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入院がしたい
病院と聞いて楽しいところだと思う人は誰もいないだろう。
痛い注射やクレゾルの匂い、白い壁にまずい病院食などなどマイナスなイメージしか無いのだろう。
でも、私はそれらが好きな人間で、多分ある種の変態だと思う。
今まで小学生の時から腎臓のトラブルで入院をしたり、盲腸炎の手術で入院をしたり、腎臓摘出手術で4ヶ月も入院をしたり、出産の際に2回も入院をしたりと人生で病院のお世話になった方だと思う。
しかしどのタイミングでの入院も悪いイメージは全く無いのである。
それところか、毎回色んな人との出会いや楽しかったエピソードの方が多いかな。
厳密に自己分析をしてみると、基本人に世話を受ける事に喜びを感じているようだ。
お医者さんや看護師さん達の甲斐甲斐しい世話を受けるのが好きなのかな。
月に1、2回は必ず受けているスーパー銭湯のアカスリを受ける時も、この上無い至福感を感じるし、マッサージやオイルエステ、美容室などサービスを受けることに喜びを感じているのだから、セレブやロイヤルの生活に憧れがあるのかも知れない。
アカスリと病院の先生方の仕事を一緒にするような失礼はしないけれど、機会があれば入院生活を送りたいといつも思っている。
やはり変態だと思う。
私は変形性関節炎だと告げられて10数年になる。
痛い膝を引きづりながらも、治療に励むほどの時間が取れなかった。痛み止めの注射や薬で誤魔化しながら今まで来ると、骨の軟骨は0と言われ、足もO脚になってしまい、ペンギンの歩きに似た歩き方をしている。
それも限界が来て、整形外科の先生に骨同士がぶつかっているのに、よくこの足で歩いてますねと言われた。
流石の私も最近は1時間以上歩くのが困難になって来たので、先生の手術をしましょう!と言う言葉に嬉しくなったのだった。
手術イコール入院生活じゃねえか!
テンション上がる。
手術の痛みに怯えるよりも、入院生活を楽しく過ごすために何を持って行くかで心躍る。病院食がまずいだろうから、美味しいふりかけやご飯のお供を取り寄せよう。
やはり私は変態だと思う。
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