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近江商人に学ぶ

以前から行ってみたいと思っていた場所も、今回の滞在で叶った。滋賀県近江八幡市にある、たねやグループのラ コリーナ。クラブハリエのバウムクーヘンと言えば知らない方も少なくないだろう。

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友達家族が案内してくれる事になり、まずは滋賀を目指してJRで移動。三宮からは約1時間半ほど。連休中で移動も控えているせいか、電車もかなり空いていた。

大阪〜京都を抜けると一気に田園が広がる。境界線が見えないほど先に続く真っ平らな風景と、秋の収穫に向けて綺麗に成長している田園が、神戸や大阪、僕の暮らす沖縄では見ることがなく新鮮だった。

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おそらく滋賀県を訪れるのは初めて。最寄りの駅で友達と2年ぶり?!くらいの再会。会話の中で聞く、近江八幡(おうみはちまん)という地名も聞き取れず、後で調べて読み方も知る。

近江八幡へ向かう道中も、田園と昔から残る風情ある家屋が多く、川の氾濫や地震、台風など比較的自然災害の少ない地域だということも感じ取れた。

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ラ コリーナにはちょうどオープン10分前くらいに到着、駐車場には既に沢山の車。さすがお盆休み、入り口には焼きたて生バウムクーヘンを購入する方と、オープンを待つ方の長蛇の列。

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まずは敷地内を探索。細部に至まで徹底した世界観が、まさに「自然と共に」のコンセプト通り。近江八幡の風情ある風景と自然に溶け込み、観光スポットとしても連日人が集まるそう。近年よく見る「映え」だけではない、こだわりにも脱帽。

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敷地内には大人はもちろん、子供も遊べる場所が沢山。連休とお盆休みも重なり続々とお客さんも増えていたが、移動を控えたせいか普段の平日程だったそうで、何だか得した気分。

とはいえメインのカフェやバウムクーヘンには、途絶えることなく列ができていたので、生カステラとコーヒーで休憩し八幡掘りへ。

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写真上の「たねや」というお店が、ラ コリーナやクラブハリエの総本店となる和菓子やさん。和菓子店として歴史も古く、この小さなお店から全国へ広がったそう。

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八幡堀は時代劇のロケ地としても有名な程、風情ある街並みが今も残されている。まるで海外からの旅行者のように夢中でシャッターを切った。同じ国であっても、僕が暮らす沖縄とは全く別の世界観。

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八幡堀の風情ある街並み以外には田園が広がるイメージしかない近江八幡が、滋賀県一の観光地として栄えたのは「クラブハリエのバウムクーヘンのお店」があるだけではなく、地方だからこそできる強みや街作りなのだと強く感じた。

ラ コリーナ敷地内はひとつの村の様。宿泊施設があれば季節や天気も問わず年中埋まるだろう。季節や天候に左右されることなく、それぞれの自然を体感できる場所。その体験価値に魅了されて不便な場所でも人々は足を運び、繰り返し行きたくもなる。僕もそのうちの一人。

一サービス業の事業者として、表現するクリエイターとしても学ぶことの多い場所でした。お近くの方は是非!



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