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最高の旅とは

ドイツに留学に来て初めての旅行が始まった。

デュッセルドルフ→ミュンヘン→ザルツブルク
→ウィーン

僕は友人たちを追いかけるように1日遅れてミュンヘンに向かった。

ミュンヘンでは1人行動となり、バイエルンミュンヘンの本拠地アリアンツアレーナへと足を運んだ。
試合を観戦することはできなかったが、ラーム、リベリー、ロッベン、ミュラー、オリバーカーン、ノイアー、レバンドフスキ、挙げ始めればキリがない僕の永遠の憧れである最高で最強なサッカー選手達がここでプレーしたいたと思うと子供ながらにウキウキした。

そこからは友人達と合流した。

そして僕はそこからの2日間、旅の

醍醐味

とはなんなのだろうと感じた。

時間がなかったのは仕方ないがしらみ潰しのように名所を巡り、その名所の歴史や背景を知ることなく
ただその場所の写真を撮る。
そこに疑問を感じた。(もちろん友達といれるだけでという意見はあるだろうが。)

最終日に行ったウィーンでは、僕は1人行動をした。何をしたかと言われたら分からないがその街を1番知れた気がした。

なにかも分からないでっかい教会のような建築物の前の公園で、おじさんと並んでベンチでタバコを吸う。

窓から身を乗り出し、タバコを吸っている女の子2人に微笑みかける。

何をやっているかも分からない美術館に入り、1人でトコトコと周る。

よく分からない雑貨屋に入る。

腹が減ったらwurstを買って食べる。

美女を眺める。

こんなに街を見て、歩いて、食べて、休憩して。
自分のリズムで街を見渡せた時ウィーンは美しい好きな街になっていた。

勿論、観光名所をしらみ潰しに周ることを悪いとは言っていない。ただ、僕には早すぎた。
歴史を知って、そこにいた人を知って、その建築を意義を知って、そこから味わいたい。
街の味をまだ知らないのに、いきなりメインディッシュ(名所)はなかなか厳しいのだ。

バイエルンミュンヘンの本拠地アリアンツアレーナはサッカーに対する愛情と知識があったから楽しめたといえる。

そして僕は新たな旅の醍醐味を見つけた。
焦らず自分のペースで散歩して、あたかも近所にいるかのように過ごしてみることだ。

When in Roma, do as the Romas do.
というように街を知るには街の人にならないと。

何も調べずに入るご飯屋も雑貨屋も美術館も悪くない。僕だけが勝手に作れるmapだ。

3月は1人でパリに行くことを決めている。パリコレシーズンだ。自分のリズムでしたいことをしたい時に、焦りがない旅は良いぞ。

3月のパリ。どんな風に見えるのだろう。

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