多汗症と向き合いながら
おはようございます。
池田諭史です。
いきなりPCと手の写真から始まるこの記事。
世の中にはこういう人もいるんだということの発信です。
さて個人的なことではございますが、僕自身仕事中や自宅でPCをいじる時は必ず通気性の良い手袋をしながらキーボードを叩いています。
理由は”汗”がすごいでるからです。
ちょっとした熱を持つ機器などを触れたり、温かいところにいると異常なくらい手汗がでます。
手汗だけならまだしも、足の裏も異常に汗をかきます。
昔から汗っかきだったから代謝が良いのだと思っていたのですが、どうやらそうではないことを大人になってから知ることになりました。
そんな自分に起こっている『多汗症(掌蹠多汗症)』について書きます。
1.多汗症(掌蹠多汗症)とは
この症状は「疾患」なので病気ではないのです。
自律神経の乱れから起きるとのことですが、残念ながらまだ医学的にこの原因のメカニズムが解明されておりません。
僕自身は社会人になってから他人と自分の状態が違うとわかり、調べてみて初めてこの症状の名称を知りました。
2.多汗症で昔から困っていること
症状が発症すると下記のようなことが起きて困ることがあります。
・紙が手にくっつく
とにかく手汗がすごいので紙のノートが手にくっついてしまう。
書きにくい上に、紙が濡れてしまい字がよれたり滲んでしまう。
テストも履歴書も紙なのでフニャフニャになっていたことも。
ハンカチを忘れた日はとにかく大変でした。
また折り紙で折る時がまた大変で、下手すると破いてしまったり汗でヨレヨレになります。
また車を運転中、有料パーキングの駐車券が濡れてしまいエラーを起こすということもありました。
・触ったものがべたべた、汗で汚れる
家でも家庭用ゲーム機のコントローラーがすぐに手汗でべたべたになるので、兄に理不尽に怒られていました。
なので自分が使ったら拭いてから片付けがマストに。
服なども汗かいた手で触ってしまって服が汚れることもあります。
・とにかく物が持てない、つかめない
手汗で滑るので持つだけでも一苦労。
滑るので重いものを持つ時は特に慎重になります。
ペットボトルの蓋も滑って開きません。
子供の時は、鉄棒や上り棒も手汗で滑ってしまいまともにできませんでした。
スポーツも野球のバット、テニス、卓球のラケットも滑るのでまともにできませんでしたね。
・携帯が壊れた
手汗がすごいのでガラケー時代に1度水没みたいな状態で壊したことがあります。
手に汗握るというか汗が携帯の隙間に入り、ショートしてしまったんです。
水没扱いなので取り換えもできず、泣く泣くお金を払って別の機種を購入したことがあります。
当時クラウドなどなかったのでバックアップがなくて正直困りました。
・手足が冷たい
汗を常に書くので手足の末端がいつも冷えてしまう。
汗をかくから手が潤うと思っている方、それは勘違いです。
逆に水分がでるから常に乾燥しています。
だけどハンドクリームを塗ると今度は保湿の効果でまた汗をかくという無限ループになりがちです。
・足の臭いがきつい
手汗だけだとハンカチで対処できますが、足の裏は靴を履くため、更に汗をかきやすい状態になる為、靴下だけではどうにもならない。
靴が蒸れて臭いが染みつくので、対策をしても1年ももたずして臭いが落ちなくなり、処分せざるを得ない状態です。
これで職場や友達に何度も注意されたことがあります。
できる限り対策をしていますが正直人と関わりたくない、迷惑かけてしまうので。
・タッチパネルに苦戦
ガラケー時代は特に気にしなかったが、スマホに移り変わってからが大変です。
タッチパネルが上手く反応しません。
スライドでアプリを操作するタイプが特に困ります。
パズドラ、モンスト、スクフェス、音ゲー、アクション系などのスマホゲーはやりたくてもできません。
・指紋認証
スマホのセキュリティロック解除の指紋認証がとにかく大変です。
汗をかいていない状態をキープできないと、いざ指紋認証が必要なとき汗で指が若干ふやけてしまい認証エラーがおきます。
パスコードで基本開けられますが、ネットバンク等セキュリティが厳しいシステムアプリでは指紋認証が必須なのでいつも格闘中です。
セキュリティのありがたさに泣かされている次第でございます。
・職場でのやり取り
仕事先でわからないことがあったとき、先輩に操作を教えてもらったりするのですが、とにかく汗でマウス、キーボードがべたつくので先輩方が触る時にめっちゃ不快な顔をされます。
こまめに手を拭いたりはしていますが、どうしても緊急性がある時に対応してもらうので拭けないで渡すため、申し訳ないと思いながら作業をしています。
・些細な事がストレスに
握手を求められると不快感を与えてしまう。
ハイタッチもまともにできない。
臭いも醸し出す。
まともに人と関わるだけでもストレスを感じながら付き合わないといけないのです。
3.解決策
治療方法が薬、漢方薬、注射、交感神経を整えるとありますが、長い付き合いとなります。
疾患とは言え保険が適応されます。
それと上記にも書きましたが極力ストレスを感じない生活をすること。
治療が完了するまでは
・こまめに拭く
・ハンカチ、タオル持参する
・制汗剤を持つ
・シャワーをこまめに
・手袋をする。
まとめ
つくづく人間の体は面白いなと思います。
なぜいちいち不完全さを残すんだとw
僕自身、早く治療を完了させて余計な事でストレスを感じない生活を送りたいです。
読んでくださっている方の周りにも同じような人がいたら、共感はできなくても苦労しているんだと少しでも理解していただければ幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。
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