キャラクター作りの参考は「屋久杉」
どうも池本です。
娘が幼稚園に行ってからというものの、社会性や様々な感情を学んでいることが本当によくわかるのでおもしろいなって思っています。
パパである私も頑張ります。
というわけで今日は『屋久杉が長く丈夫に生きている理由って参考になるなー』というお話をさせて頂きます。
屋久杉の寿命がすんごい
ある日、「屋久杉の机って大きくてきれいで素敵だなー」「なんで縄文杉っていう1本の樹を見に多くの人が訪れるんだろうなー」って思った時、屋久杉について調べてみたら定義はこんな感じでした。
通常スギの寿命は500年なんだけど、屋久杉は2000年っていうちょっとよくわからない寿命みたい。
理由としては「新鮮な水に恵まれながら、栄養が乏しい花崗岩の山地に育つ屋久杉はたいへん成長が遅いスギ」なんだとか。
だけどおもしろいのは「ゆっくり育つ屋久杉は材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくいので長生きすると考えられています。成長は遅いのですが、スギとしては長命なので巨木になるといえるようです」って書いてあること。
成長スピードがゆっくりじっくりだからこそ大きく、そして長い時間生き続けているみたいです。
道端に生えている細い木は…
確かに考えてみると、私たちが生活をする道のわきっちょに生えている木、いわゆる「街路樹」って、割と細い段階で植えられたりするし、だいたい自治体とかが管理するので肥料などで成長を促されたりするわけですが。
台風とか来ると折れてる映像とかがニュースでたまに流れています。
要するに急いで成長して、根っこの量や幹の密度がじっくり育つ前に大きくなっちゃうからなのかな……と推測をしているのです。
数十年、いや数年くらいで急いで成長しちゃったら「すぐに倒れる」ってことですね。
そう考えると屋久杉は、ゆっくりと、じっくりと。
時間をかけて根を張り、値を太くし、また根を太くし。
幹の密度を上げ、少しずつ高くなっていく。
だからこそ2000年とかでたらめな年数残るわけですね。
つまり生き残るためには、「急激な成長」ではなく「じっくり根を張る」ことが大切なのだと、自然が、歴史が教えてくれました。
キャラクターを100年残すためには
で、突然ここからキャラクターの話。
ある日、この「屋久杉長寿命の秘密」に気づいてからというものの、「おばけのパッチ」の世界観創りにものすごい時間をかけようと決めました。
そして「バズや急成長を狙うこと」「コンテンツを増やすこと」をやめました。
そもそも「バズ」「急成長」に関しては、私自身の行動のベクトルがそこに向かなかったというのもありますが…。
具体的に何を辞めたのかというと……
SNSに毎日投稿する共感ベースのコンテンツ
グッズ創り
そして逆に、時間をかけてゆっくり徹底してやろうと思ったことは……
世界観創りです。
要するに屋久杉のように、1人で世界観を創る分じっくり時間をかけて、土台となる根を張り巡らし、幹を太くし、高さは求めないでおくと。
キーホルダーやらぬいぐるみやらの「グッズ」という果実は、根も張りきれてない細い木の状態で無理やり実らせても美味しくないし、自重に耐えきれず木は倒れる。
であればしっかり根と幹の土台を育てに育ててから、その後好きなように実らせればいい。
そういった考え方です。
あと「SNSに投稿する共感ベースのコンテンツ」とか「グッズ」って、見てお分かりの通り次から次へと新しいものが生まれています。
要するに「当てやすいやり方」ではあるけど「真似しやすいやり方」でもあるわけで。
それらを取り仕切ってるのは、私のような弱者ではなく大きな資本を抱える企業で。
流行り廃りで過ぎ去られてしまうのと、大資本と同じ戦い方をしててはアカン(ランチェスター戦力)ということで、「屋久杉戦略」にたどり着いたわけです。
……とはいえ、私がキャラクターを創り育てる上での目的が「100年後にも生き続けさせる」というだけで、クリエイターさんや企業さんの目的によって戦い方は違ってくると思います。
「屋久杉戦略」が向かう先はどんな未来なのか。
今私が勝手に創った戦略なので、恐らく誰もその戦略の先を見た人はいません。
やっぱりそういうのが楽しいですよね。
では。
スタジオパッチ
いけもとしょう
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