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危険?!ケニア女ひとり旅 〜治安の実際と注意点

こんにちは、Yumiです。

5月後半から6月中旬の1ヶ月
アフリカ・ケニアをひとり旅してきました。

初のアフリカ、ケニア旅。

「アクセサリーを付けていると盗られる」
「徒歩移動厳禁」「治安が悪い」などなど
ネットや知人から得た事前情報は
マイナスなものばかりで溢れていました。

これまで何度も行っていったインドの方が
よっぽど安全だったのではないか…
ひとりで旅なんてできるだろうか
出発前、とても大きな不安でいっぱいでした。

しかし!
百聞は一見にしかず。
正に、その通りなんですね。
この言葉を強く実感する旅となりました。

実際に目にしたケニアはそのマイナスイメージを覆すものでした。
旅しやすく、危険な目に合うこともありませんでした。

今回はそんな、ケニア旅に対する先入観、マイナスイメージだらけの情報の実際をまとめていきたいと思います。


ナイロビは歩くな、移動はドアトゥドアが鉄則?

まず、駐在の方やケニアで事業されている方が発信されている情報や、元協力隊の方に伺ったことは、

・移動はドアトゥドアでタクシーを使う
・ひとりでは外は歩かない
・徒歩移動は極力避ける

聞いたところによると協力隊の方たちは徒歩移動が禁止されているそう。

私は旅先の街を歩いて散策するのが大好きなので、ケニアではそれができないのか、とがっかりしていました。外を自由に歩けない、それだけで
旅の楽しさが半減してしまったような気分でした。

しかし、実際は
歩きました。

ナイロビ、歩けました。

宿からモールへ、カフェへ。
モールからカフェへ、お土産ショップへ。
全然大丈夫。

大使館などが出している治安マップを参考に、治安が悪いとされている地域は避けるようにしましたが、それでも危ないとされている地域に宿をとった時も、歩きました。

元協力隊の方からは、
外を歩くときは時々後ろを振り返りながら、後をつけてくる人がいないか確認しながら歩いたほうがいいと言われていたので、それには十分気をつけながら歩きました。

現地で出会った、日本食レストランの事業を展開されている日本の青年は、まず徒歩でナイロビ中を歩き回って店舗にベストな場所を探したと言っていました。

ドアトゥドアは確かに、一番安全ですが、
街の様子や空気を感じる、人と触れることを目的をした旅ではやはり自分の足を使って歩くことは大切だなあと改めて思いました。

歩く際の注意点
当たり前のことですが、まとめます。
・財布の場所に気を付ける
・現金は分けてもつ
・ハンドバッグなど簡単に盗れそうなものは避ける
・ショルダーバッグなど、斜めがけ出来るものがおすすめ
・人通りの少ない場所、暗い場所は注意
・夜は出歩かない
・付けてくる人がいないか注意する
・人通りの少ないところを一人で歩くのは避ける

アクセサリーはつけない方がいい?

アクセサリーを付けていると盗られることがあるから付けないほうがいい、と発信されている方がいました。

そんなナイロビでアクセサリー、
付けました。

実際、金のネックレスを付けていた方が盗られたという話を聞きました。
高価なものは確かに、避けるべきです。
それはケニア問わず、常識だと思います。

しかし日常的なおしゃれの範囲内のアクセサリーは問題ないです。
ケニアの女性はみんなおしゃれで、ピアスなどいつも付けています。

アクセサリーを付けるな、なんて窮屈すぎますよね。
私も日本からお気に入りのイヤリングを持っていってよく付けていました。
そして指にはインドで買ったお気に入りのリングを。

結論、
アクセサリーは付けて良し、
高価なものは避けよう。

歩きスマホ厳禁?

街歩きをするとき、グーグルマップに頼ることがほとんど。
しかし、ケニアではケータイいじってると盗られるという情報を見聞きします。

そんなナイロビで歩きスマホ、
しました。

誰かと連絡をとる、位置を確認するなど、写真を撮るなど、スマホが必要な場面はどうしても生じます。

外でスマホいじる際にこれだけは注意しましょう。
・なるべく体側に寄せて両手でもつ
・機種がわからないようにもつ(特にApple製品)
・短時間で済ませる
・簡単に取り出せるところにしまわない

マタトゥは乗っちゃダメ?

現地の人の安価な移動手段である乗り合いタクシー、マタトゥ。

10人乗りほどのバンを改装し、15-6席ほどあります。乗客同士肩がぶつかるほどの距離でぎゅうぎゅうに乗ります。

事前情報によると、マタトゥは危険。運転が荒い、盗難やその他犯罪を避けるため乗るのはやめた方がいい、ということでした。

乗りました。

ナイロビでは徒歩以外の移動はほぼ配車アプリUVERかBoltのタクシーかバイクタクシーを使っていましたが、東海岸の大都市モンバサでは主にマタトゥを使って移動しました。

