見出し画像

大人はじける、心のヌーデストビーチ構想

イケマティックサーベイでは、もっと私的に、もっと素敵に、中高年を愉しむための「大人はじける、心のヌーデストビーチ」に関する調査・研究、及びプログラムや場の開発に取り組んでいます。

未来仮説

人生100年時代。

最も脂の乗った中高年が、社会や常識という檻から飛び出し、もっと「サイテー」でも「サイコー」にエネルギッシュに欲求あふれて生きれる、そんな「心のヌーデスビーチ」がどこぞかにないものかと、

妻が「サイテー!」と吐き捨て、乳飲み子を含む子供四人を残して出ていった夏の夜にそう思いました。

その日は不思議と「サイテー!」が「あなたって、自分らしいっ!」って言われた気がしたんです。


毎日を真面目に行儀よく生きている中高年が、これまで大事に培ってきた社会性や常識など、いわゆる「思い込み」のリミッターを脱ぎ捨て、本来のむき出しでわがままなボディーで生きる、そんなヌードな自分に還れる場所。

そしてそのヌーデストなビーチが、人生も半ばのタイミングで自分を構成する要素、いわゆるアイデンティティーを再構築するきっかけとなり、

そしてそのヌーデストなビーチが、自分で自分を満たすことができる教養ある中高年を増やし、他人ばかりを気にする現代のコンプライアンス過多で相互監視的な不寛容社会に風穴を開けるきっかけとなり、

そしてそのヌーデストなビーチが、何があっても最後は自分で自分のケツが拭ける、そんな自立したかっこいい大人、例えるなら「傷だらけの天使」の萩原健一、「探偵物語」の松田優作、「私立探偵濱マイク」の永瀬正敏のような中高年が増えるきっかけとなり、

子供たちや若者が「早く中高年になりたい!」「人生っておもしろい!」と思える社会へと一人一人の中高年が貢献していくことが、この長期化する人生における中高年に課せられた使命なのではないか、

そう思わざるを得ないのです。


問題(理想と現状のギャップ)

ここで突然ですが「中年の危機」という言葉をご存知でしょうか?

「中年の危機」とは、中年期特有の心理的危機を指すミッドライフ・クライシス(Midlife crisis)の訳語であり、中年期を迎えた個人が経験するアイデンティティや自己肯定感の変化を指し、中年が思い煩う時期という意味から、青年の思春期になぞらえて、第二の思春期、または思秋期(ししゅうき)などとも呼ばれることがある。

40代という人生折り返し地点で人生の有限性を意識して何かを成し遂げたい衝動に駆られ、ただ単に仕事や家庭に興味を失ったとか飽きたとかのレベルではなく、個人的な意味の探求が動機になる状態、人生の精神発達リズムであり、反射的に離婚や突発的な退職、自殺、ハーレーダビッドソンを購入して旅に出るなどの長期的な影響を与える行動が増える傾向にある。

ただし焦りや不安から現実を避けているだけのケースが多い。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』一部編纂


本来であれば最も社会にコミットすべき労働人口ボリュームゾーンの中高年のアイデンティティーが賞味期限切れを起こしていたり、他人の期待に答え続けてジェンガのようにズレズレで構築されてきたことにより、

仕事や家庭などに腫れ物に触るかのように接している現状は、本人だけではなく周囲へも悪影響を及ぼし、労働生産性の低下だけではなく幸福度の低下にも直結することを意味するのではないかと。

要するに、現代の中高年が抱える問題は、今の自分の生き方が「らしくない」の一言に尽きるのではないかと。

「意識」では何か新しいことを始めたい、もっと自分らしい何かに変わりたいと自己啓発本を読んだみたり、セミナーやらコーチングやら受けてみたりと多くのインプットはするものの、

「無意識」ではこれまでに培ってきた現状維持装置がガンガンに稼働し、実は「変わらないよう」に行動させているという心理的な葛藤、板挟み状態が日々のモヤモヤとなりアラートの原因になっているのではないかと。

このような「中年の危機」の典型のような症状すら正しく認識されず、また具体的な処方箋もなく個人個人に解消が委ねられている結果、意欲の社会的な沈滞が個人、社会、今や全人類を虚無が飲み込もうとしているのではないかと思っているわけです。

原因仮説(理想の状態となるのを阻んでいるもの)

この中高年のズレたアイデンティティーの再構築、最適化を妨げる原因は、社会性や常識、文化、経験、恥やリスクなどのこれまでの体験や教育から培った数多の不要な「思い込み」がノイズとなり、本来の「らしい自分」を覆い隠していること、また行動や思考のリミッターとして心理的な自由度、欲求やエネルギーを下げていることであると思います。

さらには、思春期のように大人への心理的変容のための基礎教養社会的な守りや尾崎豊のようなアイコンも存在せず、個々人に解消が委ねられている現状も原因だと考えます。

課題設定(原因を取り除くためにすべきこと / 問い)

ということで、もういろんな垢やコケがこびりついている中高年には、新しい知識やスキルをどんどんと「追加」していくのではなく、まずは原因である不要な思い込みをどんどん「手放す」ことに特化した、

1. 思秋期を乗り切るための基礎教養であったり、

2. 間延びしがちな変容の時期を収束させる儀式としての大人の通過儀礼的な節目であったり、

3. 心がフルヌードになれる安心安全な場所であったり

そんな中高年が「らしい自分」に還れる「心のヌーデストビーチ」の調査・研究、またプログラムや場、節目の開発を通して、社会に浸透させていくことが課題であるとイケマティックサーベイ的には考えています。

ということで「中年の危機」という心理的変容をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブな人生再起動の機会 / 節目 / 通過儀礼と捉え直し、中高年のアイデンティティーの最適化を助け、人生をより愉しむための基礎教養、場所、節目・通過儀礼をユーモアと専門性あるプログラムとして提供することを目的として活動していきたいと思います。

参加者募集中および開催済みプログラム

これまでに開催したプログラムです。
開催希望は是非コメントください。

アイデア・企画段階のプログラム

大人から始める「恥育(ちいく)」教育 

恥を目の前で出したり消したりする「恥(チ)リュージョン」 

「育妄(いくもう)」〜妄想を育み欲求の永久機関〜

無人島でサバイバルしながらキャリアデザインワークショップ

中高年の思い込みを脱がしてヌードにしていく公開コンサルティング

大人がもう一皮むける通過儀礼 〜世界の通過儀礼体験で天命を待つ〜

などなど・・・


最後に

イケマティックサーベイでは「心のヌーデストビーチ」につながる企画を各専門家とコラボしながら随時研究開発し続けています。

コンセプトの興味を持っていただいた方、プログラム参加希望の方、企画会議・雑談希望などはお気軽にコメント、いいね、また以下サイトやSNSをフォローいただけますと励みになります。

■ イベント情報やご参加はこちら → Peatix

■ 最新の情報はこちらから → Facebookファンページ

■ Twitterもぜひ。リクエストなどのDMもお待ちしております → Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?