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前の記事の続き。

2018年から開始したシンガーソングライター活動。

小学生時代にピアノは6年だけ。中学で吹奏楽部。短大の保育科でちらりとピアノ触りつつ、30代で少しだけ社会人バンド。そのころに、知り合った音大出身のピアノマンや、中学時代から路上ライブしていたギタリストにサポートをしてもらうことで、この度、55歳記念にワンマンライブを決行。

その結果の、反省点を記したので、今度は、よかったこと、喜び編


よかったこと8つ


①経験値が上がった

仕事にも共通することだけれど、自分の実力よりも斜め上ぐらいのことをやり遂げることで、人は成長する。

芸術もそうだと思う。こどものピアノの発表会でも、少し難易度の高いものを先生が与えてくれていた。発表会の後、少し基礎の練習曲が弾きやすくなっていたことを記憶している。

ワンマンライブなんて、まだまだ。そんなことは自覚している。だけれどもあえてやるのだ!とやってみた。そして、やはりいろいろと学びがあった。

②ステージ上から観客に伝わっていることがわかった

今回、「弾き語りスタイル」を一斎やめて、歌うか弾くか。の二択にしたことで、歌っていてステージから客席がよく見えた。ピアノのときには、寝ている人もいたし(笑)、歌っているときには涙を拭いてくれているのが見えた。CD音源では伝わらないなにかが、やっぱりライブでは伝えられるのだと実感。私は、まだまだ歌もピアノも下手だけど、なにかが伝わっている。

③歌に集中できるとさほど緊張しないとわかった

サポートギターのペロくんにも「今回、ふっこさん降りてきてますよ!」となぞの褒め言葉をいただいたのだけれど、落ち着いて歌えているし、体を揺らしながら歌うことでいつもより音は外していたが(涙)、非常に緊張せずにしっかりと歌えた。歌だけのほうが断然いい!といろいろな方に褒められる。複雑……(笑)。弾き語りスタイルもあきらめたわけではない。

④サポートを得て歌えば伝わりやすい

ということで、歌だけに集中することで、歌詞に意識を向けることができたし、客席にも意識を向けることができたので、歌が伝わりやすかったのだろうと思う。今回のワンマンライブは、本当にこのピアノのはまさんと、ギターのペロくんがいなければ成立しない無謀なステージだったのだけれど、二人のおかげで、ステージとしてお届けすることができたと思う。二人には本当に感謝してもしきれない。

⑤音楽としてもお客さんに満足してもらえた

④とも重複するけれど、音楽としてのレベルが、やはり二人のおかげで高かったと思う。彼らのピアノとギターのテクニックが基盤としてあって、そこに、たくさんの経験を持つ(おそらく元プロ?)のBakoさんのコーラスでさらに色が増え、フレームドラムでモフさん、そして、ドラムで娘がサポートしてくれて厚みが出た。人とのつながりで、音楽のレベルは変わる。お届けできた音楽のレベルのおかげで、お客さんにも「よかった!」とキラキラして帰っていただけたと思う。

⑥たくさんのサポートをしてもらえた

そんなサポートをしてもらえたこと、そのものに感謝。ギターのペロくんと、ピアノのはまさんには、mixiの「T-squareセッション会」のコミュニティで出会った。でも、当時の私は離婚後で、野生動物のように、「自分を傷つけてくる人」に対して牙を剥いていたと思う。ナウシカの「テト」みたいに、一旦、牙を剥いてしまう。まだ上手にNOと言えなかった。だから、理不尽だと感じたら、すぐにそう伝えていたと記憶している。

当時、ピアノのはまさんの彼女だった女の子にも、私はたしか牙を剥いたと思う。自分を守るためだったし、彼女自身を傷つけたかったわけでもなくて、とにかくそれまでの自分は「言われっぱなし」で終わることが多かったので、一生懸命「NO」を伝える練習を始めたところだった。彼女はすごくいい子だったのを覚えている。はまさんはトラブルがあったこともきっと聞いていたんじゃないかな。でも、いつも変わらぬ態度で接してくれた。はまさんのいう「淡いニュアンスのコード」が好きなことをよく理解してくださっていて、はまさん自身も似た音が好きということで、はまさんに任せていたら間違いない!というピアノを弾いてくださる。この20年、なにかと頼ってきたけれど、介入や不必要なアドバイスもなくでも突き放すこともなく、いつもほどよい距離感で「ど素人」相手にちゃんと芸術大学の作曲科を出ているはまさんがずっと根気良く丁寧にサポートしてきてくださっていることに、とにかく感謝しかない。いつかもっとちゃんと恩返ししたい。ギターのペロくんも忙しいなかでいつも、なにかとサポートしてきてくれた。出会ったころはまだ10代だったペロくん。彼のギターがめちゃくちゃかっこいいのと、曲の好みが似ているので、これまたお任せしてもなにもいうことないサポートをしてもらえるのだ。この絶大な信頼のおけるお二人にサポートしてもらえることがなによりすごく恵まれていると思う。

さらに、ここに、この秋の「みんnanoライブ」で出会った最強のコーラスBakoさんのハイトーンのハモリ。ドラマーのモフさんのフレームドラム。そして、ミュージシャンなのにスイーツ男子、サラカース☆にしむんのシフォンケーキ! 

これだけ応援してもらえるってすごいと思う。そして、ライブチャージのうえに花や、スイーツなど、差し入れしてくださった方もいて、本当にありがたい。愛がいっぱいの1日だった。

⑦娘との共演、そして、長女に初めて聞いてもらえた

そして、娘ちゃんのドラムでのサポートと、それから、長女に聞いてもらえたこと。長女は、なにかと私のすることが好きじゃないことが多く、こうした活動もきっと嫌がるかなと思ったが、おそるおそる誘ってみると来てくれた。それだけでうれしい。母には認めてもらえなかったけれど、娘たちは応援してくれるし、長女も誕生日プレゼントのピアスを持ってかけつけてくれた。私はそれだけで十分。

⑧夫婦の共演を見てもらえた

そして、最強パートナーてらしーのライブペイント。私のピアノで彼が描く。私は、この日のために普段弾いていない曲も追加して練習したのだけれど、あまり仕上げられず……かなりミスタッチ。なんとかラスト2曲で持ち直して終了……という冷や汗だくだくでしたが、夫婦共演という夢を果たせたのもありがたい。夫婦で楽しめるってやっぱすごい。

ライブペイント後のMC

という愛に包まれたライブ。会場がnanoというのも大きい。そこに来てくださったのは、私の音楽のファンというよりも、別のつながりから興味を持ってくれている人たちがほとんど。それだけになおさら、ありがたい。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。メッセージをくれた姉や、友達、知人、応援してくれた人たち、本当にうれしいです。

ありがとうございました!
みなさまにもこの感謝の気持ちが届きますように……💕

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