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【僕が教師を辞めたわけ②】〜常識からの逸脱のプロセス〜

こんにちは♪10年間の教員人生を辞めて、今は群馬県を中心に、みんなが自分らしく生きられるコミュニティ『村』を創っている池ちゃんです。

たくさんの方から、ブログについての応援、励ましのメッセージを頂いております。僕のような人間の半生を綴りながら、このブログに行き着いた方の心にそっと沁みるような言葉を紡いでいきたいと思います。

過去記事はコチラから
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前回は、教師を辞めた理由前編についてお話ししました。
どちらかというと、内面の解放のプロセスだったかなと思います。今回は、それをどのように行動して行ったのか?周囲との関わりや家族(特に妻)の反応はどうだったのか?これについて詳しく語っていきます。


●伝えたい人
 今の仕事を辞めたいけど一歩踏み出せない人
 周囲に優しすぎて、自分を優先できない人

●メッセージ
 \\ 自分の人生の舵取りは自分でする //


【僕が教師を辞めたわけ】

1. コロナきっかけで、Youtuberになった教員

前回の記事でも書いた通り、まずは自己愛がタプタプになるということが大前提にあり、僕はコロナきっかけの休校によりその機会を与えられました。休校中に、自分自身と十分に向き合う時間を持ち、「今」何を感じているのかということに集中することができたのです。

具体的には「瞑想」を取り入れたわけですが、そうすることで、学校の子どもたちや保護者の皆さんとの関係性が以前よりも断然スムーズになりました。何より自分の心持ちが変わったからだと思います。

瞑想についての記事はコチラ
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そして、自然と自分が本当にやりたいことで、周囲にも求められていることが見えてくるようになったのです。

休校中で不安な生徒たちにとって最も必要だったのは
●安心感
●近くで自分のことを成長させてくれる存在
です。

これを同時に叶えることができたのが、YouTuberになって動画を配信するということでした。

配信していた動画がコチラ
↓↓↓

はじめは動画編集も初めてで作業もおぼつかず、カメラの前で話すことも慣れなくて何時間もかけて作っていました。この動画は10本目くらいだったと思います。現役教員なのに、どうしてそんなことできたの?という声が聞こえてきそうですが、実は「先生」ってとてもマルチな能力が備わる職種なんです。

○ここがすごいよ!「先生」って仕事

・毎日6時間以上人前で話すトーク力
・30〜200人を動かす先導力
・学級通信などのライティング力
・個別の能力を引き出すコーチング能力
・保護者対応で磨かれる対応力
・どんな人とも絡むコミュニケーション能力
・書類、評価作成などの事務処理能力
・各種イベントの企画・運営能力
・部活動各種の専門的指導力
などなど

挙げていったらきりがないくらい。

それでいて、とっても真面目で協調性があって、決まったルールに従ってチームで動くのが上手な職種なんです。でも、他と違ったことをすることを良しとしない風潮もありました。出る杭は打たれるというやつですね。とにかく変化を嫌うんです。「みんなはそれをやってないよ〜」っていう無言の圧がある。

だから、僕はYouTubeの動画を学校の先生たち誰にも言わずに作って、子どもたちに配信していました。ある程度の形になるまでは一人で突っ走りたかったんですね。そして、この独走に踏み切ったのが、後の出会いに通じるきっかけとなりました。

2. 常識に囚われなくなった理由は?

YouTubeを用いた発信を本格的にしだした僕は、これまで繋がることのなかった人たちと繋がることができました。発信とは、自分が信じていることを発する行為だと思います。ということは、それらをお互いにキャッチしあったもの同士が出会うことは必然なことです。その信じる気持ちが深ければ深いほどです。

SNSによる発信のおかげで、遠く離れているけれど同じ思いの人に出会うことができたのです。時代は、コロナで全世界的なロックダウンのさなか、オンラインのZOOMミーティングで会いたい人と会って話すことができたのです。

これは、結構当時の教育界では異例のことで、「なんか池田が変わったことやり始めたぞ〜」という空気感をひしひしと感じました。でもね、気にしなかったんです。そんなこと気にしてるよりも大切なことにエネルギーを使いたいという思いが溢れてたんですね。

○キャズム理論


ここで一つ、常識から逸脱するときの仕組みをお話しします。キャズム理論というのを聞いたことはありますか?

引用:サイト“東大IPC”より

“キャズム理論とは、新たな製品が世に出た際に、その製品が市場に普及するために超える必要のある溝について説いた理論のことです。具体的にいうと、イノベーター理論におけるイノベーター・アーリーアダプターを「初期市場」、アーリーマジョリティからラガードまでを「メインストリーム市場」とし、これらの間にはキャズムと呼ばれる大きな溝(市場に製品を普及させる際に超えるべき障害)が存在しており、これを乗り超えることが市場を開拓するうえで重要だとする理論をさします。

イノベーター理論とは、キャズム理論の前提となる考え方であり、新たな製品の普及の過程を、これらを採用するタイミングの早い消費者から順番に、以下の5つのタイプに分類しています。

・イノベーター(革新者、市場全体の2.5%)
・アーリーアダプター(初期採用者、市場全体の13.5%)
・アーリーマジョリティ(前期追随者、市場全体の34%)
・レイトマジョリティ(後期追随者、市場全体の34%)
・ラガード(遅滞者、市場全体の16%)

