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情報過多社会における子ども教育のポイント

私は現在世界中を旅しながら仕事をしているのですが、いろんな世界をみて、情報を調べて驚いたことは原始的な生活をしている民族には鬱の人はほぼいないということです。

今エチオピアの民族を旅して巡っているのですが、本当に原始的です。

電気もない、ガスもない、水道もない、電波もない、仕事もない(厳密にいうと自給自足生活なので、農業/酪農が仕事)という村で村人たちが支え合って生きています。

先進国では文明が発達して生活は便利になっているはずなのに、鬱病患者は年々増えています。

何が原因でそうなっているのか?は明確に解明されていないようですが、情報過多になっていることというのは1つの原因なんじゃないかと思います。

子育てに関しても「スマホを子どもに与えるのは良くない」という意見もある一方で「小学生スーパーエンジニア誕生!やはり子どもには好きなことを好きなようにさせた方がいい」みたいな意見もあります。

自分軸がはっきり定まっていないと、情報に踊らされて、ああでもないこうでもないと常にストレスを抱えて右往左往してしまいます。

だからこそ、現代において大切なのは「自分にとって何が大事なのか?を見極める力」です。

多くの人にとって大事だけど自分にとってはどうでもいいことを認識することも大事です。本当は自分にとって大事じゃないのに、世間一般的には大事だとされているからという理由で、頑張って努力して、成果を出しても、どこか満たされないことがあるのは、本当は自分にとってどうでもいいことだからなのかもしれません。

もしくは世間一般にはどうでもいいことが自分にとっては最高に喜びを感じられるものかもしれません。それを「恥ずかしいこと」と片付けて、追求しないことは人生の最大の損失になり兼ねません。

子どもコーチングというサービスをやっています。

今の子どもが大人になる頃にはますますこの傾向が強くなると予想しています。いろんな生き方が認められ、かつSNSによって日々より多くの情報に触れることになり、何がいいのか何が大事なのか?がコロコロ変わりやすくなります。

そこで子どもに対して毎週のように「そこで自分はどう感じたのか?」「それはなぜなのか?」「この出来事からどんな発見があるのか?」など自己理解を深める質問をしています。

すぐには分からない質問も多くあります。そこでもコーチはしつこく、「なんとなくでもいいから答えてみて」ととにかく言葉にしてもらうように促します。

そうすると思考体力がつくのか、何度も何度もそういう質問を繰り返していくと、答えるスピードも、回答内容の具体性もどんどん上がっていきます。

よく人生では「自分を持っている人になれ」とか「自分の意見を主張するのは大事だ」と言われます。

ここに関して異論を持つ人はあんまりいないんじゃなかなと思うほど、「確かに」という内容です。

ところがこれだ声高に大切だ!と言われるのには理由があって、それは実践が難しいからです。

長いものに巻かれるなんていいますが、人に追従する方が考えなくていいし、人にせいにできるので楽ですし、自分の意見を主張すると必ずと言っていいほど否定され傷つく恐れがあります。

自分が傷つかない最大の解決策は人の意見に従って、何かあった時は人のせいにすることです。自分は守られます。

ところがその方針で生きていくと傷つかない代わりに、喜びや幸せを噛み締められる機会が減るのかもしれません。やはり、自分のやりたいことや夢を明確に見据えて努力し、いろんな失敗を乗り越えながらも、周りの人と支え合っていくプロセスにこそ人生の醍醐味があると思います。

努力しろ!頑張れ!結果を出せ!と言っているわけではありません。
自分のとって大切なものから逃げずに、自分の納得できる人生を生きることに向き合おうという話です。

そして、ここでいう「自分を持つ」「自分の意見を主張する」にはいくつかのステップがあり、

①自分は何が大事なのか?に気づき、言語化する
②自分の価値観に則って、何がいいのか?を言語化する
③言語化したものを発信する/行動に移す
④周りから否定されてもうまくその否定に対応する術を身につけている

だと考えています。

①自分は何が大事なのか?に気づき、言語化する
⏩内省する力、自分の感情に素直になる力

②自分の価値観に則って、何がいいのか?を言語化する
⏩曖昧な「なんとなく」を言語化する力

③言語化したものを発信する/行動に移す
⏩行動に移す勇気

④周りから否定されてもうまくその否定に対応する術を身につけている
⏩対応力、コミュニケーション能力

それぞれ必要とされる力は異なり、偏差値などのわかりやすい指標よりも身につけることは実感しづらいので、扱いづらいのですが何よりこれからの時代を生きる上で重要だと思っています。
最高に充実した人生の一助になれるように子どもコーチング、子ども一人一人に向き合って、「自分を持つ」「自分の意見を主張する」をサポートしていきます。


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