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社会人が留学に行って良かったこと/フィリピン留学🇵🇭

フィリピンのバギオにて8週間の語学留学に来ているのすけです。
今回は、社会人になってから留学に行って良かったと思ったことをまとめていきたいと思います。

学生時代に留学に行くことができなかった方や、留学の夢を諦めきれない方、英語を少し頑張りたいなと思っている方の参考になればと思います。

留学に年齢は関係ないと知る

 今回フィリピン留学に来て一番に驚いたことが、「年齢なんて関係ない」ということです。

 私は今社会人4年目を終えた年の人間で、年齢層的にみんなもう少し若いのかなと思っていましたが、私の年齢ぐらいが丁度平均か少し低いぐらいでした。

 特に台湾から留学に来られていた友達は、50代。ふたりの子供がいて、既に働いていると教えてくれました。それ以外にも、30歳になるまでにワーホリに挑戦がしたくてギリギリの年齢で留学に来ている日本の友達や、新しい仕事に挑戦したくて英語を学んで仕事の幅を広げようと考えている40代の台湾の友達もいました。

 挑戦に年齢は関係ないんだなということを突きつけられたのと、留学することに早い遅いは関係なく、自分がいきたいと思った時に挑戦すれば良いんだなと気づきました。

新しい出会いがたくさんあること

 社会人を過ごしていると、新しいコミュニティの人と繋がる機会って減っていく人もいると思います。その中で、留学はとてもたくさんの人と出会えるチャンスとなります。

 私が通っていた『PINES International Academy』では、滞在する寮の部屋のタイプが選べます。私は、留学先で友達を作りたかったので4人相部屋の部屋に滞在していました。実際、ルームメイトの3人とはすぐに仲良くなれましたし、衣食住を共にするので関係性はとても深くなり、留学が終わった後にも必ずまた集まろうと話しています。

 出会いは部屋以外にもあります。
 その中の一つがグループクラスです。私は4人一グループの授業をとっていたので、その授業を一緒に受けるメンバーとは親しくなることができます。
 また、食堂では、学校に通う生徒のみが食事をとる場所となっており、常に生徒が集まります。その際、近くの席で座っていた人に英語で話しかけることで知り合いになることができます。

 もちろん先生とも親しくなります。フィリピンでは、マンツーマンのレッスンがあり、1on1で先生との時間を取ることができます。私の学校では、1ヶ月間は同じ授業スケジュールで過ごすことになっていたので、1ヶ月間担当の先生たちと一緒に過ごします。フィリピンのおすすめを聞いたり、生活面で困ったことがあったら相談したり、頼れる存在でした。

 学校に来ているみんな英語を学びに来ている方がほとんどなので、上下関係や競争などなくみんなフラットに接しています。友達になることで自分自身の英語の練習にもなります。新しいつながりができるという点でも、英語を練習できるという点でも、たくさんの出会いがあって良かったです。

教養のなさを痛感すること

 こちらは人によるかもしれないが、留学中日本人としての教養のなさを痛感しました。

 特に授業中と友達との会話中です。
 授業では、会話形式でspeaking力を鍛える授業もあります。その授業の内容が面白く、話の内容が「家族について」「成功について」「マナーについて」「食事について」など、抽象的な大きなテーマを扱って話をします。

 その際、「あなたの意見を聞かせてほしい」という質問と、「あなたの国では一般的にどうか」という質問が投げかけられる場面があります。つまり自分の意見を持つことに加えて、日本についての教養がないと答えられないことが多々あります。
 何となく表面的には聞きたことがあるけど、根本的にある考え方って何だろうっていうことをすごく考えさせられます。

 例えば、「なんで日本人は無宗教人が多いのか?」
 そもそも私自身の宗教すら無宗教であると断言できるのかわからなかったです。だから、多分〜〜っていう曖昧な答えを繰り出してしまいました。
 とても情けなかったですね。フィリピンの人は特に宗教に対しての想いが強く、街中に教会が点在していたりしています。そうなると、日本人ってなんて宗教に対して無頓着なんだろうと思われていたかもしれませんよね。

 教養は身につけた方が良いという本を読んだり、話を聞いてはいましたが実際に今回自分の勉強不足を実感しました。グローバルな社会で生きていくために、日本の教養は身につけた上で社会人を過ごしていきたいと思いました。

環境が英語を学ぶことに集中させる

 実際に私もそうだったのですが、日本で英語を勉強しようと思っても中々続かなかったり、実際に英語力が伸びているのかわからないということがたくさんありました。続かなかったり、伸び悩む理由として、二つあると思います。

 一つが緊急性が低いということ。英語を学ばないとやばいという状況に陥っていない限り、英語を学ぶことに対する必要性をあまり感じないのではないかと思います。実際私もそうで、漠然と英語を学びたいと思ってはいても、中々定着しませんでした。
 もう一つが日本の世界で生活しているために、英語を使う場面が少ないということ。私自身そうだったのですが、何事もインプットをした後、アウトプットをしないと自分の中に定着しにくいと思います。そのアウトプットをする場面が少ないために、英語力の成長を感じづらいのではないかと思います。

 しかし、留学に行くと嫌でも英語を勉強する環境に身を置くことができ、集中して英語を学ぶことができます。朝起きてから夜寝るまで、全て英語の世界で過ごすことになります。その中で、友達との会話がうまく噛み合わなかったり、先生の言っていることがわからなかったり、案内や電話の内容がわからなかったりして苦しい場面に遭遇します。
 そのおかげで、自然と英語を学ぶ必要性を感じることができます。英語ができないから悔しいし、思っていることも言えないもどかしさを感じます。そう思えるからこそ英語をもっと学ばないとというモチベーションになります。段々と日々学んでいることを友達との会話に用いてみたり、繰り返し英語の会話を聞いているからこそ聞き取れるようになったり、生活の中で自分の英語力の向上を実感することができます。つまり、実践の場面がどこにでも散りばめられていて、自然とアウトプットすることができます。

留学ってコスパ良い

 留学に行くための費用は決して安価ではないです。しかし、その費用と成果を比較してみるととてもコスパが良いのではないかと感じました。

 英語を学びたいと思っていても中々続かなかったという今までの日々と比較すると、たったの数ヶ月でも集中して英語を学ぶ機会を作ることで、英語を積極的に学ぶ姿勢が出来上がったと思います。さらに、英語に対する苦手感も英語を避けていた自分もいなくなりました。
 留学は、英語をガッツリ学ぶことができることもそうですが、このマインドを作れたことは人生においてすごく良いことではないかと個人的に思っています。

最後に

 留学に行って良かったことをまとめましたが、そもそも社会人として留学に行くことは中々ハードルの高いことだと思います。実際私自身も、ニュージーランドにワーキングホリデーに行くことを理由に会社を退職して、留学に来ました。
 しかし、他の留学生の中には有給を1ヶ月間取得して留学に来ている方もいたり、リモートワークで働きながら留学に来ている方もいました。働き方や生き方が多様化していく中で、働きながら留学に来るということも可能になっていることを実感しました。

 学生時代に留学に行くことができなかった方や、留学の夢を諦めきれない方、英語を少し頑張りたいなと思っている方たくさんいるんじゃないかなと思います。今回の記事にも書いていますが、留学はいつもでチャレンジして良いとわかりましたし、社会人になってからでも留学は遅くないと実感しました。

 ここまでご覧いただきありがとうございます。もし今回の記事が、留学に挑戦する後押しになれれば幸いです。

*留学期間中に書いていた留学記も下記にまとめているので、もし良かったら参考にしていただけたらと思います▼




 


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