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このコーチングを受けて、一歩踏み出せる

友達のタムラのコーチングを受けた時の自分の頭の中を言語化させるべく今回は文章を書き始めている。

多分今のこの感覚を形に落とし込むことが大切だろうと
暗闇の中でようやく点けることができた灯りを絶やさないように
丁寧に綴っていく。

もやもやが消えなかった。ずっと消えなかった。
それはずっと頭をめぐっていて、煙まみれの頭の中は一向にすっきりとしなかった。

ニュージーランドに行くことを諦めた2021年1月
今年こそはと目標を掲げそれに向けて頑張る、そう思っていた。

下を向いてノートに殴り書き息を吐いて、よしと顔を上げると
先が見えない状況だった。

随分と遠くにある一番の夢、そこにたどり着くまでの中間ポイントを今年定めていたのだがそのポイントも場所が分からない。そもそもそこを目指すでいいのか。他の人はそれぞれのポイントに向かって歩き始めているらしい。周りの人たちの動きをTwitter上で確認した。

すげえなと画面越しに確認すると足が止まっていた。
先が見えない状況に絶望していた。
足がすくんだ。自分ではどうしようもできない。
すぐに彼を探した。
前を向いて歩いている彼をみつけた。
すぐに声をかけた。

「今度コーチングしてほしい」

タムラとの関係を少し語る。悪しからず。

タムラとは、高校からの友達だ。

今となっては、「コーチング」「POOLO」「原付西日本一周」「数学大好き」「カッコイイお父さん」と聞けば、ああタムね!とわかる人も多いんじゃないかと思う。そんな彼との関係を少しだけ語っておく。

(タムラについて知りたい方は彼のnoteをチェックしてみて。純粋で真っすぐな文章は暑苦しさを覚えるかもしれないけど。)


タムラとは高校の3年生で一緒のクラスになった。

文化祭と体育祭を連日行う、学校祭の中で応援合戦はとくに白熱する目玉種目だった。そんな応援合戦の応援団長をタムラがやることになった。そして応援団長を補佐する立場に、おれは入った。最初の距離が近くなったタイミングはこの頃だと思う。

タムラは頑張り屋さんだった。不器用だった。時間調整とか、人員配置とか、全然できていなかったからおれが全部やった。余裕がなく常にあたふたしていた。けど、一生懸命だった。

そんな彼と一緒に最高な応援を作り上げたいと試行錯誤を続けた。なぜか本番前に喉をつぶしていたりもしていた。そんなタムラには人を引きつけるものがあったんだと思う。全員がタムラの声を聞いて、それに呼応して声を上げる。鳥肌が立ったのを覚えている。あの応援合戦を一緒に作り上げてからはお互いに何か信頼しているような気がしていた。

大学生になり、タムラはバレーボールのサークルで楽しそうに大学生活を謳歌していた。おれはおれで自分の好きなことを模索しながら今を生きていた。後にタムラに影響を与えることになることをやっていた。

ヒッチハイク、海外ボランティア、バックパック、ひとり旅。これにタムラが興味を持ったのか、色々連絡が来るようになった。そこからは旅の話をたくさんするようになった。地元に帰って高校で集まるときにも旅の話を聞いてくれたり、東京に遊びに来てくれた時も旅の話をした。

ラオスは行った方がいい?
ベトナムはどこがおすすめ?
ここはどんぐらい滞在いるかな?

その後「旅日記」と称して旅の様子や感じたことをnoteに記録していた。ほぼ毎日。いつの間にか旅を自分のものにしていっていた。好きなことに真っすぐに向き合える、その純粋さが周りを引きつけるんだなと思う。

大学院に進んだ彼は当時社会人1年目のおれとは違い、就活生をしていた。自己分析の中で自分の熱中していた個人的に大きい応援合戦の時のことを分析しようとしていた。あの時のことを、分析してほしいと一緒に考えた。



今思えばおれが文章を書いていきたいと思ったきっかけは、このやり取りだった。



物事を俯瞰してみて冷静に把握し、自分の想いや考えを言語化する、そしてそれを相手に憑依しながら伝えることで、相手に腹落ちをさせる。それをタムラに伝えると彼は納得していた。その言葉がすごいスッと入ってきた。納得できた。そう言ってくれた。

それからはお互いに悩みや考え事をしているたびに相談をして、考えを伝えて互いの意見を求めた。ワーホリに行くと決断した時、就活が終わった時、学生団体を辞めた時、東京に引っ越す時、POOLOに参加が決まった時、休職した時。お互い順風満帆とはいかない中で、本気で何でも話し合える友達になっていった。


助けを求めた

今までになく頑張れていない自分がいた。やらなければならないのに一向に手につかない。集中力が続かない。今やらなければ将来の夢ができなくなるかもとはわかっているけど。最低な生活に比例して自分のモチベーションも低下していった。どん底の暗闇の中、もう前を向くことを諦めているところで助けを求めた。

「今度コーチングしてほしい」

助けとして、”コーチング”という行為に期待をしていた。
自己内省をして本当の自分を見つける、深層心理を引き立てる。
そんなコーチングというものに賭けた。
自分の本当に求めているものを見つけて、自分の行動を変えよう。
そう思ってこのコーチングを依頼した。

