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【資産家の言葉と「法句経」の一節との関連とは?】


ある投資家の方が
投資などで
痛手を負う理由を
説明していました。

(ギャンブルでも
同じ心理かも知れません。)

これが

法句経の
一節と符合していたように
思いましたので
ご紹介します。

その資産家は

「過去の負けを取り戻そうとするから
今の正しい判断ができない。」

と言うのです。

そう、

過去の出来事を
基準にしてしまうから、

その過去がなければ、
もっとニュートラルに
冷静に考えて判断できず
大きな損失を生むことになる
と言うことのようです。

このことを聴いて
思い出されたのが
ブッダの次の
言葉です。

「過去を追ってはならない、

未来を待ってはならない。

ただ現在の一瞬だけを
強く生きねばならない。」

ブッダ( 法句経 )

どうしても
過去に執着してしまうのが
私たちのようです。

【編集後書】

ブッダの言葉から
2,000年以上後です。

アドラー心理学で有名な
アルフレッド・アドラー
の言葉があります。

「人は過去に
縛られているわけではない。

あなたの描く未来が
あなたを規定しているのだ。

過去の原因は
「解説」になっても
「解決」にはならないだろう。」

アドラーはそのように言って
目的から発想する
目的論を提唱します。

因果経には

「過去の因を知らんと欲すれば
現在の果を見よ」

と説かれています。

ただ過去を嘆いて
過去に囚われてるだけでは
解決にならない。

『今』の思い・言葉・行動
(仏教で言う三業に相当)
が、未来を変える。

過去は変えれないので
囚われるのでなく
参考にして反省し
『現在』の種まきを選ぶ。

そして、、、

どんな未来が欲しいか
未来を見据えて
目的を明確にする。

因果経には

「未来の果を知らんと欲すれば
現在の因を見よ」

とあるように

未来の得たい結果は
『現在』の種まきによって
決まることを
明らかにしています。

「過去を追ってはならない、

未来を待ってはならない。

ただ現在の一瞬だけを
強く生きねばならない。」

ブッダ( 法句経 )

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