不貞腐れていた時に誘ってくれた次期社長との思い出

皆さんこんにちは

池田諭史です。

今回のお話は、埼玉にいた時にお世話になった方のお話になります。

出会ったきっかけは、僕が工場勤務3年目くらいの時に、会社と提携している部品メーカーの次期社長が現場を知るために、一時期職場で研修をしていて、その際サッカー部の方が声をかけてチームに入ってくれたことがきっかけ。

次期社長というから、ボンボンなのかと思ったらめっちゃ体育会系のお兄さんタイプで謙虚な方でした。

当時年齢が30代前半でしたが、ものすごく体が強くて練習の時は全く歯がたたなかった。

本人的には体力も落ちたという割に30歳過ぎても体型維持しているのがすごいなと思った。
真面目だけどノリもよくてすぐチームになじみ、実力もあるからすぐレギュラーになってチームメイトは大喜び。

ですが、個人的にはレギュラーの枠が1つ埋まりまた出られなくなったので素直に喜べませんでした。

それと当時は会社全体で仕事が忙しくなり、練習に顔を出す人が極端に減り、若手しか集まらない状況になったのに関わらず、試合はレギュラーがそのままでる始末。

リーグでやっている以上、草サッカーではないので実力勝負、上手い人がレギュラーは当たり前で頭ではわかっているが感情がついてこない。

ただ自分が下手くそなのはわかっているから練習だけはまじめに取り組んでいたところ、次期社長の方から声をかけていただく。

都内で大学時代の仲間たちと草サッカーチーム組んでやっているがもし良かったら遊びにこないかと。

チームのリーグ戦は毎月1~2試合程度なので、それ以外の日は草サッカーをしているとのこと。
当時試合に出ることに飢えていたので誘いにのり、それから約3年、草サッカーチームでお世話になっていました。

そのチーム内では次期社長がキャプテンで、学生時代の付き合いだからか、周りの皆さんは彼を委員長と呼んでいましたね。
草サッカーチームでも、元々は大学でバリバリレギュラーとかでやっていた人たちの集まりだったので一人一人が上手かった。

試合がない日は練習日として集まって練習もしたり、時には県外の大会にでたり、そして試合後の飲みがまあ面白かったなと(笑)

誘われて半年くらいしてから、お互い電車で埼玉に帰っている時に質問しました。
「なぜ自分を誘ったのか?自分より何倍も実力ある若手数人が会社にいましたよね。」
「確かにいるけど、他の連中は多分誘ってもこないだろうなと思っていたし案の定誘ってもこなかった。練習の姿勢を見てそこまでしてやりたくない空気がなんとなくわかる。」

「ただお前は上手くはないけど、チームの練習のなあなあな空気感でも真剣にやっていた。試合に出られなくて不貞腐れて帰る姿も見ているから飢えてはいるだろうとは思っていたけどそれ以上にお前の真面目に取り組む姿勢がよかったから誘いたくなった。」
「誘った結果、年齢関係なくチームを鼓舞してくれるし、誰よりも走るからおっさん達はすごい助かっている(笑)」
「だから僕はお前を誘ったことは正解だったわ」

サッカー始めてから初めてそういった視点で見てくれる方と出会えてほんと嬉しかったですね。
不器用な自分でも頑張りをちゃんと見てくれる方がいるのだと。
それからサッカー以外でもものすごくお世話になりました。

自分が転職を機にサッカーを横に置く選択した時に会社とチームをやめる話もこの方だけにはお時間いただいて話した時も、快く送り出してくれました。
今でもこの方には頭が上がりません。

挨拶を交わしてから、その方とは10年近く会っていません。

まだまだ自分として納得いく結果を得ていないので、早く結果を出して恩返しをする為にも日々精進していきます。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
ではまた。






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