コーチングについての説明や、タムラ自身のコーチングのスタイルや考え方を聞き、いよいよセッションに進む。
コーチングを受けているときの自分の思考を文字に起こしていく。
タムラからの問いに対しての思考回路を文章に起こす。
コーチングを受けることで思考が整理されていく様を想像しながら読んでほしい。

共感傾聴型コーチング

自分自身の悩みを友達に赤裸々に話せる人って周りにどれだけいるだろう。
いつもふざけてばかりで本性を中々見せなかったり、本当はすごくみんなの前で取り繕ってしまう、そんな人も多いと思う。
でもタムラとの関係は旅から始まり、仕事観、人生観、なんでも話してきたからこそ、プロとしてタムラに依頼をした。そこに恥じらいやカッコつけることはせずに、ありのままで話を聞いてほしいと思い、始まっていった。

「このコーチングを受けて自分が今よりどうなっていたい?」


目の前のコーチングを依頼したことに対する欲求を問われる。
こうすることで自分自身が本当にその欲求を求めているのか、本当はどうなりたいのか、どう在りたいか、何を変えたいか、何を知りたいか、すべてにつながっていく。
ここからどんどん奥に奥に、深く深く、深層心理に潜っていく。

今の悩みは「頑張れない自分」にあった。

本当はこれがやりたいのにやれていない、将来の目標があるのにそこに向かうことができていない、目の前にやるべきことはあるのに行動できていない、理想ばかり掲げながら何も行動が伴っていない自分自身に悩んでいた。本当に動かないといけないのはわかっている。でも何もできない。就活の時にこういう人をよく見かけた気がするし、大学受験の時にもそういう人を見かけた気がする。


周りにはもっとすごい人がいて、努力し続けている人がいて、その人たちを見てただただすげえなで終わってる自分がいて。すごいというのは、自分が決めた目標に向かってきちんと目的もって、毎日その目標に一歩一歩行動できていることができるのがすごいと思う。周りからどう思われるかは気にしないけど、その状態に自分自身もなりたいと思う。


そんな状態が過去にもあったか、すぐにピンと来たのが大学時代だった。ヒッチハイク・海外ボランティア・バックパック・ふるさとワーホリ、その時その時で目の前のやりたいことを自分で選択して行動に移した。そのおかげで現在全く後悔していないし、その経験が自分の個性を彩っていくことを就活の時にも感じたから、間違っていなかったなと思っている。


逆にそれを続けた先を考えた。もしやりたいことをやり続けた先に今ある自分の目標を達成したらどうだろうか。幸せだった。こんな空間が作りたいと思って今まで努力してきたものだから、それが達成できたことはうれしい。記者の方がインタビューをしてきた。

「なぜこのような夢が達成できたと思いますか?」
-やりたいことをやり続けてきた自分を信じてきた結果です

「何か苦しかったことや辛かったことはありますか?」
-本当にできるのか不安に思うこともありましたが、その都度自分のやりたいと思うことを選択することで乗り越えてきました

「過去の自分に対して一言もらえますか?」
-迷うことやわからなくなることがあっても、とにかく自分のやりたいと思ったことを選択すること。それが一番です


次の瞬間には現在の自分に戻っていた。もうわかった。何に悩んでいる?とにかく今やりたいと思ったことを選択するしかないだろう。それが困難なことや苦しいことでも、自分で選択してやってみたら良いんじゃないか。とにかく目の前の今やりたいことを今やろう。小さなことでも、大きなことでも、今できることを少しでもやってみたらいい。それが自分自身のあるべき姿なんだ。

友達にお金を払う、ということ


暗闇の中、歩くことをやめ絶望の中立ちすくんでいたところ、なんとか灯りを灯してくれた。もしかしたらまだ1m先は真っ暗で何も見えないぐらいの灯りかもしれない。けれど、灯りを持つことで何かを探そう、行動してみようと勇気を持つことができた。もやもやしていたものが何となく晴れた。気持ちはとてもすっきりしている。

今回タムラ自身の初めての有料コーチングを受けた。彼が提示した彼の金額で。生々しい話かもしれないが、プロに対価を支払っているだけである。

友達だから無料でやってよ。例えば友達だから無料で動画作ってよ、友達だから無料で講義をしてよ、友達だから無料で写真撮ってよ。
友達だから無料。それを決めるのは依頼側だと思っている。

無料でも良いのは、時間と労力を賭して自分のチカラや経験にしようとしている場合、この無料OKは成り立つと思っている。

でも本気で自分の価値を提供したいと思うのなら、友達ならばそれを応援するためにその対価を払うのは当たり前だろう。「友達にお金払ってまで話を聞いてもらうってあり得ない。」なんて、あり得えない。むしろ、一生本気で応援できる関係を築けるのなら、全然安い。

有料のコーチングはたくさんあるし、知らない人のコーチングもたくさんある。けれど、タムラのコーチングを選択した。別に他にもいろんな人のコーチングを受けているわけではないから、タムラのコーチングがほかの人に比べてめちゃくちゃ良いのかはわからない。

けれど、実際に受けてみた時の自分が求めていたことが分かったこと、その過程をすべて共有して共に考えてくれたという事実、これからも応援しているという心強い味方、これらを手に入れられたことは総じて最高なコーチングだったと言える。

これで一歩踏み出せる。
ありがとう。これからもよろしく。



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