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世界で最もピュアなオーガニックコットンを届ける。 REMEI社が目指す「All Holder Value」とは?

「オーガニックコットン」とひと口にいっても、世界には様々な種類があることをご存知ですか?

オーガニックコットン100%のタオルをつくるIKEUCHI ORGANICでは、インド・タンザニアで行なわれている『bioRe(ビオリ)プロジェクト』から生まれるオーガニックコットン『bioReコットン』を全面的に採用しています。

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bioReプロジェクトとは、スイスのREMEI社(リーメイ社)が1980年代から行なっている活動です。オーガニックコットンの栽培を指導するだけではなく、教育や生活に必要なインフラの整備など、農家の人達の暮らしを豊かにする様々な取り組みを行っています。

IKEUCHI ORGANICは、REMEI社のその企業姿勢に共感し、bioReコットンが世界で最もピュアなオーガニックコットンだと考えています。

いわば、REMEI社は、IKEUCHI ORGANICが心から応援したい企業の一社なのです。

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そのREMEI社が大切にしている言葉が「All Holder Value」。関わる人全てが価値を感じる循環を築くことを目指しています。

All Holder Valueとは何なのか? KEUCHI ORGANICの製品を愛用いただいているお客様に、REMEI社の活動とビジョンを伝えたいと思い、同社の共同CEO・サイモン氏に話を伺いました。

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儲けは考えず、目の前の人を助けたかった

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(▲) REMEI社 共同CEOのサイモン・ホフマン氏

ーー REMEI社が『bioReプロジェクト』をはじめたのは、REMEI社創業者であるサイモンさんのお父さんと聞いています。そのキッカケは何だったのでしょうか?

サイモンさん:インドの農家さんとの何気ない会話からはじまったと聞いています。

もともとREMEIは、インドやパキスタンなどで仕入れたコットンをヨーロッパで売るビジネスをしていました。そのため、父は海外で過ごすことが多かったのですが、インドの農家の人達と会話をしていると、彼らが利益をほとんど稼げていないとわかったんですね。その事実に父は衝撃をうけました。

インドでは、農業をする時に、化学肥料や農薬を使用することが一般的で、その価格は政府や州が決めていて高額なケースが多かったそうです。そうすると、資金がかかりすぎて、農家の稼ぎはほとんどなくなってしまう。しかも、化学肥料によって、土地も痩せ細っていく。負のスパイラルを目の当たりにしました。

この現状を変えたいと思った父は、オーガニックコットンのアイデアを思いついたんです。

オーガニックコットンであれば、化学肥料を使わないから資金もかからないし、土地にも優しい。父は、自分の儲けは考えず、目の前の人たちを助けたいという想いで、自分のアイデアを伝えました。

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©️ bioRe Foundation

ーー 当時、農家の人達は、どんなリアクションだったんでしょうか?

サイモンさん:はじめは、すごく反発がありました。伝染病や害虫の心配があるのに、農薬や化学肥料を使わないなんて、絶対に無理だと言われたそうです。ただ、窮状を憂う農家の方が、「可能性はあるかもしれない。みんなで方法を考えよう」と言ってくれて、少ない人数で実験的に栽培がはじまりました。

収穫したオーガニックコットンは父が買い取り、一般綿として販売していました。当時の父は、「オーガニックコットン」という価値をつけて売ることは、全く考えてなかったようです。

すると、父が頻繁にインドに通うことに興味を持ったスイスの企業が、オーガニックコットンの存在を知り、それを使った商品を販売したいと提案してくれました。そこから、スイスでの「オーガニックコットン」のマーケットが広がり、ビジネスとなりました。

このように、私達の出発点はビジネスではないんです。現地の人達の生活を支えたいというのが、bioReプロジェクトの原点です。

全ての人が価値を感じられることが、持続可能性に繋がる

ーー REMEI社では「All Holder Value」という言葉を大切にしていると聞きました。「All Holder Value」とは、どういう意味なのでしょうか?

