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手を離してしまった事。

こんばんは。この時間帯は基本的に薬でハイに
なっているのでサラサラ書けるので書きます。

今回の話は、本当に素敵で最高な元カレの話。

元カレとの出会いは、簡単に言うと元々カレの
親友でした。

最初は友達として出会ったんだけど、
第一印象は「The 大人しい人」って感じ。

歳は二つ下。背が高く、容姿端麗。
でもどこか儚さを感じる男の子だった。

でも、出会った瞬間に
私みたいに何かが足りてない
(多分愛情)って感じがした。

元元カレとは普通に別れても友達って感じで、
その例の元カレもついてくる感じで仲良くしてた。

元カレ同士が親友。何とも言えない状況だった。

そんな日々を過ごしていた時、ふと例の元カレが
私に好意を持ってるんじゃないかって思うように
なってきた。

何故かと言うと、何かと優しいのだ。
ずっとくっついて来るし、頭にキスしてきたり
謎に手を繋いできたり。

「あ、これ好きになられたパターンだ」

って私は思った。

その後何故かその元カレとラブホに行った。

普通にセックスした。どんな感情でセックスしたんだろう。何かの穴を埋めるようにだった。

お互い何かを埋めるような感じ。

セックスした後、私も色々家庭環境やら話してたら
涙止まらなくなって、元カレも何故か急に泣き出して

私は「えっ、どうしよう」

って思いながら、とりあえず話を聞いた。

その元カレも、私と同じく毒親を持ついわゆる


愛情不足な子だった。


その子が泣きながら話してくれたのは

・自分の今迄の家庭環境

・誰かに必要とされたい

・愛されたい

って感じだった。

今思うと、寂しかったのかなって思う。

それから、告白を受け、正式に付き合うことになり、
金銭的にも援助してくれたり、
私の自殺を止めに来てくれたりもした。
しかも何度も。

そして、何よりも私の事をすごくすごく、
愛してくれた。

毎日、好きだと伝えてくれた。
不器用なりに私に沢山愛情を注いでくれた。

辛い時に笑わせてくれたりしてくれた。
喧嘩も沢山したけどさ。


その元カレはすごく泣き虫で、いつも泣いてる時
私は抱きしめてあげることしかできなかった。
(その当時私も情緒が安定していなかった為)

私はアニメオタクなんだけど、そこも共通してて
色々な事が分かり合えた。

手を繋いで寝るとぐっすり寝てくれた。
初めて、男性を「守ってあげたい」と思った。

一緒に居てすごく幸せだった。
私も少しずつ、この人と居たいなって思えるように
なっていた。

元カレと出会い初めて自殺衝動が起きた時に

彼は私を探しに来ていた。
死ぬ前の遺書のような私が書き殴っていたメモを彼は見ていた。
そして、その次にあるメモが残されてた。
それは私を愛しているという"確信"のあるメモだった。

今もずっと残して、辛くなった時読むようにしている


でも虚偽の幸せは続かない。

別れは突然だった。
去年の8月、元カレから急に無理やり起こされ、

「もうお前とは縁を切る」

って突然言われた。

今でも鮮明に覚えている元カレの顔を。
物凄く怖い顔だった。でもどこか切なそうにしているようだった。


その理由は自分が一番分かっていた。

私が前の彼氏と連絡を取っていたからだった。
そして普通に身体の関係も持っていた。

私が寝ている時に私の携帯を見てしまい
そこで私が浮気している事に気づいたのだ。

私はひたすら謝った。弁明にもならないけど。

髪を引っ張られ、
連絡を取っていた彼氏の所に連れていかれそうになった。

どうやら連絡を取っていた彼氏を

殺そう

としていたようだった。

今思えば全て私が悪かった。

結局元カレとは絶縁という形で終わってしまった。

それでも何故か縋りたくて、私は何度も何度も
仲直りを迫ってしまった。

唯一の理解者を失いたくない一心で。

要するに、私がストーカー化してしまったのだ。


それでますます、彼との距離は遠のき、
遂に私は彼氏の御家族から警察を呼ばれてしまった。

「あぁ、なんてバカな事したんだろう」


後悔しても遅いのに、失ってはいけない人を失ってしまった。

もう二度と会うこともない、話をすることもできない
顔を見ることも出来ない、それが私にとって
物凄いショックだった。

「私がちゃんと向き合っていれば」

何度も何度も悔やんだ。

悔やんで、腕を切り、薬を飲み、飛び降りようとした


でも、もう助けには来てくれない。


「死なないでくれ」

という言葉も、もうくれることは無いんだろうって思った。


それからもう、あと少しで1年が経とうとしている。

連絡手段は何もない。全てブロックされていた。

元カレがして欲しいことは謝罪でもない。

「もう俺の前に現れないでくれ」

だったんだろう。

もうすぐ1年も経とうとしているのに、
毎日毎日 元カレの夢を見る。

その度に忘れようとしていた元カレの存在が
頭にチラついて苦しくなる。

裏切った事を忘れる事なんて出来ない。

いや、忘れる気もない。

ただ、夢に出てくるのがどうしても辛い。
思い出してしまうからだ。


元カレの存在は私にとってあまりにも

大きすぎたなと感じる。


同じ境遇で、住んでいる所も同じな元カレの事が
どうしても忘れられない。
今はもう何処にいるかや何をしているかなど
聞く権利もない。

時が解決するとは言うけれど、いつか忘れられる日が
来るのだろうか。

この元カレとの恋愛は、私の恋愛の中で、1番大きく
1番愛が深く一番残酷だった。

これを一文字、一文字ずつ書くだけで胸が痛む。


これを機に、私は浮ついた気持ちを捨てた。
正直、もう人の愛し方が分からない。


浮気がどれだけ残酷な事なのか

この件で私は実感した。

正直言えば、私のエゴだけど、会いたいと思う。
もう一度、隣で笑ってほしいと思う。

でも、叶わない、いや叶えたいと思うこと自体
残酷だろう。

これは、私が今まで犯してきた罪の中で本当に
大きな事だったと思う。

だから夢に出てきてくれるのは、

私の犯した罪を忘れないで、という意味だと信じてる。

愛してくれた人を裏切る行為の重み、
裏切りという名の罪を背負って生きていく覚悟は
もうとっくにできている。

最後に、この場でしか伝えることの出来ない
どうしようもない私から言わせてほしい、

私を誠心誠意愛してくれてありがとう。
そして罪を教えてくれてありがとう。


ここで、この気持ちを供養させて下さい。

そしてどうか、幸せに。

今回は私の恋愛の話だったけれど、
浮気は本当にしてはいけないし、
浮気した人は自責の念という名の罪を背負って
生きていくべきだと思う。

罪を背負い、自分を責め、苦しみ続けるのが
愛だと感じる私は狂っているだろう

でも、決して歪んだ愛じゃなかった。
元カレの愛は、すごく誠実で綺麗だった。


長くなったけど、読んでくれてありがとうございます。


#浮気 #後悔 #人生の失敗 #元彼 #恋愛