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生きるのが辛い人間が躁鬱と発熱が出て困ったのでアニメの進撃の巨人観ている

ネタバレが良くない事はよくわかっている。
ネタバレをせずに進撃の巨人の話をするのはなかなか難しいのもわかっている。
それと私は進撃の巨人を視聴する予定はなかった。内容が重いことを知っていたので、影響されて体の状態が悪くなったらいけないなと懸念していたからである。
その点についてウォールマリア奪還作戦あたりまで視聴した感想を述べると、双極性障害に悪影響は特になかった。一安心である。いやむしろ、このアニメに夢中になったことで嵐のような感情と体調の上がり下がりを忘れさせてくれた。

本当は原作をしっかりと読みたいのだが、つい最近完結したばかりであり、1巻から全て揃えるのは時間がかかりそうだ。
しかもなんと私の友人から、いろいろなネタバレをかまされている笑。

進撃の巨人はネタバレを見ないほうがきっと面白いと思う。どんな作品でもそれはそうだろう。
例えば調査兵団の中でリヴァイとミカサはめっちゃ強いのだが、なんであんなちっちゃくて細いのに強いのかとか。
このほかにもいろいろな謎は、作品のストーリーに沿って登場人物とともに世界を知っていき、物語に没頭したほうが絶対に楽しいし感動するだろう。

しかしながら私は、まあまあネタバレをされている身である。
最初から色々と事情を知りながらアニメを視聴しているわけである。

例えば、何も知らなければ、エルヴィンとかリヴァイとかが出てくることもわからないわけである。私はそれをアニメを視聴する前から知っている。金髪のツーブロックがエルヴィンで、黒髪のツーブロックがリヴァイだと知っているわけである。

このような自分が進撃の巨人についてここで何かを述べる事は難しい。
しかもアニメしか見ていないし、話はまだまだ途中なのである。

しかしながらアニメ進撃の巨人はとても面白い。
キャラクターの動きも素晴らしいし、表情が良い。特に瞳の描写が多彩でいつも目を奪われる。
アニメーションの中でキャラクターがとても微妙な演技をしている。
瞳の色や形、瞳孔の開きがそれぞれの感情や状態を微妙な動きによって説明してくれる。
アニメ進撃の巨人において、瞳の演技はとても重要な要素だと感じた。
常にメガネを着用しているハンジというキャラクターにおいても、メガネが光って瞳が見えないシーン、強い意志がはっきりとわかるしっかりとした瞳の描写などで人物が描かれていると思った。

作中に登場する巨人も、瞳のアップが何回も描かれる。

ネタバレはしたくないので巨人に対する詳しい感想を避けるが、目の焦点が合っているかあってないかはとても素晴らしい書き分けだと感じた。

以上がアニメ進撃の巨人の大まかな感想である。
いか私の好きだと思ったキャラクター。
エルヴィン。
多分1番好きなキャラクターだ。理由は特にないがとにかく好きだ。
切り裂きケニー。
意外な過去を背負っている。清廉潔白な人間でなくとも、豊かな感情があり表情には現れない激しい思いを秘めているところが好きだ。
ジャンとライナー。
ジャンは自分の実力をきちんとわかっているところが好きだ。自分のできることとできないところを正直に周りに伝えて実行しているところが好きだ。
ライナーは、途中ある行動によって見ているこっちが悲しくなるような言動をする。その言動によって彼が血を流す事は無いのだが、私はこの1点において彼が大好きだ。彼は狂っているのではない。どんな言動をしていてもそれは彼自身なのであると思った。ある意味とても正直な人物だと思い好きだ。

基本的にあまり嫌いな人物は出てこなかった。
立体起動装置での戦いはすごくかっこいい。

この数日間体調崩してしまい、これといった行動もできず、安静にしていなくてはいけなかったのだが、疲れない程度にアニメを見ていた。

私は37.5度前後の発熱をよく起こすのだが、しかもこれが数日間続く。3日ほど発熱していて、本日やっと36度台に下がった。
子供の頃からの体質らしく、今は急に気分が悪くなったら突発的な発熱を疑って養生するように気をつけている。
季節等はあまり関係なく、ストレスもあるのだろうが、やはり体のバランスがもともと良くないのだろう。昔よりは少しは良くなったとは言え、急に熱が上がると体力が衰えてしまいなかなかしんどい。

以前は自分がなぜしんどいのかわからず、発熱していることにも気がつかず、ひたすらだめな人間だからだと思うしかなかったのだが、今はちょっとしたストレスや環境の変化で体調崩しやすいのが自分である事は重々理解している。
周りにもそのことで迷惑をかけてしまうことを前もって伝えて協力を仰いでいる。

できるだけ体を大切にし、睡眠を十分に取り、自分の貧弱な精神を守ろうとしているが、ちょっとしたことですぐに熱を出してしまい悔しい。
もう少し踏ん張りが効けば度思う。

以前の私はそういう自分の弱みをたとえ家族にでも相談するのは非常に嫌だった。
気位が高く尊大だったので、人に弱みを見せるのが恥ずかしくて仕方がなかった。

私はもう少し体が回復したら、農業の道に行きたいと考えている。うまくいくかどうかわからないし、実現できるかどうかもわからない。だが体を動かし、人が食べるものを作り、自分の家の近くにある農地を役立てたいと思ってもいる。

だから私は体が弱い人間であることを隠してはいけない。
もし農業をできなくても、自分の弱みは情報である。自分の大切な人にきちんと情報を伝えておかなければいけない。それは私の責任でもあるのだ。

とにかくこの体調不良の間、アニメ進撃の巨人にとてもお世話になった。
熱でしんどい時も眠ろうと言う気持ちになれた。

アニメは現実逃避するために見る時もあるけれど、適切な現実逃避は、健康な現実に戻るのに役に立つと私は思う。
才能ある人の想像力や表現力は素晴らしい芸術であり素晴らしいエンターテイメントであり、私たちが現実を生きていくために必要なものなのだと思うのだ。
作品が動き叫びエネルギーを与えてくれる。
私はアニメを見始めた。
自分を捨てたもんじゃないと少しだけ思えた。

しかし繰り返しようだが私はとてもいじけた人間でとても生きるのが辛いのである。
自分をどんどん甘やかしているのである。
がんばるとは一体どういうことなのかさっぱりわからないのである。
一緒に暮らしている動物に苦しい位愛情を感じる時だけ、がんばるの意味が少しわかるのである。

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