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家でフィルム引き伸ばしプリントする(その1)

こんにちわ、まるまるです。
今までフィルム(カラー、モノクロネガ)の自家現像、デジタルスキャンをしていますが印画紙プリントを行なって鑑賞するのが本来のフィルム写真の楽しみ方だと思い、家で写真プリントをしたくなり準備を始めました。

必要な主要機材
・引き伸ばし機
・引き伸ばし用レンズ
・イーゼルマスク
・現像機材(トレーの代わりになるもの)
・薬剤

機材の中で今回は現像ドラムに付いて記載します。

現像機材:LPLカラー用現像ドラム 5x7、8x10用) 写真1
まず、狭い家で引き伸ばしプリントをする上でネックなのが暗室と現像、停止、定着用のトレーを置くスペースの無さ、ネットで調べるとトレーを使わず明るい場所で現像作業が出来る現像ドラムを見つけて入手しましたが、中古品で説明書がなく、入れる薬剤量、露光した印画紙の入れ方、どの位の回転数が適当なのかは不明のままです。(カラー用となっていますがモノクロ印画紙でも大丈夫でしょう)

写真1 現像ドラム(LPL 4621)

薬剤注入口がある蓋、印画紙ガイドがある本体、受け皿(?)がある底蓋と、3つの部品で構成されています。写真2、3、4

写真2 左から注ぎ口蓋、本体、底蓋
写真3 薬剤注ぎ口
写真4 薬剤受け皿(?)が付いた底蓋

必要薬剤量の推定

写真5 薬剤注ぎ口奥のスリット
写真6 注ぎ口から受け皿(?)への薬剤出口

写真5の注ぎ口に薬剤を入れると奥に見えるスリットを通じて写真6の出口から底蓋に付いている受け皿(?)に貯まる仕組みのようです。

底蓋に付いている受け皿(?)に、すり切り一杯になるまで水を注いで、量を測ったら、100ccでした。(トレー現像よりも少ない量で済みそうです)
ネット情報では、数十ccとか60ccとか記述はありましたが現像ドラムの大きさによるのだと思います。

印画紙挿入 写真7

写真7 露光印画紙挿入

ガイドレールに沿って5”x7”は2枚、8”x10”は1枚、露光面を内側にして挿入するようですが、モノクロは暗室セーフティーライトの中、カラーは真っ暗闇での作業になるので慣れるまで訓練が必要でしょう。写真はポスターを8”x10”のサイズにしてダミーとして入れたものです。露光した印画紙を入れたら蓋をします。

現像ドラム回転手段 写真8
当初はローラーキャスター4個を板に固定して手で回そうと考えましたが1分以上一定の回転で回すのは自信が無く、また、現像ムラが出るのを危惧してモーター駆動にすることにしました。

写真8 現像ドラム回転装置

幸いに模型に凝っていた頃のTAMIYAテクノクラフトシリーズの6速ギヤボックスが残っていましたので新たにタミヤのスポーツタイヤセットとスイッチボックスを購入して組み上げました。写真9

写真9 回転現像ドラム完成

試した結果、ドラム円周とタイヤ外周、ギヤボックス減速比の設定でドラム回転数は52rpmとなりました。これが適当なのかどうか分かりませんが、回転が速いと薬剤を掻き上げるかも知れず、また、遅いと現像ムラが出来かねず、均一に現像するための適切な回転数がどの程度なのか、どなたか知識があれば教えていただきたく思います。

現像、停止、定着作業
まだ実行段階では無いので割愛しますがフィルムの自家現像をしているので問題は無いでしょう。

*表現の中で、間違っている箇所やアドバイスがあればご指摘大歓迎です。




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