サイモンさん:私達は、オーガニックコットンに関わる全ての人にとって価値があり、利益が生まれるサイクルを作りたいと思っています。

オーガニックコットンを栽培する農家も。IKEUCHI ORGANICのような、オーガニックコットンで商品をつくる人達も。その商品を使う皆さんも。

それを、「All Holder Value」と呼んでいます。

ーー IKEUCHI ORGANICで大切にしている「誰も犠牲にしないものづくり」に通じる価値観だと思いました。

サイモンさん:そうですよね。私達の挑戦は、私達だけでは実現できず、IKEUCHI ORGANICのような共通の哲学を持つパートナーの存在が不可欠です。

例えば、REMEI社では、農家さんが作ったオーガニックコットンは買取保証をしていて、さらに市場価格に最大15%を上乗せした価格で買取をしています。

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©️ bioRe Foundation

サイモンさん:いわゆるフェアトレードを大切にしていますが、私達のオーガニックコットンを購入してくれるパートナーがいないと、この仕組みは成り立ちません。さらに、そのパートナーの商品を使うお客様がいないと、パートナーのビジネスは成り立たない。

つまり、全ての人が価値を感じるサイクルにしないと持続可能なシステムは築けないのです。

主役は全て農家さん。私達はサポートに徹する

ーー 「All Holder Value」という考えのもと、REMEI社は学校を建てるなど教育の支援も行ってますよね。農家の人達とビジネスを超えた関係になっている姿に驚きました。

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©️ bioRe Foundation

サイモンさん:農家の人達の生活をどう良くしていくかに注目し続けると、行き着くところは教育になります。

ただ、私達は、現地の人達に自分達で話し合って、自分達で解決していくチカラを身につけてほしいと思っています。

だから、学校をどう運営するかは、現地の人達に全て決めてもらっています。誰が責任者になるのか? 誰が土地を提供するのか? 何をそこで学ぶのか? みんなで徹底的に話し合います。

解決すべき物事を考えるのも決めるのも、私達ではなくて、農家さん。REMEIでは、この姿勢を大切にしています。

ーー 加えて、REMEI社では、生活や衛生面に関するサポートも行われてますよね。こういう取り組みも素晴らしいと感じました。

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©️ bioRe Foundation

サイモンさん:やっぱり、健康な生活というのは、何よりも必要なものですからね。

REMEIでは、安全な水が飲める井戸貯水タンク。また衛生的なトイレの建設など、生活のサポートも行っています。

例えば、タンザニアだと、乾季になると川だったところを何メートルか掘らないと水が出てこないような土地なので、水にものすごく苦労しているんですね。でも、地下を8メートルくらい掘ると完全な真水が出てきます。井戸をひとつ建てると、数百人単位で水の苦労から解放されるんです。

IKEUCHI ORGANICも、井戸の建築に寄付してくれてますよね。本当にありがたく思っています。

「All Holder Value」に向けて、一緒に歩んでいきたい

ーー 最後に、サイモンさんから見て、IKEUCHI ORGANICはどういう風に映っているかをお聞かせいただけませすか?

サイモンさん:繰り返しになりますが、IKEUCHI ORGANICは、私達の大切なパートナーです。

私達が行っているビジネスモデルは、普通ではないと思います。農家の暮らしを考え、土地の環境を考え、コットンの質を考え、一つひとつを諦めずに続けています。だから、時間もかかるし、手間もかかります。

でも、IKEUCHI ORGANICは私達と一緒になって、製品の質や、農家さんの暮らしを良くすることを考えてくれます。IKEUCHI ORGANICのようなパートナーが背中を押してくれるから、私達は前を向いて歩むことができます

私がIKEUCHI ORGANICをどういう風に見ているかという質問でしたが、私こそ、なぜこんなにREMEIを信じてくれているのかを池内さん達に聞きたいくらいです(笑)。

オーガニックコットンに関わる全ての人が価値を感じる社会に向かって、これからもIKEUCHI ORGANICと共に歩んでいけたらと思っています。

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【関連記事】代表の池内が、タンザニアのREMEI社に足を運んで感じたこと

IKEUCHI ORGANICの池内と『コットンヌーボー』のプロジェクトデザイナーの佐藤リッキーさんが、タンザニアに足を運んで感じたことを語ったトークイベントのレポートです。

REMEI社が目指す「All Holder Value」について、より具体的に知ることのできる記事となっていますので、コチラもどうぞ!

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「我々がつくっているのはタオルではなく、物語である」というのは代表・池内の言葉です。語れる物と書いて物語。今治でオーガニック100%のタオルを中心に語れる物づくりを志ざすIKEUCHIスタッフの"今"をお届けします。Web→https://www.ikeuchi.org
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