どのマタトゥも競い合うかのように装飾されていて、車内にはスクリーンや電飾が取り付けられ、爆音で音楽が流れ、、、まるでパーティー会場のよう。

とにかく派手な車内


マタトゥは行き先により出発場所(ステージと呼ばれる)が違うので、まず目的地まで行くマタトゥを探します。

現地の方たちには何度も親切に案内してもらいました。一緒にマタトゥまで連れて行ってくれたお姉さんもいました。

今回、マタトゥに乗ってみて思いましたが、
そもそも、現地の人の日常的な交通手段であるマタトゥがそんなに危険なものであるならば、使う人なんていないはずですよね。

運賃はタクシーと比べると遥かに安いので、
費用を抑えたい、より現地の人に近い旅がしたい方にはおすすめです。

【マタトゥに乗る際の注意点】
・行き先をしっかり確認
・席が埋まるまで発車しないことが多いので、急いでいる時はより席が埋まっているマタトゥを選ぶか別の交通手段を考える
・乗客との距離が近いので貴重品の管理には十分気を付ける
・車内が狭く運転も荒めなので体がどこかにぶつかる覚悟はしておく

タクシーでもマタトゥでも、窓を開けた状態でスマホを使う際は両手でしっかりホールドするなど、注意しましょう。
現地の人からもよく聞きますが、窓からケータイを盗られてしまうことがあるそうです。結構排気ガスもきついので、窓を閉めるが一番です!

1番後ろの席で何度も頭をぶつけた


写真撮影禁止の場所

空港やショッピングモールで写真撮影をし、
逮捕されてしまったという事例が何件も発生しています。

テロ対策で写真が撮れないところもあるので、
十分に注意しましょう。
街中で写真を撮る際は
軍の人間、警察官などが映り込まないよう注意です。

街中でも写真禁止の看板が出ているところがありました。
そういった場所での撮影も避けましょう。

私もそんな場所で写真撮影、
もちろんしてませんのでご安心ください。


宿問題

今回ケニアでは基本的に以下の方法で滞在していました。
・Airbnb
・Booking.com(安価なホテルとファームステイ)
・Couchsurfing
・友達の家

Airbnbについては1泊800KSH~頃からとかなりお手頃な価格で豊富に宿があります。今回は2か所、Airbnbで滞在しましたが、どちらもとても快適でした。

Booking.comは安価なホテル、珍しいアコモデーションを探すのに使いました。

安価なホテルは少し治安悪めのところにありましたが、セキュリティはちゃんとしていました。でもケニア式のトイレ・シャワーで、シャワー浴びるとトイレの便器も水浸しになってしまいました。。

おトイレ&シャワーが大変使いづらかった


また、Booking.comで見つけたKepro Farmというところでファームステイをしました。

美しいKepro Farm


ホストのMwaiが割とリーズナブルな価格でサファリツアーを提供してくれます。

また、晩御飯など、ホストのAnと一緒に作ったり、ファームの動物たちともたくさん触れ合えます。ご飯はケニアのローカル飯、魚の料理やスクマ(葉野菜の炒め物)。

ケニアのローカルフード

Kepro Farmはナイロビ市内からは少し離れたところにありますが、とっても良かったのでおすすめです。

レビューもかなり高いです。

ナイロビ市内で宿をとる際は、治安マップと照らし合わせ、治安が悪いとされている場所で宿をとるのはなるべく避けましょう。

予防接種について

色々調べたりガイドブックを見ると
様々な感染症、伝染病の危険喚起がされていて、不安を掻き立てられます。


マラリア、狂犬病、腸チフス、赤痢、A型肝炎、その他蚊が媒介する病気、、、


ケニア入国に必要な黄熱病の予防接種は必須として、その他の予防接種、予防薬をどうしようかと悩みました。

これらは保険が効かず自己負担なので、まあまあな額になります。

私は悩みましたが、
黄熱病の予防接種のみにしました!


マラリア予防薬は最悪現地で買えるので、日本から買っていかなくても大丈夫です。
それ以外の予防接種も、きっと感染の危険性は低いだろうと判断し、接種しませんでした。

万が一のために、普段は入らない海外保険にもしっかり加入していきました。結果、一度も体調崩すことなく1ヶ月の旅を終えられたのでよかった!

黄熱病の予防接種をした東京医科大学病院では、接種の際先生がケニアの衛生・感染症状況などの説明をしてくれました。

海外渡航者と多く接してきたからかとてもフランクで気さくな先生で、リラックスして予防接種に臨めました。

少しでも心配な人は先生に相談したり、予防接種をしっかり受けるなりするのをおすすめします。


まとめ:怖がって行かないよりまず行った方がいい!

ナイロビはとても発展しています。
おしゃれなカフェも、モールもたくさん。

治安が悪い、と聞くと恐怖心を感じたり身構えたりしてしまいますが、基本的なことに注意していれば大丈夫です。
私が感じたケニアは、実際、そこまで治安悪くないです。

ナイロビではケニアコーヒーを楽しむカフェ巡りやサファリツアー、スラムツアー、ナイロビから行けるハイキング、コーヒー農園見学など、楽しみ方によってはたくさんのアクティビティがあります。

東海岸の町やビーチも美しくおすすめです。


マイナスでネガティブな情報は注目を集めやすい。だからきっとネットではそんな情報の方がどうしても目につきやすい。

しかし百聞は一見に如かず、
ネットの情報だけにとらわれず
ケニア旅をより多くの人に楽しんでほしいです!

白い砂のビーチ、お気に入りのビストロで
モンバサにあるヒンドゥー寺院、超ピースフル
ナイロビから少し離れた場所でマサイの家を訪れた


ケニアのサファリツアーやかかった旅行費、セキュリティ面で気を付けたことなど、今後更新していこうと思います。


それではまた!

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