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自然写真家より・自然写真を始めたい方へ(No.2)

必要なレンズは

レンズは撮りたい被写体によって決まってきます。
野鳥写真を中心に撮りたいのであれば、300mm 500mm
昆虫や植物撮影であれば、50mm~100mmくらいのマクロレンズ
環境を入れて撮るために24mmほどの広角レンズを持っていると便利です。
ちなみに、僕が普段持ち歩くカメラバックには、300mm 100mmマクロ 24mmが常備されていて、さらに接写で撮影するときのために中間リングを4種類持ち歩いています。

手ブレ防止とオートフォーカスについて

高価なレンズにはおおよそ、手ブレ防止とオートフォーカスの機能がついています。
重量のある望遠レンズには、手ブレ防止があった方が良いと思います。
100mm程度のレンズであれば、腕力に自信のある方は、なくても問題ありません。
手ブレ防止とは、どんなに遅いシャッタースピードでもブレない訳ではありません。
腕力によりますが、300mmであれば、1/300、100mmであれば、1/100くらいまでが限界と考えておけばよいでしょう。
それよりも早いシャッタースピードで撮影すれば、手ブレ防止機能が生かされることになります。
昆虫や植物を撮影する場合、深度を深く(ピントの合う距離を長く)するため100mmマクロでF11~F16くらいに絞ることがあります。
その場合、手ブレを防ぐため、ISO感度を上げてシャッタースピードを上げる方法が一般的ですが、僕は解像度を保つため、基本的にどの撮影においても、感度は100と決めているので、三脚を使うか、ストロボ光を利用して撮影します。

オートフォーカスについては、初心者の方には便利なものだと思います。
僕は、一度オートフォーカス撮影を試みたのですが、自分の撮影リズムに合わなかったので、それ以来マニュアルで撮影しています。
ほんのわずかな時間ですが、ピントリングを回しながら、ファインダー内の被写体にピントを合わせている時間が、心地よい撮影リズムになっているように感じます。

ストロボはどうする?

初心者の場合、ストロボは、購入したカメラメーカーのストロボを使うと良いでしょう。
ひと昔前のストロボは、絞りとシャッタースピードの関係、被写体までの距離など、露出や発光量の計算に、難しいところがありました。
現在のストロボは、それをストロボが勝手にやってくれますので、簡単に言うと、スイッチを入れて、あとは普段通り撮影するだけです。
その上、昔はフィルムを現像してみないと、仕上がりの確認ができませんでしたが、今はその場で確認できるので、それを見て光量を調整することができます。


自然写真レベルアップの近道については、No3でお話しします

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