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オンラインミーティングで使えるギラギラ衣装をつくろう

自宅がリモート収録のスタジオとなって、早1ヶ月。
Zoom や Skype でのオンラインの番組収録にも慣れてきた。

移動や準備に時間を割かなくていいぶん、集合時間も遅くていいし、終わったらすぐに自分の生活にもどれる。自宅スタジオの良さをひしひし感じる今日この頃だ。

しかし、リモート収録では、どうしても「見栄え」が貧相になってしまう。ヘアメイクさんやスタイリストさんのサポートなき今、ひっつめ髪だし、メイク盛れないし、服も地味でマジで映えない。

ビフォー。

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アフター。

スクリーンショット 2020-04-15 20.27.10

(今までわたしが大勢の人たちの前で姿を晒せていたのも、ヘアメイクさんや衣装さんが見栄えを再構築してくれていたからなんだなあ…)

メイクはメイクフィルターかければある程度マシになるとして、最近はマジで私服のレパートリーが枯渇してきた。

どうするよ。

Zoom バーチャル背景機能を使って、衣装をしつらえよう

Zoom のバーチャル背景機能は、後景だけではなく、指定した色の部分にバーチャル背景をあてることができる。

つまり、緑色など他と識別しやすい色の服を着て、その色域にバーチャル背景を当てれば、好きな背景を服としてまとうことができるのだ。

ちなみに、静止画だけじゃなくてムービーも設定することができる。
動く衣装がつくれる!(カッコイイ!)

スクリーンショット 2020-05-21 17.48.41

Processing で動く衣装を生成する

Zoom のプリセットの動画背景もいいけれど、やっぱりもっと自分でカスタマイズしたい。

当方、CGバキバキのかっこいい動画作成能力はないが、プログラムはすこし書けるため、Processing でオリジナルの動画を書きだしてみることにした。

ちなみに、Processing は、ビジュアルデザインのためのプログラミング言語および開発環境で、非エンジニアでも書きやすいように設計されているので、プログラミング初学者にはとてもおすすめだ。

Zoomの背景サイズ(1920 * 1080)に合わせてデザインをつくっていく。

スクリーンショット 2020-05-21 16.59.18

デザインができたら、デザインを動画として書き出す。
draw() ファンクションの末尾に以下のコマンドを足すと、そのフレームを書き出してくれる。 (######も原文ママで!)

saveFrame("frames/######.tif");

書き出されたフレームを ffmpeg のコマンドでつなぎあわせて動画にした。(40をいじるとフレームレートが変わります。)
(ファイルは相対パスで指定してください!)

ffmpeg -y -r 40 -pattern_type glob -i "*.tif" -an -pix_fmt yuv420p -vcodec h264 -profile:v baseline sample.mp4

違和感なくループするような動画の方が衣装向き。

完成

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だせえ!センスって大切。

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もうちょっと頑張って、ちょっとかっこいいやつもつくったよ。

収録でも着た

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ややウケ。

プログラム

ださいのとややカッコイイ衣装のプログラムを公開しています。

(これより下はプログラムのダウンロードリンクしかありません。ご注意を!)

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