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10:[作戦会議3/5 何枚描くか]最後までお読み頂くには? 単行本がどう構成されたか、私の実例。

【前回】09:[作戦会議2/5 タイトル!]読み手から見つけ易く、描き進める自分の目印にもなるタイトルを!

今回も、作戦会議の続きです。

作戦会議で決めること
 1.何について描くか
 2.タイトル!
 3.何枚描くか
 4.どこに発表するか
 5.いつ発表するか

今回は3つ目、「何枚描くか」

全体の組み立てを大体考えて、今これから何枚描くか決める。

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内容に合った分量をイメージしてみましょう。

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組み立ては、大きく分けると2種類

大きく分けると、コミックエッセイの単行本には下の2つのパターンがあるように思います。描こうとしているものに合った組み立てを考えてみましょう。

【読み切りの、短いお話の詰め合わせ】

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【ひとつづきの長いお話】

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どの部分から描くか?

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最後までお読み頂くために気をつけること

皆様とてもお忙しいですから、1冊の単行本を最後までお読み頂くのは至難の技です。途中で飽きられないように最大限工夫しましょう。

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次に、私の商業出版の単行本が実際にどんな風に組み立てられたか、タイプ別にご説明します。ご参考になりましたら幸いです。

ちょっとヘビーな体験をお描きになる時は

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ハウツー本を描く時に私がやっていること

実用もののハウツーは、自力で考えたりやってみたり考えたりやってみたりをずーーーっと繰り返して、結論が完全に見えてから、何から言うかの順番と組み立てを自分でよく考えて、その上で、実際のエピソードを組み込みつつ描き進めています。私の手順をご紹介します。

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※本書とは、2019年6月にKindleで発行した拙著『読まれるコミックエッセイの描き方[1]作品そのもののこと』です。

イラストルポ的なものは…

私はあまり経験がなくて詳しくないのですが……、パッと目を引き、かつ、細かいところまでお読み頂くために気をつけることとして、私が最初にデザインのお仕事を頂いた先生から教わった、雑誌レイアウトのコツをお伝えします。

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他にも様々なスタイルがあると思います。素敵!とお思いになった作品のレイアウトなどを参考にすると良いと思います。

[作戦会議3/5 何枚描くか]は以上です。

【次回】11:[作戦会議4/5 どこに発表するか]出版社への持ち込み、電子書籍などなど、やってみた所感

お読みくださってありがとうございます!