「自己肯定感」という言葉に振り回されていませんか?



この頃「自己肯定感」「自己肯定度」という言葉が多用されるようになりました。
本来は良い意味の言葉で、必要なものでありますが、この言葉に振り回されてはいませんか?

「自己肯定感を持とう!」「自己肯定度を高めよう!」
一見正しい言葉ですが、この言葉に苦しめられていませんか?

「自己肯定感がない私はだめなんだ」
「もっと自己肯定度を高めなきゃいけないんだ、高められるように頑張らないといけないんだ」
こんな風に、自己否定に繋がるような考え方をさせられていませんか。


それでは本末転倒なのです。
自己肯定とは、今のままの自分でいいのです。


うまくやれなかった、理想の自分ではない、
そんな今の自分を許して、受け入れて、
「これでいいんだ」と肯定してほしいのです。

理想の容姿じゃなくても、お給料少なくて節約ごはん食べてても、早起きしたいのに寝坊しちゃっても、好きな人に好きって伝えられなくてもいいのです。
全部、今のままの自分でいいのです!


「過去につらい思いをしたから自己肯定できない」
「周りと比べて劣ってる自分が惨めでしょうがない」
「自分には長所や特技が何もない」
それらを一度全部忘れて、今の自分の存在を抱きしめてください。
過去も他人も優劣も関係ありません。

突き詰めれば、今のあなたが生きている。
それだけでいいのです。

忘れられないようなつらいできごともあるかもしれません。だけどそれはもう今は起こっていないのです。
他人の長所と自分の短所を比べることに意味はありません。そもそもそれを短所だと思うことも誰かの決めつけです。それに従わないでください。


自己肯定とは、他人の評価や比較にも動じず、転んで泥まみれになろうが、寝起きですっぴんで目やについていようが、どんな状態の自分も許せることです。
自分を無条件に信じてください。
「こうすれば自己肯定度が高まる」「あの子より可愛くなれたら自己肯定できる」そういった条件付けは要りません。無条件に自分を信じてください。
今のあなたのままで、あなたでいるだけでいいのです。
それが自己肯定です。



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