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日本の植民地―矢内原忠雄「軍事的と同化的・日仏植民地政策比較の一論」を読む

「軍事的と同化的・日仏植民地政策比較の一論」について 今回は以前から読もう読もうと思っていた「軍事的と同化的・日仏植民地政策比較の一論」という小論について、備忘録的に骨子をまとめたい。この小論の著者は矢内原忠雄という経済学、植民政策学者である。矢内原事件という名前と共に、皆が一度は聞いたことのあるビッグネームではなかろうか。今回紹介する「軍事的と同化的・日仏植民地政策比較の一論」は『国家学会雑誌』という東京大学が出版する雑誌の1937年2月発行に掲載されたものである。丁度矢

    • 中学校には行っておけという話

      著:生き恥 はじめに対象読者について  冒頭からこんなことを言うのもなんだが、おそらくほとんどの人にとってこの話は関係がないことだろう。タイトルから分かる通りこのnoteは「中学校に行け」という趣旨である。だから、対象読者は ・これから中学校に通う小学生 ・今、中学校に通えていない中学生 ・これから子供ができる可能性のある人 くらいだろう。しかし該当しない読者もぜひ、「偉い人が作った社会のルールを踏み外すとどうなるか」という実験の被験者ノートとしてご覧いただきたい。また、

      • 【考察】さくまサンはなぜ除籍にならないのか

        著:生き恥 はじめに―このnotoを愛するさくまサンに捧げる…―  学習院大学に通う生徒なら、誰でもさくまサンというキャラクターを見たことがあるだろう。一見何の落ち度も無さそうな彼だが、可愛い見た目と裏腹にこのような噂を聞いたことがないだろうか。 私もXにおいてこのような投稿を目にしたことがある。では一体この噂はどこに端を発しているのだろうか。またそのような彼に対し大学は、なぜ何の処分も下さないのか、このような疑問は当然考え至るところである。本noteではこれらの疑問に対

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