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会話する際に長文は良くないと思い過ぎていませんか? #創作大賞2024

今回は、タイトルのとおり、普段、テキストで会話する際に、「必要以上に長文になることを避けていないですか」という私自身がずっと感じてきた疑問から、考えてみたいと思う。

結論としては、私自身は、長文を読むのが大好きであり、無理に短くしようとせず、書きたいことを書きたいだけ書いて、投稿している。
なぜなら、変に短い文章にすることで意図しない形で伝わることを避けて、私の考え、思いを100%に近い形で、きちんと伝えたいからである。


なぜ、このテーマで書こうと思ったか?

私自身、普段、LINEオープンチャット(以下、オープンチャット、オプチャ)を利用しており、利用期間として5年近くが経過しようとしている。

オープンチャットでは、不特定多数の方と匿名で、LINEアプリ上のチャットで会話をすることができる。

オープンチャットでのやり取りで、無理に短くまとめようとしたり、長文になることを避けていないかと思われる文章に多く出会ってきたためである。
また、長文になったことを謝る方も、多々見受けられた。

私自身、長文を恐れていないし、長文になったことを謝ったこともない。

この記事では長文をそこまで、恐れることはないということを伝えたいと思う。

この記事で想定している長文を書く場面、タイミング

この記事で想定している長文を書く場面、タイミングは、普段、プライベート、仕事を含めて、チャット上で会話する際である。

特に、オープンチャットを含めたSNS上でのやり取りを想定している。
オープンチャットには、様々なテーマのお部屋が存在しており、そのテーマに沿った質問、相談を受け付けるお部屋が多くあり、そういった場面を特に想定している。
これは、私がオプチャで長文を書くのが、質問、相談へ回答する場面が大半だったためである。

また、コロナ禍を経て、在宅勤務(テレワーク)の比率が増えた中で、チャットで仕事のやり取りが増えたことから、文章できちんと伝える重要性は、さらに増しているだろう。

なぜ、長文になることをためらうのか?

まず、長文を書いた相手に、読んでもらう労力、手間、時間を掛けさせてしまうのではないかという懸念で申し訳ない気持ちが、生まれているのではないかという気がする。
もちろん、たしかにそれはそうだろう。

そして、場面によっては、簡潔に伝えなければ、相手の貴重な時間を奪ってしまうという考えが大事な時もある。
それは、仕事がそのいい例だろう。

また、長文になることで、逆にわかりにくくなったり、伝わりにくくなってしまうと考えている方も、おられるかも知れない。

簡潔に書くことと、長文になることは全く異なる

そもそも、長文と言っているが、長文とは何か?をここで、私の解釈、考えで、定義しておこうと思う。

見出しにもあるように、もちろん、相手に文章で伝える際に、なるべく可能な範囲で、簡潔に書くことは非常に大事だろう。
簡潔に書いて長文になったのと、簡潔に書かずに長文になったことは、全く異なるということである。

その一方で、簡潔に書こうとしすぎて、伝えたかったことが伝わらなかったり、ましてや、自分が意図していない形で伝わってしまっては、本末転倒である。
また、変に短い文章にしようとして、本来必要な最低限の情報が不足しており、相手にこれは、どういうことなのだろうかと、変に推測したりしないといけなくなり、逆に相手の時間を奪うことになる可能性がある。

よって、私の中での長文の定義は、今後、「なるべく簡潔に書こうとしながらも、必要だと思う情報はすべて書いた結果、長文になっただけ」としたいと思う。

変に端折るぐらいなら、端折らず長文になることを恐れない

長文になった結果、読まれなくてもいいと思おう!

変に端折って短く書いて、相手に変に伝わるぐらいなら、長文を恐れずに必要だと思う情報、内容を書いて、それを相手が読んでくれない方を私は選びたいと思う。

なぜなら、相手が返信してくれて、きちんと伝わっていないことに気づければ、いくらでも細く返信もできるし、怖いことはない。
しかし、そうやって、相手が誤解していることに気付けることはそう、多くはないだろう。
気付けないことが一番恐ろしいのである。

そうなるぐらいなら、最大限きちんと伝わる可能性が高いようにしたい。
その一つが、最初の投稿から、情報を端折らないということである。

近年、若い人は長文を読まない、読めないという情報を見ることがあるが・・・

だとしても、私は、恐れずにこれまで通り、必要性がある長文を書き続けたいと思う。
それで、若い方に私の文章が読まれなくても、しょうがないと思っている。

もちろん、仕事ではそうは、言ってはいられないので、ある程度、他の世代の感性に合わせる必要はあるだろう。
しかし、少なくとも、ネット上では、私は長文を書き続けたいと思う。

なお、この件について、私なりに、インターネット上にて検索して、リサーチしてみた。
その結果、この件に関する私の結論は、若者に限らず、長文を読まない、読めないのではなく、あえて、読まないという選択をしているのではないだろうか。

今日、昔に比べて、長い文章を読まなくても、画像、動画による情報発信が増えており、情報を得る際に、必ずしも、長い文章を読まなくても良くなっている。
よって、文章を読む機会が減っているだけではないかと思う。
また、昔から、文章を読むのが苦手な人は一定数いたが、今みたいに画像、動画による情報発信が皆無だったため、書籍を含め、文章から、情報を得るほか無く、苦手ながらも、頑張って文章を読もうと努力していた方が多く、この問題が、表面化していなかっただけかも知れません。

