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源泉掛け流しの宿。岩井温泉「岩井屋」が家族で泊まって最高だった

先日、家族で岩井温泉の「岩井屋」に泊まったんですが、最高すぎて「この感動を誰かにお裾分けしたい!」という思いが溢れてしまったイケノウエノです。

これまで100以上のホテル、温泉旅館に泊まってきましたが、一晩で虜になっちゃいまして「家族でまた泊まりたい宿ベスト5」に入りました。
「いいな」と思った点がいくつもあるので、順にご紹介していきます。


岩井温泉ってどこにある?有名なの?

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鳥取の温泉と言えば「三朝温泉」や「皆生温泉」が有名ですね。「岩井温泉」をご存知の方はあまりいらっしゃらないのでは?(こんな事を言うと、温泉通に怒られます)


岩井温泉は鳥取の中心部から東に車で30分。昔ながらの集落の中に、ひっそりと佇む温泉街。1200年の歴史を持つ山陰最古の温泉で名湯。名だたる温泉通からお墨付きを得ていて、その泉質は山陰随一。極上の温泉を堪能することが出来るんです。

職業柄、温泉について勉強する機会が多く、温泉ライターの書籍や雑誌を多く読み漁っているうちに、創業130年の湯宿に辿り着きました。


「源泉掛け流し温泉」が最高だった

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岩井屋の温泉は「源泉掛け流し宣言」の湯。自然湧出の温泉が、新鮮なまま湯船を満たしているんです。


温泉は生き物です。通常、温泉の成分は、時間の経過と共に損なわれていきます。本物の”源泉掛け流し温泉”は絶えず生まれたての温泉が湧出し、自然循環しているので、いつでも極上の温泉が楽しめるんです。(浴槽が大きすぎるとこれが難しいんですが、ちょうど良い浴槽サイズなのでこれが実現。間違っていたらごめんなさい。)


外観からは想像できない「和モダン」な内観が良かった

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初めの印象は「創業130年の老舗旅館」だけあって、外観はかなり大味で、「中はおばあちゃんちのような感じの造りかな?」と勝手なイメージを抱いていました。

ところが、
見事に期待を裏切られました。


外観からは想像できない、とても素敵な内観。よく見ると、ところどころに、その味を壊さない程度に、モダンなテイストが織り交ぜられています。
各お部屋に名前があって、アンティーク調のインテリアが配置されているようです。


寛ぎのロビースペースや、温泉への渡り廊下の灯がとても印象的で、心を落ち着かせてくれました。


館内「畳敷」が良かった

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こんな感じで、館内全て畳が敷かれていて、玄関で靴を脱いで後は、靴やスリッパに履き替える必要がありません。
大浴場に行くにしても、売店に行くにしても、食事会場に行くにして「丁子足袋」で移動ができます。

畳の温もりを感じながら、「家の寛ぎ」を温泉旅館で味わえるんです。


「お香」の香りに癒された

玄関の扉が開くと、僕の大好きな、いつものお香の香りがしてきました。
いい旅館ではお馴染みの香り。体が覚えています。
香りだけでも癒される。「この宿は、なかなか相性が良さそうだ。」と期待と安心感がグッと高まった瞬間です。


普段なら”面倒臭い”チェックインの手続きも、ここでは心地良かった

チェックインの際に、いつもの名簿を記入する。

オンライン予約が浸透しているこの時代に、依然として多くので温泉旅館・ホテルで残り続ける悪しき伝統。ネットで予約をした際に、必要な情報は全て入力しているはずなのに「まだ書く必要があるの?」といつも思っています。

ですが、、、

いつもの嫌な儀式がここでは違いました。


”わざわざ”面倒臭い事をする事で「昔ながらの温泉宿」の世界に浸れるんです。(意味が分からなかったらごめんなさい。)


「付かず離れず」丁度良い距離感の仲居さん

温泉旅館での中居さんのお部屋案内が苦手なんです。
なんだかかしこまってしまって、丁寧に案内されて有難いんですが、早く僕たちだけの空間にしたいなと、思ってしまいます。


岩井屋さんの案内はとてもシンプルで、「付かず離れず」といった感じで、こちらの様子を伺い、臨機応変に対応して下さる感じがしました。
時には端折って、時には、丁寧に。
これがあるから、心から落ち着いて過ごせるのだと思います。


ごく普通のお部屋に、細かなおもてなしが良かった

案内された客室は、フロントそばの階段を登って2階にある「やまぶき」。
全館畳敷なので、スリッパを履き替えることなく、そのまま部屋の和室で寛げるのは最高でした。

部屋はごく普通の和室。窓を開けると、静かな岩見温泉街を見下ろすことができます。

(おそらく)部屋ごとに異なる家具が備えつけれれていて、僕の部屋にはレトロなタンスがあった。年期は感じるが、とても綺麗にされています。

洗面台で視界に入ったアメニティ。
「カットバン」「胃腸薬」「ソーイングセット」が用意されているではありませんか。
滅多に使われることはないと思うが、いざ、欲しい時に、なかななない物ばかり。老舗旅館ならではの心遣いに感心しました。

仲井さんに昆布茶をもてなされ、茶菓子をいただき、一服。


家族や女性に嬉しい、無料の貸し切り風呂が使いやすかった

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貸し切り風呂は1箇所しかありませんが、小さなお宿で、宿泊客も少ないので、ずっと空いていました。「空いていれば」いつでも利用できるのが嬉しかったです。

家族や、人目を気にする方、ゆっくり温泉に浸かりたい方には嬉しい貸し切り風呂。もちろん源泉掛け流しの温泉です。

どのお風呂も、何度でも入りたくなる、極上の温泉でした。(5回入りました。)


海と山の食材をふんだんに利用した料理が最高だった

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料理はスタンダードプラン。
【因幡路会席◇花コース】和牛や旬の山海の幸を味わい、ぬくもりの湯に浸かる~岩井屋スタンダード (じゃらん)

予約をした後で、「もっと上のランクの料理プランにすれば良かったかな」と思っていたんですが、心配無用でした。十分過ぎる料理内容。

どうちらかと言うとスタンダードでも十分豪華。お造りには山陰名物の「モサエビ」や「但馬牛のすき焼き」など、山陰ならではの味覚が堪能できて、とても満足。

宿泊費用は大体一人2万円ぐらいです。温泉・料理・サービスと雰囲気がとても良くて、癒しの時間を過ごすことができました。

鳥取方面へお出かけの際には是非一度尋ねてみて下さい。



今回初noteになりますが、このような感じで旅先で「いいな」と思った事をシェアしていきたいと思います。フォロー頂けると泣いて喜びます。


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