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はじめてのWorkaway(感想編)/NZワーホリ🇳🇿【14週目】

 どうもニュージーランドでワーキングホリデーをしているのすけです。前回からの続きでWorkawayを体験したことについて書いていきます。今回は、体験の1週間を通じて思ったことを残していこうと思います。

体験したことの記録はこちら▼


感想

めっちゃ良かった!
初めてNZの方の家に入れて、一緒に過ごせて、文化の違いや感覚を肌で感じた。

良かったなって思ってることが何点かあって、
それぞれで語っていこうと思う。

①ニュージーランド人の暮らしのリアルがわかる

圧倒的に欲していた、NZの人たちってどうやって暮らしているんだろう?っていう疑問の答えをいろいろ体験した。

庭がちゃんとしてるのもそうだったし、暖炉があったり焚き火台があったり、調味料のストックが多かったり、映画館のようなテレビを見るための部屋があったり。

あとは、自分の行動に対してあまり見返りを求めずに動ける性格の部分も感じられた。
例えば、ホストの奥さんと買い物に行った時。
道で犬が2匹歩いていた。
歩いているだけだったにも関わらず奥さんは道路脇に車を止め、犬の首輪に付いていた電話番号に電話をして、飼い主の家まで犬を連れていっていた。優しいし、損得勘定ではなく、自分がそうしたいからしてるんだよって感じを受けた。

暮らしの中で一番印象的だったのは、毎日必ず家族で団欒する時間があること。
リビングに並べられたソファや椅子に、それぞれ勝手に座る。
何か合図があるわけでもなく、必ずやらないといけないことでもなく、本当に自然にみんな席に着く。

その日出掛けたことがあったら、出掛けたことをどうだった?って聞くし、今日は寒いから夜ご飯は何にしようか?って話すし、日本とNZの教育の違いについて語り合う夜もあったし、何もしないでただただワンちゃんの様子をみんなで眺めることもあった。

暮らす・生きるってなんでしているんだっけ?って思わされた。

日中は働いて明日の仕事を家に帰って夜でも続けてやるとか、
次の休みの予定を一生懸命に調べて埋めようとしたりとか、
何かを消費する時間を過ごすために生きてるんだっけ?
何もしない、ただ家族で思っていることをシェアしたり、考えていることを伝える、そんな時間の使い方が生きることだし暮らすことでもあるなって思った。

何かしたいことがなかったら何もしないでも良いか、と思うことって、難しいことになっているなって感じた。
何かしていないと、なぜか時間を無駄にしてしまっている感覚が出てくるし、何かすることで、なぜか自分の心が安定することってあるなって。

自分の範囲で自分の納得する時間を過ごせたらそれで良いなって要素も持ち合わせていきたいなと思う。

あと、教会へお祈りに行った。
ホストはクリスチャンの方で、日曜日は教会に行くと言っていた。
「のすけも行くかい?」
と言ってもらえたので、せっかくなので行ってみた。

思っていた教会とは違くて、分かりやすくあえて表現すると、屋内イベント会場のような雰囲気。
実際にお祈りも、厳粛な雰囲気の中でお祈りをするのではなく、バンド演奏に合わせてみんなで一緒に歌を歌ったり、聖書に書いてある言葉になぞらえて一人がエピソードを話したり。

会場には小さい子供の待つキッズスペースだったりもあったし、ウェルカムスペースでドリンクが配られたりしていた。
そんな入りやすい雰囲気もあってか、若者もたくさんいた。
同じぐらいの年代もいたし、高校生ぐらいの歳の若者も友達と一緒に参加して、歌ったり、踊ったりしていた。

一方でそのワイワイ感もありつつ、お祈りはみんな一生懸命にされていた。目を力強く瞑って手を合わせる人もいれば、聖書を読みあげている人のいるステージ近くまで祈りを捧げに行ってる人もいた。中には、涙が込み上げている人もいた。

難しい、難しかったな。
理解しようとしても、理解できない。
おれの身体的な感覚では中々捉えきれない。
でも、この世界線もあるんだってことを体験することができて良かった。
日本にいたら中々出会うことができない機会に触れることができた。

家に帰った時に、家族で普通に「今日の話どうだった?」って家族で会話をしているのも知った。それらも知らなかった。
日本、いやおれはどんな宗教を持っているんだろう。
自覚もできていない。

もし本当にどうしようもない時、自分は何に縋るだろうか?


