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50カ国目エチオピア🇪🇹


エチオピア縦断しました
かれこれ80カ国ほど旅してきたんですが
エチオピアはトップクラスに想い出となる旅となりました

自然が好きな僕にとっては今まで見たことないような絶景まみれでそれは最高だったんですが

カラフルな景色に見惚れたダロル火山
1週間前はマグマだらけだった上を歩けるエルタアレ火山
朝日の反射がとにかく美しい塩湖



なによりエチオピアの構造が興味深かったんです。

エチオピアには83の言語が存在しそれ以上の部族(民族?)から成り立っているらしく、いまだに部族間の争いがあちらこちらで行われているようです。

こっちの部族では土地が足りないけど人手は余っている
あっちの部族では土地はないけど人手が足りない
みたいなことがお隣同士であっても敵対していて、境界を乗り越えてきたら殺すみたいなことも普通にあるそうで。

言語も日本語の方言レベルではなくて全く違うようで、アイヌ語と琉球語みたいな感じらしいです。
で、小中高の教育は現地語で行われるそうでもちろん家庭でもその現地の言語が使われます。

そして大学に入ったらいきなりアムハラ語と英語が使われ始めます。
ずっと日本語で生きてきたのに大学に入った瞬間に急に全てアイヌ語になるみたいな感じです。

こうして国として教育制度が破綻しているそうです。

良くも悪くもエチオピアは植民地化されておらず、各部族のアイデンティティが色濃く残り続けているそうで、故にいまだに部族間の対立が起こるそうです。

植民地化って何も考えず「ひどい!」みたいに思っていましたが、植民地化されることによってインフラが整えられたり、国としての法整備や教育レベルが整えられたり、いい側面もあるのかもなと思いました。

良い悪いは当事者でもなく、情報もそんなに持ってないくせに勝手に判断するものではないなと思うと共に、もっと「これって逆に考えたら、、」みたいな思考を日頃からしていきたいなと痛感する体験でした。

そしていくつかの部族が住む村に行ってみたんですが、これまた衝撃で縄文時代?って感じでした。

水道も井戸もなく水タンク
ここは電気はあった
覚悟を決めたヤギと2ケツするエチオピア人
木と石と土だけで成り立つ村
石で豆を潰すムルシ族

たいてい途上国の農村部でも木を加工して家が作られていましたが
エチオピアの村は加工とかなくて、木の枝を重ねて家にしていました
なんというか貧困ではなく時代がシンプルに進んでないんです


電気もガスも水道も井戸もない(北のほうは加えて川も近くにない)
こんなところでどうやって生きるんや?と疑問が止まらず好奇心が刺激され続けました

貧困というよりかは、なんかもう狩猟民族という感じです。


狩猟部族には「睡眠不足」「二度寝」とかいう言葉が存在せず、糖尿病や鬱や癌も存在しないそうです。

富を独占することは禁止されていてみんなで分け合う究極の平等社会で男女間の格差などもないそうです。

健康状態は都市部の人間より圧倒的に良く、体つきも健康そのものっていう感じでした。

結婚が決まったら耳や唇に穴をあけて土で作った皿のような装飾をはめるムルシ族や

人間の身体ってこんなことできるんやと衝撃
口もすごいが腕のイレズミもやばい



結婚が決まったらムチで血だらけになるまで叩きつけられるハマル族や

結婚が決まったら奥さんを閉じ込めてひたすら食べ物を食べさせ続けて太らせるという文化のあるコンソ族など

いやいやいやいや、やめろよ!と思うような文化を自ら望んでやっている部族の人たちを見てショックでした

人間も動物の一種で、変に科学技術発展させたことでたくさんのものを得て、たくさんのものを失ってるんだなぁと気付かされました。

今さら狩猟民族の暮らしに戻ることなどできないので
都市部の疲弊する暮らしと比べて自分にとっての最高のライフスタイルを模索していきたいです。

いやー、、
にしても強烈でしたエチオピア

インドは人生観変わると言いますが、個人的にインドよりもインパクトありました

ただし村行く時は5日ほどお風呂は入れないし、移動の車は汚くて狭くて臭いし、宿も水でないしで、なかなかに過酷でした。

相当覚悟して臨まないと不満しか出てこないかもしれません笑

エチオピア人もしつこかったりみんなぼったくってくるので、なかなかパワー要ります。

エチオピアからケニアへの国境越えも謎に色々トラブルがあって22時間かかりました。

今からナイロビでのんびり贅沢しようかなと思います。

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