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Zoomで始めるネットラジオ

遠隔授業(オンライン授業)を前期にずっとやってきた。私は基本的にはzoomを使ってやってきた。授業は、決まった時間にライブでやると言うものだと考えているので、そのようにやってきた。

勿論、動画をあらかじめ作って録画しておき、それを学生たちが見たい時に見る。何回も見る。そう言う遠隔授業のメリットがあることはわかっている。しかし、テレビの録画を溜め込むタイプの人間には、見なければならないものが増えるだけで、なかなか進まないと言うことが発生するのもわかる。

だから、そんなこともあって、私はリアルタイム双方向の遠隔授業を基本としてやってきた。

が、一方で授業方法としてのラジオ講座方式も、捨てがたいものがある。私の場合、私が行う授業方法が、学生たちにとって1つの見本になると言うことがある。彼らが教員になった時に、あの方法をやってみようと言うことがあると言うことだ。

だから、授業のバリエーション、つまり、遠隔授業のバリエーションとして色々なことをやっておく必要もあると言うことである。

その1つの方式が、zoomを活用したネットラジオである。

私たちの世代は、旺文社が行なっていた「大学受験ラジオ講座」と言うものがあり、聞いたことのある受験生は多くいたはずである。ある意味、オンライン授業のルーツと言えるかもしれない。

説明を中心とした授業であれば、ラジオスタイル、つまり、授業者がDJになって伝えていくスタイルの授業も可能ではないかと思っていた。そして、おそらく、これが授業をする側にとって一番負荷の高くない方法ではないかと思うのだ。

やり方は、実に簡単。


1.zoomを立ち上げて、ビデオをオフにして、録音する*1。
2.終了すると、自動的に音声ファイルが作られるので、それを保存*2。
3.音声ファイルをGoogleドライブのマイドライブに移動*3。
4.そのファイルを共有設定にして開くと、リンクができる。
5.そのリンクをGoogleクラスルームに提示する。


これで完了である。視聴者は、そのリンクをクリックするとスマホやパソコンの中に入っている何かで聴けます。ブラウザーがchromeであれば、そのままchromeで再生が可能だ。

YouTubeにあげる場合、動画なので*4アップロードする時間もかかるし、見る側もデータ使用量が増えるので、音声だけであれば、zoomの音声フィルを使う方が使い勝手がいい。ちなみに、zoomで146分の音声データを確認したら、データ量は、43.5MBであった。

今回の授業は、教職に関するお悩み相談ということで、学生さんたちから事前に質問をもらっておき、それに答える形で授業を進めた。だから、なんだか本当にDJをやっている感じであった。

ゲストをzoomの向こうに呼んで、対談、鼎談などのラジオ講座形式も面白いかもしれないなあと思っている。この先、やってみよう。


*1  この時、保存場所を自分のコンピューターにすること。
*2  パソコンの中を検索し、zoomのフォルダーを探す。その中に保存したものが入っているフォルダーがあり、そこにaudio_only.m4aと言うファイルがあるはずです。これです。
*3  Googleドライブの設定は、ここです。https://support.google.com/drive/answer/2424384?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
*4  勿論、静止画像を使うと言う手もある。静止画像を写しておいて、そこに音声を被せると言う方法である。YouTubeを使いたいと言う場合は、これをすると良い。

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