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市民のための救急医療セミナー

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あなたの周囲の人・大切は人が急な傷病になったとき、多くの場合はパニックに陥ってしまいます。 いざというときに落ち着いて行動するには「頭の訓練」が欠かせません。 このマガジンでは様…
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2017年1月の記事一覧

救急クイズ:正解

山田さん、70歳男性、若いときから高血圧、糖尿病を指摘されるが放置。10年前に心筋梗塞で入院。その後急性心不全で何回か入院したことがある。あるときは自宅の2階に上がるとき階段の途中で息が切れてしまい、しばらく休むくらい調子が悪くなったことがある。調子が悪いので病院に行くと慢性的な心不全状態で労作時には心不全が急に悪くなると言われ、強心剤を処方された。現在は日常生活は何とか自分でできる。
普段の状態

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救急クイズ:以下の山田さんの状態をどのように表現すればよいのでしょうか?

いつも元気に通勤している50歳の男性が駅の階段を上っていて急に胸が苦しくなった・・・

サッカーをしていて右足首をひねった・・・

この2つの状態は急な病気やけがに相当するので、119番通報の対象になったり、救急病院を受診する妥当な理由になります。

では次のケースはどうでしょうが、この状態は急な病気に該当するでしょうか・・・

山田さん、70歳男性、若いときから高血圧、糖尿病を指摘されるが放置。

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