マガジンのカバー画像

コーヒー知識

87
運営しているクリエイター

#アラビカ

珈琲の品種

珈琲の品種

珈琲の品種は大きくはアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種に分けられます。
簡単にいうと、ほとんどがアラビカ種で、カネフォラ種はインスタント珈琲に使われ、リベリカ種はほとんど使われてません。
多くの珈琲に使われるアラビカ種の中でもさらに品種があります。今回はそれらの品種をまとめてみました。

○エチオピアグループ

・エチオピア野生種、半野生種
品種化されておらず、遺伝的に多様。

・ゲイシャ
めち

もっとみる
アラビカ種の起源

アラビカ種の起源

アラビカ種が持つ44本の染色体のうち、22本がカネフォラ種、残りの22本がユーゲニオイデス種のものに近いことが分かってます。ユーゲニオイデス種はタンザニアに自生する種で、自家受粉は不能です。現地では珈琲として飲むこともあるそうです。また、カフェインが少ないことから低カフェイン品種の開発のために注目されてます。

また、母親のみから受け継がれる葉緑体とミトコンドリアのDNAを遺伝子解析すると、アラビ

もっとみる
アラビカ種の特徴

アラビカ種の特徴

コーヒーノキ属を代表する存在であるアラビカ種ですが、125種の中で1番の変わり種です。

染色体数が44本!

アラビカ種以外のコーヒーノキ属の染色体数は22本ですが、アラビカ種だけ倍の44本です。

自家受粉が可能!

アラビカ種は自家受粉が可能です。コーヒーノキ属にはおしべやめしべが花の付け根の花托(かたく)から飛び出すほど長いものと、花托に収まる短いものがあります。
長いものは自分の花粉とめ

もっとみる
アラビカ種とは?

アラビカ種とは?

アラビカ種は主にドリップコーヒーに使用される品種です。インスタントコーヒーに使用されるのはカネフォラ種です。

アラビカ種は15〜17世紀に飲用が広まった最初の珈琲であり、その後の数百年間はアラビカ種が唯一の珈琲でした。現在も7割アラビカ種です。
アラビカ種の原産地はアビシニア高原です。エチオピア西南部には今でも野生のアラビカ種が自生してます。

アラビカ種は標高1000〜2000mの気温が低めの

もっとみる
アラビカ種とロブスタ種の違い

アラビカ種とロブスタ種の違い

こんにちは、note100日連続投稿チャレンジの35日目です!
今日はアラビカ種とロブスタ種の違いについてご紹介させていただきます。


標高

アラビカ 標高900~2000mと高い標高での栽培が必要です。寒暖差や降水量を確保するためです。
ロブスタ 標高900m以内と低い標高での栽培が可能です。

気温

アラビカ 15〜25℃程度の温暖な気候でないと繁殖できません。
ロブスタ 20~30℃程

もっとみる