見出し画像

【キッザニア】税理士のパビリオンを登場させたい【私の仕事①】

□キッザニアに税理士のパビリオンを登場させたい

先日、キッザニア福岡に行ってきました。
子供達が、様々な職業体験ができる場所です。
そこで、息子から「なんで税理士は無いの?」と聞かれました。
職業体験しづらい職業なのは、間違いないです。
キッザニアに税理士のパビリオンを登場させるにはどうすれば良いのだろうか?

□職業体験の条件と税理士の使命について

キッザニア内の職業体験時間は、大体30分前後である。
この時間内に、仕事内容を説明して、職業体験が終わる。
給料として「キッゾ」という報酬が支払われる。
この条件で、通常の確定申告の説明が、間に合うはずがない。
さて、この条件の中、税理士のパビリオンを登場させるには?
という問題を、本業(税理士)の私が考えてみた。
税理士の使命の中には、「申告納税制度の理念」がある。
申告納税制度は、国民一人一人に関係する制度なのだが、大人もよく知らない。
自分のことは、自分で申告するんだよ、ということを子供達に伝えたい。

□キッザニアの設定を生かしてみる

キッザニアは、飛行機で出国する、という手続きがある。
この設定を生かしてみたい。
実は、出国するときの確定申告書の提出期限は通常と違う。
確定申告の提出期限は、通常「2月16日~3月15日」である。
ただし、申告期限までに日本にいない場合は、出国するまでである。
つまり、「子供達に払われる報酬からは、源泉所得税が差し引かれている。
だから、キッザニア内で確定申告が必要だ」という設定にするのだ。

□給料の払い方と税理士の仕事について

ということは、給料の払い方をを少し変える必要がある。
「各パビリオンの給料からは、源泉税が差し引いた金額を渡すのだ」

給料明細(例)=10キッゾ(総額)-2キッゾ(源泉所得税)=8キッゾ(手取)

となると、子供達に依頼する仕事は「税務広報」がベストだ。
まずは、税金のことを勉強してセミナーを開く。
そして、確定申告書の手続案内をするパビリオンにするのだ。
一番最後に、申告書の提出場所を案内すれば良い、と思う。

□還付金の受取はどうなる?

さて、還付金の受取は、どうするんだろう?
ちなみにこの手続きは、税務署の仕事であり、税理士ではない。
通常、4~6週間ぐらい還付の受取に期間がかかり、すぐに受け取れない。
そこで後日、税金を管轄している(設定の)キッザニアから、子供達にお手紙を送るのはどうだろう。
「確定申告の結果の還付金送ります。また遊びに来てね」と言えば、良いのだ。

□キッザニアへの提案。

という訳で、税理士のパビリオンを提案してみた。
税理士のパビリオンにて、税金の役割と申告納税制度を学ぶ。
子供達がセミナーの講師をする様子を、大人は楽しめる。
セミナー内で確定申告書の提出場所を紹介する。
実際に確定申告をすると、後日、還付金が受け取れる。
そのお知らせが来ることで、またキッザニアに行きたくなる、
というシステムを作ってみた。
キッザニアの皆様、いかがでしょうか?

□期間限定パビリオン概要(案)

開催日:2022年○○月○○日~○○月○○日
パビリオン名:税理士事務所
職業名:税理士(税務広報)
定員:税務広報4名/1回
所要時間:約30分
所要時間:8キッゾ(源泉税2キッゾ差引後)
成果物:電卓またはボールペン
体験内容:
【税務広報】税金のしくみや申告納税方法を学ぶ。
キッザニアにいる人にセミナーを開催。
①税の役割や使い道などを伝える
②キッザニア内での申告書作成方法を伝える。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,975件

ただいま、あなたのサポートを募集中です。