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学校恐怖症の体験

わたしが学校恐怖症だった頃の体験を書きます。学校恐怖症の人みんながわたしのような体験をしている訳では無いでしょうが、少しでも参考になればと思います。

朝、起きると憂鬱が待っている。ベットから出たくない。身体がとてもだるい。母親が、わたしを起こしにやってくる。今日も学校に行かないといけないのか。ほんっっとうに行きたくない。でも両親は心配して色々としてくれてるのだから、そんなことを思ってはいけないんだ。なんで学校に行けないんだろう。わたしは理由が欲しかった。理由さえあれば、まだ許されると思うから。いじめられてもいないのに、学校に行けない自分は甘えているのかな……。

ご飯を食べる。食欲は正直無い。ゆっくりゆっくり、この先に待ってる学校へ行く時間が少しでも伸びるように願って食べる。不安で心細くて泣きそうだった。親の視線が、わたしを責めているように感じる。ごめんね、ごめんなさいと思って完食した。弟が、学校へ行く時間になった。行ってきます。その言葉がわたしの罪悪感を加速させた。

学校へ行く時間になった。わたしは校門にタッチしに行く、それが出来なければ、趣味はしてはダメなことになっていた。

怖い。
車窓の景色から、段々と学校が近づいてくるのが分かる。

嫌だ、嫌だ嫌だ、行きたくない。怖い、怖い、助け
て、来ないで、辛いよ、恐ろしいよ、見られたくないよ、恥ずかしいよ、

色んな感情が出てきて、わたしは叫んでしまう

「怖い!怖い!助けて!嫌だ!」

母がミュージックの音量を上げる。車のエンジンの音が鳴り響く。

「怖い!怖い!無理だ!無理なの!ごめんなさい!ごめんなさい!許して!お願い!」

学校の校舎が見える。わたしは息が止まりそうになる。
大きな鉄球が振り子のようにわたしの目の前まで押し寄せてくるような、命の危険を感じた。

「お母さん、帰ろう、無理なの、本当に無理、むり!」

涙が出てくる。私は感情が高ぶって立ち上がった。
今日は体育の授業があるのだろうか。校庭から生徒の声が聞こえる。
わたしがいること、気づいてしまうかもしれない。
本当に本当に学校が嫌い。みんな怖い。みんな敵だ!

結局、校門まで行くことが出来ずに帰ってきた。
罪悪感が押し寄せてくる。
お父さん、お母さん、今日も学校に行けなくてごめんなさい。生きててごめんなさい。本当にごめんなさい……。

当時を思い出すとこんな感じでした。
辛かったです。

少しでも、不登校と学校恐怖症の理解が得られる事を願っています。


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