イタリア雑誌 女王はタンクトップを着る!
イタリアにはドラッグストアのようなお店があります。洗剤や化粧品を売っていますが、日本と違い薬と食品は扱っていません。
行きつけのチェーン店では、無料の月刊誌を配布しています。内容は、最新のブームや芸能インタビュー、家具や掃除の話題、旅の案内など多岐に渡ります。その中にファッションについての記事が毎回掲載されるのですが、いつも、日本の服装とは違うなと感じるので紹介していきます。
日本はエレガントより可愛い
外国セレブの服装を見ていると、可愛いよりキレイ系だったり、セクシーな姿で写っているものをよく見かけます。若い高校生でも、少し大人に見られるように、自分に似合った服やスタイルを目指します。
日本のように可愛いという印象を与えたい人はあまりおらず、もし可愛いデザインがあったとしても、一部に入れるくらいで、全身で子どもっぽい服装の人は見かけません。
私が思うに「日本のKwaii」は、アイドル文化が大きく関わっていると思います。老若男女問わず追っかけをしたり推したり。また、かつてのアイドルが60歳を超えたとしても、色褪せず謳歌している姿から、若々しく可愛らしい人でありたという、独特の指向が根付いていると感じます。
一方で、セクシーやクールな姿は、セックスシンボルと近距離にあるため、踏み違えるとそっちに転がる可能性もあります。はしたない人に見られたくないがために、近寄らないようにしている傾向もあり得ます。実際私も、母から、胸を強調する服は避けなさい、谷間が見える服は下にキャミを着なさい、大人はミニスカートは見ていられないなど、散々言われて成長してきました。
それがいけないのではなく、時代が変わっていることを実感するべきだと思います。イタリア人の夫と出会って、服装はかなり変わりました。日本で着ていた可愛らしい仕事着や花柄のワンピースはもう何年も袖を通していません。環境と年代が変わったので当然なのかもしれません。
私は服装に関して、選ぶのが苦手なのでイタリアのシンプルでエレガントなスタイルが心地いいです。時代に左右されない、自分に合ったものを選ぶようになりました。
では、イタリア雑誌のファッションは、この春どんなスタイルを紹介しているのか見ていきましょう。
タンクトップを推す雑誌記事
「女王はタンクトップを着る」と中央にタイトルがあります。
タンクトップは基本で、快適で使いやすいので、Z世代の代表と言える服と。年齢を問わず着られるので、この春はマストハヴと書かれています。
Look 1 デニムスタイル
シンプルで失敗しないスタイル。タンクトップはBershkaでお手頃なのに、このデニムを合わせるあたり、素人には到底できそうにありません。ミュールやネックレスは、このようにして選んでいくとおしゃれの仲間入りができるんですね。
Look 2 ミニスカートと
モノトーンで抑え、肌を大胆に出すスタイル。これは男女問わず注目されそう。安いタンクトップを、他のお高めアイテムと混ぜるあたり、上級者の着こなし。読者のうち、どのくらいの人が真似できるのだろう。
Look 3 洗練されたタッチ
ジャケットに「着物」を取り入れると、洗練されたファッションになるようです。でもデニムのショートパンツと合わせるあたりが、若々しい。タンクトップはいいものを一枚は手に入れたいです。
Look 4 コーチェラスタイル
コーチェラとは、カリフォルニア州の砂漠地帯で行われる野外音楽フェスのこと。参加する人たちの、自由奔放に生きるシックなスタイルを白いタンクトップワンピースと、黒のブーツやサングラスで決めると完璧!だとか。
Look 5 洗練されたスポーティグラム
ショッキングピンクのブレザーとショートパンツに白いタンクトップを合わせるなんて最強!小物も白で統一すると、右に出るものはいないでしょう。強気なファッションはイタリアだからできるのかもしれません。
最新のイタリアのファッションを雑誌から紐解いてみました。やっぱり、セクシースタイルが多いし好まれる傾向にあるようです。
これを着てお出かけを楽しむんでしょうね。全て、夜の食事、クラブ、パーティに着て行けるコーディネート。
これを着こなせる自信を持ち合わせたいものです。ぜひ、おしゃれ好きな人には取り入れてほしいイタリアスタイルです。
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