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#2 海と風

風の強い日


10月も1週間が過ぎようとしている今日の柏崎は風が強くて
雨が降ったり止んだり晴れてみたり。
気温も20℃以下程度。
風向きが西北なので寒気が流れてきているのか、かなり肌寒く感じた。

今日も風が強いけれど、柏崎は「風のまち」って言われるほど、風が吹く。

それは海が近いというのが大きな理由。


海岸沿いは風が吹く

原則として海岸地方では風は
昼間には海から陸に向かって吹き、(海風)
夜は陸から海へ向かって吹く。(陸風)

日本海が北側と西側に接する新潟県(柏崎市)はほぼ常時、
昼は北西の風、夜は南東の風が吹いている。

ほかにも柏崎という立地では刈羽三山と呼ばれる
米山、黒姫山、八石山などからのおろしも考えられると思う。

海のまちと暮らしの知恵

家づくりや建築的な話をすると、
海からの風、つまり潮風が吹くと塩害が起こる。

潮風の影響範囲は以外と広くて、「こんなに海から離れているのに?」と思う事もある。

だから、しっかり土地の性質や条件を考慮しないと、金属系の外装材が錆だらけ、室外機はすぐにボロボロ…なんてことになりかねない。

だから海沿いの地域は昔から木の外壁や瓦屋根が多かったのだと思う。
家だけでなく敷地内に防砂林や板塀を設置して風や砂除けを行っている家が多い。

この地域で暮らす、古くからの合理的な知恵だ。


風のまち柏崎

その土地の気候風土はその土地の建物や設備を見れば多くの情報が手に入り、風の向きも地元だからこそ分かる"クセ"のようなものがある。

海が身近で風のまちと呼ばれる柏崎。

地域によって適した住まいのカタチや暮らし方が違うのは難しくも面白い。


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