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祭り・祀り・奉る

❝季節の恵みに感謝し、人々をつなぐ❞

久しぶりに地域でつくる祭りを見ました。

四万十市のお隣、
黒潮町大方地区の友人のところに
所用ででかけて、
タイミングよくこのお祭りに出会いました。
町の文化財でもある「加茂八幡宮」のお祭りです。
小さい神社ですがきれいに整えられ
すがすがしい空気感があります。

そこから出るお神輿。
近隣の地域を回ります。
お神輿は神様の乗り物らしいですね。
(知らなかった~💦)

重いお神輿は担がれて地域を回ります
お神輿の最後には「ハナタカ」という天狗のようなものがいました
立ち止まってくれました
鼻、上向きすぎ😆

小さな子供たちは泣き出します。
でも果敢に抱っこされる子もいましたよ。
「来訪神」と言って神様の使いとして
怠け者を戒めたり幸福をもたらしたりするそうですね。
なまはげを連想します。

鳥居と鳥居の間はヒノキの参道です。
かつてはここで流鏑馬も行われていたそうです。

担当地区の若い衆が重い神輿を担いで参道を戻ってきました。

いよいよ境内に帰ります。

鳥居の奥ではもう一基お神輿が待っています。
かつては2基一度に出ていたそうですが、
なんせ若い衆不足で、
一基ずつ順番になっただそうです😥

〆は「はなとり踊り」の奉納
おそらくこの地域では貴重な中学生たちです

伝統的な祭りも、
その形を少しずつ変えていかなければ維持できないの
ってなんだかさみしいです。

日本人のお祭りに対する思いを理解する上で重要なのが、
「ハレ」と「ケ」の概念。
「ハレ」とは「非日常」、「ケ」は「日常」。
祭りは「ハレ」であり、華やかに執り行うことで
「ケ」をリセットする意味があります。
日本人は、この「ハレ」の機会を楽しみにし、
「ケ」の日常を生きる活力の源としてきたんですね。

人口が少ないのでザワザワ感もなく
お祭り騒ぎという感覚でなく
神聖な気持ちを味わいました。
日常の恵みに感謝し、
自然と手が合わさったお祭りでした。


❝季節の恵みに感謝し、人々をつなぐ❞


今日は月曜日。有り難いを感じる一日でありますように💖


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