見出し画像

人を繋ぐ美味しい関係

僕は珈琲が大好きだ。珈琲の味が好きというよりは、お店に入った時の香りや、珈琲があることで生まれる会話や時間そのものが好き。coffeeの文字の配列やフォントも好きで、見つけると無条件で写真にも収めたくなる。珈琲やコーヒーではなく、coffeeがいいのだ。coffeeと書きたいが、ここでは珈琲としておく。

みなさんもおそらくそうだったと思いますが、子供の頃は大嫌いだった珈琲。苦くて美味しくない、まわりの大人や母親の影響、時代も時代だったので珈琲+タバコでイメージも悪い。

ただ喫茶店に入った時に香る珈琲にトーストが焼ける匂いが幼いながらに大好きで、親が行く度に喫茶店に付いて行っていた。オーダーは決まってサンドイッチとミックスジュース。

珈琲が好きなことや、ハンドドリップのワークショップに参加したことを、これまでにも書いているが、いつから飲めるようになったんだろう?と、記憶を辿ってみると、おそらく30歳辺りが境目であることを、ふと思い出した。

地元である神戸を離れ石垣島へ移住した当時、カフェで働いていたことが大きい。休憩中や仕事終わりに、テラス席で石垣島の海を眺めながら頂いたデザートと珈琲のセットがたまらなく美味しかったのだ。

カフェといっても一番最初の仕事はビーバーで草刈りだっとことを、オーナーと話すと未だに話題になる。当時ホールに出る女の子が必要だったそうで、面接には落ちたものの、誕生日と出身地がオーナーと同じことがきっかけとなり別枠で採用となった。

その後は、シーズンに入ったことでお店も忙しくなり、作業員からカフェ店員へ。実はこのお店で働いていたことが人生の転機となり、今のフォトグラファーとしての生活がある。

このお店で働いていなければ、写真を仕事にするという発想はなかったし、そのきっかけがなければ、カフェ経営を本気で考えていたほど。大袈裟かもしれないが珈琲が僕の人生を変えたのだ。そう言っても過言ではない。

さて、もうすぐ7時。この記事を投稿し朝食を食べたら、いつもとは違う気持ちで珈琲を入れてみよう。ほっとするホットcoffee〜☕️


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?