お祈りで訪れた教会


別の観点で思ったことが、旦那さんから毎日生き生きと働いているって感じは見受けられなかった。

実際には聞いていないからわからないけれど。
家に帰ってきて、家でご飯食べて、ペットのわんちゃんを愛でる。そして、録画しておいたラグビーの試合を観る。

その至福な時間のためだけに働いている感を感じた。
正直、わからない。
大型トラックを運転している時は、めっちゃ幸せかもしれないし、家出た後はバリバリ働いているかもしれない。

家での至福の時間を過ごす旦那さんを見た上でおれが思ったことは、
家でも幸せな時間を過ごしていたいし、仕事でも幸せな時間を過ごして生きていたいなって思ったってこと。

どちらか一方ではなくて、生きている時間、過ごしている時間、自分は幸せだなって思って過ごしていたいなって思った。
特にNZでは、家族のために仕事は定時に上がってすぐに帰るってのが一般的で、家族での時間を大事にする文化が根付いているっぽい。
そして、それは素晴らしい。めっちゃ良い。
で、それに加えて、仕事も最後までやり抜くとか、定時ギリギリまで働きたいとか、仕事も仕事で時間が惜しいぜえって思えたらもっとハッピーなんじゃないかな。

②現地の同世代との交流

今回のホストに、たまたま同じぐらいの年代の人がいたことが良かった。

彼女のおかげで、歳の近いNZの人と初めて関われたし、一緒にランチに行ったし、一緒にボウリングをして、そんな彼らがどう過ごしているのか観ることができた。

彼らはみんな両親のことをリスペクトしていたし、ちゃんと教会でお祈りもしていた。異国の人であるおれも、一才嫌な顔せず当たり前のように受け入れてくれた。

何かを得たかと言えば、特にないかもしれないけれど、
またいつ会えるかわからないけれど、彼らとの間に少しだけでも友情という繋がりが生まれたことがすごく嬉しかった。

気軽に話ができる、たわいもない会話ができる。
そういう相手って、やっぱり歳の近しい人だからこその、心理的距離感ってあるんだろうなって感じた。

③他ゲストとの交流

おれの他にもゲストがいて、そのゲストと関われるなんて思ってもいなかった。

今回の滞在期間中、二組のゲストと期間が被っていた。
1組目は、木曜日から日曜日まで一緒に滞在した21歳のフランス人。2組目は、月曜日から水曜日まで一緒に滞在した18歳と19歳のドイツ人の二人。

めっちゃ若いゲストだったけど、関われて良かった。
同じヨーロッパでも英語の発音の違いがあるんだってことを知った。
フランス人の彼は、フランス語訛りが強く、正直全然聞き取ることができなかった。何を喋っているのかわからないレベル。ホストの奥さんも理解できていなかった。
でも彼は優しくて、日本料理を作っている時も、「何か手伝おうか?」って手を貸してくれるし、英語が理解できない時は翻訳アプリで何が言いたいか伝えようとしてくれた。

ドイツ人の彼らは、とても英語が堪能で聞き取りやすいし、とてもフレンドリーでいつも話しかけてくれた。
彼らは高校を卒業した歳で、お互いに別々でドイツから出発していて、たまたまオークランドで出会い、そこから行動を共にしていた。
今はギャップイヤーで、大学で何を学びたいか、何を専門にしようか決めるために色んな世界を見ようとしている期間にしているらしい。
大学行く前にそんな選択肢、おれは全く思いつかなかった。立派だなって思った。
友達から聞いたけど、ドイツは大学での専攻と職業が紐ついているケースが多く、そのために大学で何を学ぶかって考えるのが大事らしい。これ面白いね。

二人とは一日一緒に仕事をして、サッカーのことだったり、食事のことだったり、将来のこと、ホストのこと、色んなことを喋ることができて仲良くなった。その日のボウリングも、ずっと一緒にいたし、結構仲良くなれた気がしている。
二人とはまたNZのどこかで会う気がしているし、また会おうと約束をしてお別れをした。

Workawayの魅力は、現地のホストとの関わりを通じて、NZの文化や暮らしを知ることだと思っていたけど、他のゲストとの関わりも大いに魅力だと思った。
ワーホリでの出会いは、仕事とお家でしか考えていなかったけど、Workawayでも出会いがあるんだなって知れた。

最後に

今回の滞在とても当たりだったなと思う。
ただ、それと同時にもっと色んなタイプのホストのお家にも行ってみたいと思った。

ご年配の夫婦のお家だったり、もっと小さい子供がいるお家、アクティブ系のお家、ガーデニングをめっちゃ頑張っているお家。

それぞれに色んな暮らしがあって、でも共通しているところでNZの文化とか、考え方とかが見えてくるんじゃないかなと思う。

今のNZから感じている効用とか、良い影響とか、与えられているものって、こんな文化から紐ついているやんとか分かったら良いよね。

また、仕事と仕事との空きの期間の時とか、Workawayを利用したいと思う。


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