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話を聞ける子供を育てる

なかなか子供たちが話が聞いてくれない。指示が通らないという経験はありませんか。はい。わたしです。そういうときは不思議というか,必然的というかトラブルや怪我が起きてしまうもの。私が指示をするときに徹底していることを書き連ねます。

場を整える


子供たちの視線が下にあったり,手遊びをしたりしていたら,いくら良い話をしても時間の無駄。子供たちは上の空。教師が疲れるだけ。まずは,聞く姿勢をつくる。ここは,子供との我慢比べ。

指示は一度のみ


指示が一度だけの時は,必ず「一度しか言いません。」と宣言する。本当に一度しか言わない。聞いていなかったら困るのは自分という意識を強く持たせる。これを習慣化させる。

問題を出す


集会の内容や校長先生の話は聞いていてもつまらないもの。終わったら,1時間目の始まりでもよいので問題を出すことで話を聞くことは楽しいという意識をもたせる。教師側も話を聞いておかなければ問題を出せないのでひやひやするが。逆に,子供に問題を出させると盛り上がる。

教師の声の大きさ


教師の声の大きさは,小さめに話すとよい。子供たちの声でかき消されないように大きな声で話すと,子供は「しゃべってても聞こえるじゃん」という気持ちになる。しゃべってもよいということを許容しているの同じだ。いつもの声よりも気持ち小さめでよい。

発表の声を大きく


友達の声が聞こえないことをよしとしない。クラス全体が聞こえる声で発表させたい。しかしこれが難しい。あまり強く言いすぎるとその子のトラウマになってしまう。何度注意しても小さい時は,「周りも静かにしなければ聞こえないんだよ。」と注意することで視点をずらしていきたい。

数字を指示に入れる


今から「3つ」のことを話します。大抵私は,朝の会,帰りの会では3つしか話しません。というか,ほとんど話す内容は決めていません。自分の中で話を聞かせるトリガー的役割が「今から3つのことを話します。」なのです。「あれ?話すことが2つしかないな。」と,話しながら自分で思う時は,「3つ目机をならべましょう」など定型文を決めています。

話を聞かせるためには,環境を整えなければならない。子供が話終わるまで「待つ」ということは,肝に銘じておきたい。
今回は以上になります。お読みいただきありがとうございます。

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