見出し画像

発達理論、生物学から見る中高年にとっての幸せについての考察

【哲学対話 x 中年モヤモヤ研究 #2】で話題に出た中高年の幸せについての議論と考察について。

生殖可能年齢以降の12~40歳は社会的評価を得ることで仕事や集団における居場所、配偶者を得ることが目的になるのに対して、

生物学的にはもう孫がいて自然寿命は尽きている35~55歳の中高年は、社会的評価を得ることがもはや目的にはならず、遺伝子的に考えると子供や孫世代の生存や繁殖確率を最大化する方向にアリやハチでもプログラムされてるよねという話から、

つまりは中高年のモヤモヤは頭(意識)と身体(無意識)のズレから来ている仮説に始まり、

とはいえ評価を求められ続ける現代社会において「幸せな中高年とは何か?」について考えていくと、

社会全体からマクロな評価を得ることを目的にするというよりは、自分が本当に好きなことと、それに対して良いねと言ってくれる気の合う仲間やパートナーがいれば幸せなのではないか、

つまりは幸せな中高年の形は人それぞれで、外からは見えずに自分の中にしかないわけで、

その自分を探り当てるためにも、自分の好きなことや興味に対して正直に、不特定多数の周りの反応や評価を気にせずやり続け、その中でもう好きでなくなったものは成仏させたり、自分なりの面白さを発見してさらに好きになっていく、まさに味わいや職人の世界に突入してどんどん変な人になっていき、そんな正直な自分や作品に「それ良いね」と言ってくれる人と偶然出会って、

他者評価は不要な中高年だけど、結局は人を介して自分が確立されていく、まさに出会いは人生の宝探しだね、Boy meets Girlだね的な暖かい結論と暖かい雰囲気で、今回の思索の会は幕を閉じました。

またやりましょう。興味ある方はコメント欄へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?