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教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方 小山儀秋監修 竹内淑子著

今,注目を浴びている自由進度学習の進め方について簡単にまとめていきたい。

自由進度学習の流れ

1 ガイダンス


 単元のスタートはガイダンスから始まる。「疑問」を示し,予想させながら学習課題をイメージさせる。あまり深入りせず,単元終了時には「疑問」が解決できるようにしよう,と投げかける程度である。
 また,「学習の手引き」をもとに単元全体の見通しをもたせる。チェックの内容やまとめの方法など具体的な活動のめあてなどを知らせる。

2 計画


 「学習の手引き」を参考にしながら「計画表」に各自で記入する。2教科同時進行の場合は,教科の割り振りをしたあと,計画表に記入する。初めから発展学習に取り組むのも可能。

3 追求


 「学習カード」などを使い,原則として一人で進める。途中では自己チェックと教師チェックを教え合い,現在地を確かめ合い,学習の到達ラインまでのイメージをもつ

4 まとめ


 学級または学年全体で進める。学習内容の確認や,学習の成果を全体で共有する。最後に,単元全体の自分の学習への振り返りをさせる。

 自由進度学習の流れをまとめみた。ガイダンスで学習目標をしっかりと共有し,実際に自分が「実行する」という具体的なイメージを持って,計画を立てることが大切だ。学習カードでは,内容を精選しながら児童が「今何をすべきか。」ということが明確に伝わるようにしなければならない。

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