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結局はおもろいか、おもろくないか、のはなし

リモートワークについて。
というか、リモートワークを通じて得た気付きについて。
今現段階で感じていることについてまだまとまりきっていませんが、
メモとして残しておきたいと思っています。


こういう状況なので、多くの会社でリモートワークが行われ始めています。
もちろん、リモートワークが物理的にできない仕事はあります。
ですが試みというよりも、半強制的な外的要因によって
リモートワークがはじまった企業さんにおいて。

これは、僕の推測ですが結構少なくない数の企業の
経営者、及び管理側の方は、こう思われているのではないでしょうか。

「思ってたよりは、案外いけるやん」。

人間はこうして強制力により進化してゆくのですね。
大変実感しております。


仕事がら適正があっただけですが、
僕たちは創業以来リモートワークはOKという前提でやってきました。

ちょっとだけ先駆けて実践してきたこともありその気付きなどを、下記に。

ただ、
・通勤や移動が減った分、仕事が捗る。
・成果を出しているか、そうでないかがはっきり分かる。
・顔合わせなくても、ZOOM意外とあり。
・コミュニケーションに無駄がなくなる。
その他もろもろ・・・といった、
はじめて1週間くらいで体感できることは、すでにみなさん
ご承知のことだと思いますので、もう少し先の話をしたいと思います。

・・・

僕が、このワークスタイルを取り入れる際に最も考えたことは
そもそも会社という「箱」が存在する意味です。

ちなみにリモートワークの中でも
朝何時になったら、テレビカメラをつなぎ、
昼食時には離席を出し、終業時にはカメラを切る、など
管理をしっかりやる会社さんに関しては、個人的には働く場所が変わっただけで、
根っこはこれまで通りと思っています。
(それが悪いという事ではないです、念の為。)


そうではなく、リモートワークをきっかけに管理自体が減り、
いっしょにやるメンバーとの関係性が自立した者同士、プロとプロになっていく。
そういった道をたどる企業は増えるだろうなと思っているのです。

・・・

では、そうなった時。
会社側としては、所属する理由を対価以外のどこにつくるのか。
(所属とはなんぞやの話にもなりますが)

メンバーがプロ化すればするほど、選択の権利はメンバー側にうつりますからね。

一人ひとりのプロが自分の有限な命を割いて、どこかの会社に加わっていく。
そこで引力となるものは、なにか。


急に俗っぽい言い方しますと
シンプルにおもろそうかどうか、だと思っています。
このゆびとまれ、みたいなもんで。

ドッヂボールやろうぜ。
かくれんぼやろうぜ。
缶けりやろうぜ。
その中にも、集まるグループと集まらないグループが生まれます。

テレワーク×パラレルワークともなればなおさら、できる人は仕事を選びます。
そうなると言っていること、やっていることがおもろそうかどうか、
心が共鳴するかどうかが、これからの時代、
有機的に人をつなぐ理由になると思うのです。

結局、「おもろい」の分解・特定や伝え方が
ブランディングとか戦略になるわけですが・・・。

・・・

単純に対価で参画する人もいるでしょう。
そんな人も会社としては必要な機能。

一定の報酬を提示すれば、スキルは買える。
助っ人外国人のようなものと言うか、それも、目的にたどり着くための手段です。

生え抜きでこの会社一筋というプロもいて、
時々で足りないピースを埋めるプロもいる。

意志の尊重を前提とした生き方混合チームで、
それぞれが抱く価値観や大事にしたいことを受け入れ合い、
目的意識のもと相乗効果を生み出せる場所をつくる。

これは、僕が会社という箱を使ってやりたいと考えていることです。

当初、うちの会社はその決断と明示がなかったことにより
小さいながらに随分と苦しみました。

正解不正解の話ではなく、組織のあり方は目的次第。
決めの問題なので、答えは会社の数だけあると思っています。

・・・

うちの会社がやろうとしていることは、ワクワクすることか。
そして社会にとって、意味があることか。
少なくともそう信じて、マジでやっているか。

自問自答の日々です。

幸い、大きい会社だけが引力を持つ時代ではなくなってきました。
ありがたいことに仲間に入りたいと声をかけてくれる人も増えました。

だからこそ、自分たちにとっての正解ってなんなんだ。
この問いと向き合い、自分たちなりの解を持つことが
会社をやると決めた人の責務なのではないか。

理由はともあれ、貴重な時間を割いてくれる仲間たちに対して
自分みたいなもんが勝手に始めた会社としての存在責任である。

そう思うのです。


あれ、何の話でしたっけ。
そうそう。
リモートワークからはじまる自立化、プロ化。
人を有機的につなぐ重要な要素は、シンプルに
おもろいかどうか、という話でした。

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