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夫、 ストレスがピークに

新聞の見出しのように書いてみた。
今、実際に起こっていることを書き綴っている。


そもそもの原因

先週末、夫は出張でイタリアのある島へと出かけた。
その島へは、フェリーで12時間を要する。
作業は午前中で終わったけれど、帰りのフェリーは夜。
突然自由な時間が大幅にできた。
しかし、観光客のいない島でやることはあまりなく、
お散歩をして、音楽の練習をしたようだ。

夫は、地元のロックバンドに誘われて、
ヴォーカルを担当している。
対バンのライブを来週末に控え少し焦っている。
紙に印刷した歌詞を持って、車で歌ったとか。

およそ2日間の出張を終え帰ってくると、
フェリーの中で寝たはずの夫がクタクタになっていた。
寝心地が良くなく、いつもと違うベッドで眠れなかったと。
それを取り返すように、週末はゆっくり寝て過ごした。


眠れない二人

がしかし、いくら寝ようとしても、数時間で起きてしまう。
私は、飲食店で働いているのだが、週末は今までにないほど、
たくさんのお客さんが来て、ずっと興奮状態にあった。
よって、二人ともギンギンな神経のまま眠りにつこうとしていた。
疲れ切っている時は、なぜこんなに眠れないのかとつくづく実感。
疲れた足をオイルでマッサージしても、泣ける動画で涙を流しても、
大声で歌っても、一向に眠りの質は上がらないかった。
そして二人とも、疲れが抜けないまま週明けを迎えた。


月曜日

私は仕事が休み。
日本人の友だちとランチに出かけて気分爽快。
でも、前回財布を忘れて、借りていたお金を返してないことを
思い出し、なんだかモヤモヤが残ったが、しゃーない。
夫はというと、翌日にローマ出張があるということで、
さらに嫌気がずっしりとのしかかっている。
夕飯を食べて、夫はすぐにベッドへ、私はパソコン作業に取り掛かった。
午前1時頃に、床に着くと夫は目覚めてしまったらしい。
寝返りをする夫の横で、私もうまく眠りにつけない。


火曜日

夫は、ローマの出張から予定変更になった。
しかし、外で飼っているインコの世話をするために、
やはり早朝から出かけていった。
お昼に、明日までに市役所へ提出しなければならない書類を、
夫に見てもらう約束をしていた。
この手のイタリア語は、9年経っても理解するのは難儀。
昼食に帰宅した夫に、職場からビデオ通話をしたがイライラした様子。
時間がない上に、パソコンの作業がよく分からないと嘆き、通話を切った。

苛立っているな…

逆ギレしようかと思ったが、無視して落ち着くことを選択した。
すると、「ごめん」とメッセージが来たから、可愛いやっちゃ(讃岐弁)。


夜、夫は週末に控えたライブの練習へ出かけた。
疲れた脳で、うまく歌えなかったけれど、
最終的にはカタチになったと、安心していた。
翌日は休みを取ったので、練習と書類提出に時間を当てることにして、
今夜はすぐに眠ることにした。




全ての根源はベッド


先週から、ベッドが冷たいような気がしていた。
眠ってもすぐに起き、服を何枚着ても寒い。
湯たんぽもなんだかすぐに冷める。

ぬくぬく毛布に、厚手の布団をかけていたが、重いばかりで暖かくない。
そこで、やっと私も行動に移した。
隣に住む、義母に電話をかけ、「羽毛布団が必要」と言った。
というのも、春に彼女は、知り合いのランドリーへ
「毛布を持っていくから、あなたたちのも出して」と持っていった。
そして、それを保管していたのは、義母のベッド下収納。

これを取りに行くまで、近いのにもかかわらず時間がかかった。

夜仕事から帰ると、羽毛布団が置いてあった。
ベッドにセットして、熱いシャワーを浴び布団に入ると、
寒さを一切感じない幸せな気持ちに包まれた。


水曜日朝、(書いている現在)

一度も目覚めることなく、朝を迎えた。
こんな気分は久しぶりだ!
毛布一つでこんなにも変わるだなんて。
なんでもっと早く出さなかったんだと思うが、
これも、しゃーない。


落ち着いた朝だった
が、夫がキレた。


夫が「お腹の調子が良くない」と言い出した。
お味噌汁を作っていたから、それを食べなよ。と言ったが、
「これが原因でお腹が痛いんだと思う」と。
はぁ!?いつ食べたのよ?と聴くと、
「この味噌汁は食べていない」と。
彼曰く、4日前に食べた、鶏鍋でもお腹が緩くなったと。
野菜の摂りすぎで壊したとでも言うのか?

だんだん腹が立ってきて、
「あなたのためを思って作って、食べてもないのにお腹が痛い?
ピザばかり食べているあなたは、このまま年寄りのシワシワになるね」
と嫌味をたくさん込めて言い返した。

するとキレた。

普段、沸点の低い夫だが、
仕事の疲れと、仕事への不安定さと、週末のライブなど、
あらゆることが積み重なって、怒りが爆発した。


どうして、自分はここまで人を追い詰めるのだろうと落ち込む。
夫のことを思いやりを持って行動できていないと日々実感。
ラブラブのカップルを見て、意気消沈する自分がいる。
大切だとは思っているが、うまく伝えられていない。
あらゆることが気になって、チクチク言って傷つけてしまう。
こんな妻ってどうなんだ。共同生活が向いていないのかとも思う…



兎にも角にも、夫のストレスの一因は「」ということ。
悲しいかな、みんなどのように円満に過ごしているのか知りたい。
夫の冷たく当たる、妻の行動を改める術とを教えてほしい。
そんな講座ないのかな。今すぐ入らなきゃ。



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