食事をするようにゴールを噛み砕く
華金は雨のおかげですっかり華やかさを失った。窓越しに外を覗き、雨に潤われている世界は柔らかく見えてきた。
久しぶりに会っていない友人から「雨すごいね。今出かけたところだ」ってメッセージが届いた。「よし!こっちも雨にも負けず」って返信し、約束の韓国料理屋へ向かい、友人に会いに行く。
やはり天気の影響、乗っている小田急線は「小田不急線」になり、少し遅れて店に到着。でも、友人はいつものお母さんのように微笑みながら、私を待っている。自分も他人に多少遅れられても気にしない人間で、類は友