この件に関しては、別の1つの記事になりそうなので、このあたりにしておこうと思う。

長文を書くメリット

相手に変に伝わってしまう可能性を下げることができる

文章を短くしようとすると、どうしても、私自身の考え、気持ちを100%伝えることは難しく、場合によっては、意図しないように伝わってしまう可能性があるだろう。
また、短い文章で、きちんと伝わるようにするためには、書き方の工夫、技量が必要だと思う。
よって、誰もが、いきなりできるものではないため、無理に短文にしようとすることは、注意が必要だと思う。

文章を書く時間の時短につながる

短い文章で、きちんと伝わる文章にするためには、長い文章で伝えるよりも、どう書こうかを深く考える必要があるだろう。
また、一度書いた後で、推敲、見直しを繰り返し、仕上げていく必要があるだろう。
よって、長い文章で伝わる文章にするよりも、文章を書く時間として、より多くの時間を費やすことになる傾向にあるだろう。

長文を書くデメリット

相手の時間を奪ってしまう

長い文章となると、もちろん、相手に読んでもらう際に、文章を読む時間は、短文よりは、もちろん、多くの時間が、かかるだろう。

ただし、変に短い文章にすることで、意図が伝わらなかったり、相手に疑問を抱かしてしまうと、文章を読みながら、これはどういうことなのだろうと考えながら、読む必要が出てきてしまうと、逆に、結局、時間がかかることになる。
また、文章を読んでもわからないところを、質問しないといけなくなると、それは逆にお互いの時間を奪うことになりかねない。

長文であることで、読んでくれないかもしれない

私自身、もちろん、なるべくなら、長文を読まないで済むなら、それに越したことはない。
タイミングによっては、長文を読みたくないという場面もある。
よって、読まれないかも知れないという覚悟が、長文で投稿するのなら、短文で投稿するよりも、覚悟すべきだろう。

なお、書き方を気をつけることで、読んで貰える確率を上げることはできると思います。
この後の「長文を書く際に気をつけていること」で、記載したいと思います。

長文を書く際に気をつけていること

私が長文を書く際に気をつけていること。

①5W1Hを意識する。
②一文一文、主語を意識して、きちんと書く。
③他の人はなにも知らない前提で、これでもかと丁寧に、一から説明していくことを意識する。
④時系列に沿って、記載する

上記を意識していると、どれだけ、簡単な内容を伝えようとしても、ある程度、長くなるものである。
それでは、1つ1つを説明していきます。

①5W1Hを意識する

これは、いろんなところで、言われることだが、質問、相談の文章で、5W1Hの情報が抜けていることが多く、わかりにくい文章になっていることをよく見かける。

まず、5W1Hは何かを簡単に説明すると

WHEN:いつ
WHERE:どこで
WHO:だれが
WHAT:何を
WHY:なぜ
HOW:どのように

特に相談を書く際には、時系列順で書くことが大事で、時系列で書けばある程度、「いつ」の情報は省略できることも多い。
そして、複数の登場人物が出てくるのであれば、誰が誰に対して、何をどこで、おこなったことなのかは、文単位で省略せず、くどいぐらいに書くべきである。

②一文一文、主語を意識して、きちんと書く

これは、5W1Hの話にも通じるが、相手が全く知らない事柄を一からきちんと伝えたいのであれば、一文一文、主語を省略せずに、記載するのが重要である。

③他の人は、なにも知らない前提で、これでもかと丁寧に、一から説明していくことを意識する

相手に伝える際に、これぐらいはわかるだろうと情報を端折ったりしたりして、少しでも、短くしたいと思う人が多いだろう。
しかし、特にSNSで顔も知らない相手に、質問、相談する際には、長くなっても良いので、端折らないほうが良いのである。

④時系列に沿って、記載する

相談をする際に、一連の出来事を伝える場合には、時系列に沿った形で記載することは、特に大事である。
その出来事について全く知らない人に伝わるように、時系列に沿って順番に書いていくことが大事である。
そのほうが、変に話がこんがらがることもなく、相手にきちんと伝わるのである。

⑤結論を最初に記載し、その後、理由、感じたこと、思ったことを記載する

これは、質問、相談に対する回答を書く際に私が一番、気をつけていることだが、それに限らず、一番伝えたいことを先頭に持ってくるのが大事だと思うのである。

読んでくれる相手の人が最後まで、同じ熱量で読んでくれるかもわからないし、先頭の内容で、最後まで読むかどうかを決めている側面があると思う。
よって、質問、相談であれば、まず、何を聞きたいのか、相談したいのかの内容を記載し、補足説明や前提の話、一連の時系列の話はその後に持ってくるとよいだろう。
質問、相談への回答であれば、簡潔に私はこう思うという回答を先頭に記載するとよいだろう。その後で、なぜ、そう思うのか、そう考えたのかや、補足説明を含め、意図を説明するとよいのである。
そうすると、この人はどうして、そう思うのだろうかと、それ以降の文章も興味深く読んでくれる可能性が上がるのではないかと思う。

最後に

今回、SNSで、ためらうことなく長文を書く私が、色んな方とやり取りする中で、この方は長文になることを避けているのではないかと、長年感じていたことから、このテーマで書いてみました。

1人でも多くの方に、この記事を読んだことで、長文になっても良いんだなと思っていただけると、非常に嬉しいです。

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