キャズム理論は、「商品普及の鍵はアーリーアダプターが握る」というエベレット・M・ロジャース教授の説に対して一石を投じる形で、マーケティング・コンサルタントのジェフリー・ムーア氏により提言されました。主に、製品の技術進化の激しい「ハイテク業界」で頻繁に取り上げられる理論であり、新規事業の立ち上げを成功させるポイントの1つと考えられています。”

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/chasm-theory/

スマホ普及率の例を用いて具体的に説明していきます。

引用:NTTドコモ モバイル社会研究所調べ


2010年にはスマートフォンの所有率は4%程度でした。

つまり、上のキャズム理論で言うところのイノベーターとアーリーアダプターの一部のみが所有していたということです。世の中で言えば変わり者です。大多数の人は、ガラケーを使っていて、「何?あのボタンがないのケータイ。ケータイじゃないよ!」と言って手を出さなかったのです。

ところが、数年でこの体制はガラッと変わります。

2015年には5割を突破し、2017年に7割、2019年に8割、2021年には9割を超え、2023年にはスマートフォンの比率は96.3%になりました。

ここで僕は言いたいことはニつあります。

一つ目は、世間一般の「普通」「常識」とされている影ですでに新しいものや技術革新は生み出されているということです。

二つ目は、世間一般の「当たり前」や「正しい」とされている枠の中に収まっていたら、いつまでも受動的に情報を得る立場のままだということです。

もちろん、周りの人を否定しているのではないのです。世の中はバランスで成り立っているので、すべての人がイノベーターになることはありえません。ですが、自分がどう生きたいのか?について素直に考えていけばいくほど、これまで通りの「学校」という職場には合わなくなってきている自分に気づいてしまったのです。

3.「教員」から「新しい仕事」へ

ここからは、新しい仕事を始めるに至った経緯をお話していきます。

YouTuberとして活動していく中で、どんどん自分が本当はどう生きたいのか?何を追究していきたいのか?を考えるようになりました。

そこで出てきた答えは、
●新しいことに挑戦し続けたい
●もっと深く人と関わっていきたい

という二つでした。

この様なマインドに切り替わってから、出会ったある学びに僕は感銘を受けました。それは、『エネルギーワーク』という学びです。

エネルギーワークって調べると沢山出てくるのですが、僕の中で定義しているのは、

・目に見えない本質的なことを理解する学問
・自立と共生マインドの循環が生まれるもの
・生きている「意味」を解き明かす魔法の鍵

世の中の数ある知恵や知識、現象の奥底にある繋がりのようなものに気付き始めていた僕にとっては、この学びとの出会いは半分答えあわせで、半分新たな世界への扉だったのです。(エネルギーワークセミナーについては後おの記事で詳しく書きますね)

学んでいくにつれて、「これだ!僕が本当にやりたかったことは!」と感動は確信へと変わっていきました。

そして、いよいよ妻に相談したのでした。

○「教師辞めたいんだけど」発言に妻の反応は?

2020年4月にYouTuberになって、約100日後の7月のある日、妻に気持ちを打ち明けました。妻の最初の反応は、「とりあえず座って」でしたw

そして、すごく冷静に僕の話を聞いてくれました。何一つ否定することなく、それどころか丁寧に深掘りまでしてくれました。

「何で教師を辞めてまでそれがしたいの?」
「子どもが二人、家も買ってる。食べていけるの?」

この当時の僕は、妻を説得するというよりも、もう自分の中で決めた思いをただただ妻に話していただけでした。それを本当にこれでもかってくらい完璧に受け止めてくれたのが妻でした。

最終的に、
「確かにエネルギーワークに出会ってから、本当に楽しそうに生きているよね。それを今度は人に伝えていきたいっていう気持ちはもう決まってるんでしょ?やりたいようにやってみたら?」
「でも食べれなくなったら教員でもなんでもやってね!」

僕が今、脱教員からフリーランスで生きていけているのは、この妻の存在なしには考えられません。いつも軸を確認させてくれて、弱気になっている時は励ましてくれて、率直に思ったことを言ってくれる。

こんな存在が近くにいてくれることに感謝しないで、幸せにしようとしないで、一体誰のために生きていくんでしょう?

少々うちの夫婦関係の話になりましたが、あなたは一番近くにいる人(パートナー)との関係性はどうしてますか?一人でやろうとしていないですか?本音で相談できていますか?

もちろん我が家もまだまだ未熟なところがたくさんですが、それでも二人して前を向いて歩いていこうという気持ちがある、とお互いが信じ合っている感覚はあります。

4.まとめ

とても長くなってしまったので、そろそろまとめます。

これをここまで読んでくれたあなたが、もし「仕事を辞めようか迷っている」のだとしたら、まず一番最初にするべきことは「自分との対話」です。

そして、自分の本当にやりたいことを見つけるのです。
それが見つかったら、周りの目なんか気にしないでとにかく行動です。

さらっと書いているけど、これ簡単じゃないんです。だって今までと全然違うことやっているんだから、違和感だってあるし、周囲の反発は摩擦は少なからずあります

でもね、実はそれ自分で作っている現実なんです。

次回は、教師を辞めるにあたっての摩擦について書いていきたいと思います。←まだ終わらないっていうw

何でここまでさらけ出して書くかって?
それは、迷って一歩踏み出せずにいる「あなた」に向けてエネルギーを送りたいから!僕のこの人生で起きたことが少しでも役に立つのであれば喜んでさらけ出していきます。

最後まで読んでくれて本当に有難う。
そんなあなたの心に沁みる言葉を紡いでいきます。

執筆者である池ちゃんに連絡したい方は、下記の公式LINEよりよろしくお願いします。待ってまーす♪

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