湿布は効くの??
痛みがあるとき、あなたはどうしますか?
薬を飲むよりも先に湿布を貼る人が多いのではないでしょうか?
湿布は痛みを抑えるには効果がありますが、痛みを治すものではありません。
普段使うことが多い湿布ですが、意外と知らずに使っていませんか?
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湿布はどうして痛みを抑えることができるのでしょうか?
痛み=炎症が起きているということです。
炎症とは、
・疼痛(痛み)
・発赤(炎症が起こった部分が赤くなる)
・熱感(炎症が起こった部分が熱を持つ)
・腫脹(腫れ)
をさします。
湿布は、鎮痛・解熱・消炎作用で痛みを抑えます。
さらに血流改善、気化熱による皮膚温低下により痛みを抑えます。
(気化熱とは、水が蒸発する時に周囲の熱を吸収することです=温度が下がるということです)
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湿布の種類
湿布には、冷感湿布と温感湿布そして非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の3つがあります。
冷感湿布は貼るとひんやりし、温感湿布は貼ると温かく感じる湿布です。
冷たい・温かいはあくまで感覚で、どちらも湿布本体の水分が蒸発することによる気化熱で皮膚温度を下げます。
鎮痛作用は弱く、冷感・温感や血流改善によって痛みを抑えるます。
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)は最近主流となってきている湿布です。
NSAIDsには二種類あり、厚手の水分を多く含んだものと薄手の水分が少ないものに分けられます。
厚手の水分を多く含んだものは、解熱鎮痛消炎作用に加え気化熱の効果もあります。
欠点としては剝がれやすいことがあげられます。
薄手の水分が少ないものは、解熱鎮痛消炎作用のみです。
皮膚に密着するため剝がれにくい分、皮膚に負担がかかります。
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湿布はどのくらいの時間効果があるのでしょうか?
効果が24時間続くものと、12時間続くものがあります。
効果が24時間続くものは、だいたい8~12時間くらい貼れば薬剤が皮膚に浸透しているため、はがした後でも効果が持続します。
12時間続くものは、4~6時間貼れば皮膚に浸透しています。
皮膚の弱い方は早めにはがした方がいいでしょう。
また病院でもらう湿布とドラックストアなどで売っている湿布は
成分が同じではありません。
病院で処方される方が成分が強いことが多いです。
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副作用
副作用として、皮膚炎や光過敏症があげられます。
湿布は皮膚に直接薬剤を粘着させるものなので、薬剤や添加物が刺激となり炎症が起こることがあります。
光過敏症は、ケトプロフェンが浸透している皮膚に紫外線が照射されると起きてしまいます。
しかも、はがした後4週間は皮膚に成分が残っているため紫外線に注意が必要です。
もう1つ、ロコア🄬テープを貼る場合は1日最大2枚までという制約があります。
2枚貼ることで飲み薬と同じくらいの成分が血液中に浸透します。
なので、1枚貼って飲み薬を飲むときも注意が必要になります。
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まとめ
湿布には痛みを抑える効果があります。
湿布は、鎮痛・解熱・消炎作用、血流改善、気化熱による皮膚温低下により痛みを抑えます。
湿布には、冷感湿布と温感湿布そして非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の3つがあります。
効果は24時間続くものと、12時間続くものがあります。
痛みがあると何気なく貼っている湿布ですが、
どうして痛みが抑えれるのか
仕組みを知ることでさらに効果が期待できるのではないでしょうか?
また湿布にも使い方があります。
自分がもらった湿布を子どもにあげることで光過敏症になることがあります。
光過敏症になるとステロイド薬が使われることがあります。
たかが湿布と思わず注意書きを読むようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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