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【4児の母 出産体験記④】自宅出産までの道のり(後編)

こんにちは!
助産師・潜在意識療法家の恵子
です。

このnoteでは、
助産師、看護師、ヒプノセラピストとしての知識
娘、妻、母親、ひとりの女性、としてのさまざまな役割と経験から学んできた
"自分自身を大切に生きるためのヒント"
を発信していきます。

前回に引き続き、出産体験記をお送りします▼

私達が小牧山のふもとに到着した頃には、
午後4時半~5時くらいを回っていました。

その頃は3月。
お花見のすこし前ぐらいで、
夕暮れ時は、まだまだ肌寒い時期です。

人々が下山していくなか、
助産師さんに後ろから押してもらいながら
妊婦(私)が山を登っていく訳です(笑)

出産前にまさかの登山

前からは旦那さんと娘が引っ張り。
(これ、なんなん!?)って思いながらも…

その時はもう訳分からないから、
言われるがままに動くしかない。

でも、私には意欲はある。
赤ちゃんに会いたい一心で、無我夢中に足を進めていきました。

山を登って、降りてきて。
そこから車で渋滞…帰りは1時間かかりました。

助産師さんは、バスタオル1枚持って車に乗り込んでおり、
いざとなったら、車内で赤ちゃんを取り上げる気だったみたいです。

私の場合、登って、降りて…
そこまでしないと本格的な陣痛は来なかったんでしょうね。

無事に自宅に帰ってきて、
落ち着いたと同時に破水したんです…!

この時の破水は適時破水と言って、
すごく良いタイミングの破水でした。

いよいよ本格的なお産への突入

もう…だいぶ痛いのよ…私。

だいぶ痛いのに、
その助産師さんが『お風呂入っておいでよ!』って。

(いや、何を言う…?!)
(確かに山登って汗はかいてるけど…!)
(この状況で風呂だなんて痛いんだけど…!

とか思っていたら、
『旦那と入ってこい!』って言うんだよね。

いや、旦那とお風呂入るって…
みんな(私の父母や友たち)いるし、なんか公開処刑みたいな感じで(笑)

でも、私はもう抵抗する気もないのね。
「もう入れと言われたら入るよ!!」ぐらいになってました(笑)

なんなら、お風呂入る気スイッチ入ってきたし!!(笑)

実際お風呂に入ったら、そこそこ体が温まって。

また、夫の偉大さと愛を強く感じました。

自らは動けない状況を支えて貰いながら、頭や身体を洗ってもらい、夫にこんなにも自分と言うものを委ね明け渡すことができたのは、初めてでした。

そこから陣痛がより本格的に強くなきました。

*破水後の入浴は、医師・助産師さん相談の上、決めて下さい。

結局そこから出産まで2時間以上かけて産みましたが、
今回は、分娩台みたいな産み方じゃなくて、四つん這いでお産をしたんです。

長女にとっては初めての弟が出てくる
出産場面に立ち会うわけですよね。

助産師さんは足元にふたり。因みに長女も足元に!!

夫は椅子に座り、私は夫にしがみつくような姿勢で四つん這いになっていました。

夫が、
『ハナちゃん(長女)!そこ先生の邪魔になっちゃうから、ちょっとよけてあげな〜』みたいな話をしたら、

長女が「いいの!いいの!」って(笑)
赤ちゃんの誕生をベスポジで狙っていたんです。

それぞれの立場の役割が発揮できた瞬間

いざ、赤ちゃんが生まれてきた時。

長女は最後までベスポジを譲ることなく、
産まれてくる瞬間を全部見ていて、きゃーきゃー喜んでいる声が聞こえて。

旦那さんも私の頭を、
わしゃわしゃわしゃ〜!!ってやって。

私がまるで動物で…
お前はムツゴロウか〜!
って感じたぐらい(笑)

『よかった〜!ありがとう〜!』って言ってくれて!

助産師さんも
\やったー!/ ガッツポーズ!!
めっちゃ喜んでくれて!

長時間かかって、ようやく産まれて。
助産師さんも力使い果たしたんでしょうね。

みんなめっちゃ喜んでくれて。
私はホッとして。

それをパって客観的に感じた時に、
それぞれの立場の役割が発揮できた!と思ったんです。

助産師さんは助産師の役割。

私は私のお産をする人の役割。

夫は夫で、妻をサポートする夫の役割。

長女は、キャッキャ!キャッキャ!やっていて!

それができた瞬間が、
もう最高に気持ちよかった!

ようやく夫婦としての、
何か絆みたいなのが芽生えたっていう感覚をおぼえました。

お産の主役を、主役でいさせてくれた自宅出産

はじめて自宅出産をしてみて、
良かったと思えたことがあります。

陣痛がきた時に、助産師さんに電話して。
『はーい!わかったよ!』みたいな感じで来てくれるんですけど、

『お邪魔しまーす!』と言って
自宅に入ってきて下さったんですね。

私はその時、
「そうだよね!"私"の出産に"お邪魔される"のが助産師さんだよね!」
って思ったんです。

病院だと、妊婦さんが医師や助産師に向かって
『お願いします』って言うん場面を幾度となく見てきて、

そこに私は違和感がずっとあったんです。
【主導はどっちなんだろう?】と。

お産に関しては、主役は妊婦さん。

その主役の空間に入ってくるから、
助産師さんは『お邪魔します』なんですよね。

そういった関係性が
出産のやり方、場所によって変わるんだなって感じた出来事でした。

▼記事の続き▼

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