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インドのサステナブルな村の暮らし① -土の家-

नमस्ते।
ナマステ!

2017.3の日記より。




2/17〜2/21の4日間、
タウ村に行ってきました。


4日間という短い期間だったけど、
村の人の家に泊めてもらい、
一緒に生活しました。


わたしは、有機農業や自給自足、動物との暮らし、サステイナブルな暮らしなどのキーワードに惹かれていて、少しずつ学んで実践していきたいと思っているところなんですが



この村の暮らしには
学ぶべきポイントがたくさんありました!



今回はそのうちの1つをご紹介します。



サステイナブルポイント1: 家



この村には2種類の家があります。

1: セメントでできた近代的工法の家

ヒンディー語でपक्का घर (pakka ghar)と表現されます。

pakkaはヒンディー語で、硬い、確実なというような意味です。

色合いがかわいいpakka ghar




2: 土でできた昔ながらの工法の家

こちらはpakka gharとは反対の意味のकच्चा घर (kaccha ghar)と呼ばれます。

kacchaは未熟な、柔らかい、などの意味があります。

土の家の屋根には土を薄く伸ばして焼いて固めた屋根瓦のようなものがのっています。

pakka gharに比べてフォルムが柔らかい


土の床はなんだか温もりがあって
優しい質感。


輪郭もソフトで
土の家が並んだ通りはなんとも言えない雰囲気が溢れてる。



kaccha gharの材料は
全て村のモノ。

壁や床は土と牛フンを混ぜて叩いて押し固めて作られる。

そこにあるもので作れるものを作る
っていう昔からのそのスタンスは素晴らしいし、土の家なら壊してもまた、土に戻る。

日本もきっとかつては
そうだったんだろう。



でもこの村でも
セメントでできた家が増えてきているのも事実。

確か政策で、弱い土の家より
丈夫なコンクリートやレンガの家づくりが広がっている。


土の釜戸も、ガス火に変わっていっている。
彼らは土の釜戸で作ると美味しい、というけれど、家の中がススで汚れてしまうのが嫌みたい。

台所に据え付けられた釜戸
移動式の釜戸


村の人には彼らの暮らしの価値に
気づいて欲しいし、
それを大切にしていって欲しい、と思います。


それはただのエゴかもしれない。



でもこの時代、
ふと立ち止まって振り返った時に

彼らの暮らしの価値がわかる。
本当に大切なモノがわかる。


そんな気がします。

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