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【イタリア】本屋の「日本コーナー」にあるもの

以前、本屋の小説が並ぶに中にある日本語について紹介しました。今度は、本屋の「日本コーナー」に注目していきます!

ちなみに、

イタリアで「日本」のことは、
Giappone ジャポーネ

日本人や日本のものは
Giapponese ジャポネーゼ

と言います。
白金の人をシロガネーゼと呼ぶのは、
イタリアの変換を活用したものです。 


それでは、棚を見ていきましょう!



語学コーナー

日本語教材はフランス語のFranceseと
ギリシャ語のGrecoに挟まれています。
赤と白の配色は日本を連想させます。

7種類もあり、インスタントという文字が目を引く簡単そうなものや、書くことに特化した本、または、本格的に学ぶ人用のものまで。

かつて、フィレンツェの語学学校で教わっていたマルコ先生は、日本語のエキスパートの教科書で勉強していました。
ある日「試してもいい?」と聴いてきたので、みんなで何ナニ⁇と耳を澄まして待っていました。すると。
君は、今日もキレイだね。」と。
言った瞬間、みんなで爆笑したのを思い出しました。さすがイタリア人!覚えたい言葉が期待通り。先生も照れてたのが印象的でした。果たして彼はこの言葉を本気で使うことはあったのかどうか…。


実は、私も結婚当初に本を買いました。
日本語を学びたいという夫のために。

まずはひらがな、カタカナを学びつつ、日本の簡単な挨拶を学んでいくというものでした。
しかし、間違いも所々あり、「ここでタバコを飲んでもいいですか?」という文章には参りました。
調べていると、方言や古い言葉として存在するとか。しかし、これで勉強したイタリア人がいると思うと恐ろしくもあります。

夫は、これを再び開くことはありませんでした。
その後、女子高生に日本語を教えることがあり、そこで少し使いました。ですが、結局はネットに掲載されているカリキュラムを参考にしました。


料理コーナーへ

日本食の本は、次から次へと新しいものに出会えます。寿司の作り方は定番中の定番です。

右端に栗原はるみさんの本があります。
日本語で書かれていると目を引きます。

久しぶりにこのコーナーを見ていると、手書きのイラストで書かれた本が増えたなと感じます。

リアルでレトロな描写です。
レストランの料理ではなく、居酒屋や家庭料理に近いものばかりなので、日本人としてメニューに困っているときに見たくなる本です。

次もイラストのラーメン。
かつてラーメンは、"食べに行くもの"でした。しかしコロナ以降、家でも作りたいと試す人が増えたんだと思います。私もその一人。
本格的ではなく、シンプルな作り方で似たようなものができることは、一つの発見でした。


芸術コーナー

安藤広重を筆頭に、浮世絵の人気は衰えないですね。
しかし、ここで目を奪われました。

ちょんまげを結った男性の背中を、覆いかぶすように、刺青が掘られています。日本人からすると、後退りしたくなるような脅威。

イタリア人たちにとっては、カッコいいと男らしさを感じるものなのでしょう。

ファッションとして、飾りとしてタトゥーを入れることは特に抵抗のない人たち。日本のデザインや文字を採用する人も少なくありません。

今後、イタリア人のタトゥーの話題も紹介していきましょう。結構奥深いんです。


ということで、今日は本屋で「日本コーナー」にある本を紹介しました。

ではまた明日 ciao. 

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