかを書こうと思う。

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