カンファレンスノベルティは「xx」で決まりっ! atama plus編
atama plusでエンジニアをしてる加藤 @ikasumi_wtです。
最近は社内で顧客管理をいい感じにするために頑張っています。
初日に記事を書いた @kzk_maeda さんとオフィスで立ち話していたときに「やるか!」となったatama plusのアドベントカレンダーも15日目です。
皆様弊社のアドベントカレンダーはご覧になっていますか?もしまだであれば、面白い記事がたくさんあるので、ぜひ御覧ください。
(この後も最終日まで続くので継続してウォッチもお願いします!)
さて、今回は過去の技術広報やDevRel活動の事例を振り返って筆を執りたいと思います。
みなさま、カンファレンスで配るノベルティはどうされていますか?
悩みますよね。弊社でもはじめて作るときは「なにがいいだろうか...?」と悩んでいたので、当時どうやってカンファレンスのノベルティを選定したかについてお話します。
同じ悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
きっかけは初出展
弊社では社内で利用するノベルティや塾の現場に行く際に自分たちが着るロゴ入りの衣服などはあったのですが、カンファレンス等で配布するノベルティはステッカー(シール)程度しか用意がありませんでした。
そのため、スポンサーブースを初出展する際に「流石にシールだけでは...」となり、ノベルティを考える旅がはじまりました
そこで、当時の自分は「プロダクトメンバーはよくカンファレンス言ってるし、ノベルティをよくもらっているに違いない!うれしかったものを聞こう!」とプロダクトメンバー向けの雑談チャンネルで以下のような投稿をしてみました
ぶっちゃけた話、何がうれしい?
アンテナの感度の高いエンジニア・デザイナーを中心にスレが大盛り上がりしました。
スレで出てきたグッズを簡単にまとめると、以下のような形でした。
# もらうと嬉しい系
ステッカーは(ダサくなければ)もらう
お菓子・飲み物系は普通にうれしい
エコバッグや画面クリーナー、キーボード掃除するやつは貰って嬉しかった
ビズリーチのサコッシュがお気に入りだった
スマホリング・スマホグリップは壊れたら付け替えるので、何個か貰っても嬉しい
# もらったときにちょっと困る系
マグカップとか、よくあるノベルティで物理的にかさばるものは1個で十分かも
容量が微妙なモバイルバッテリー(既に自分で持ってるため)
# 過去配ったことがある / 受けが良かった系
過去(前職)で受けが良かったノベルティはUSB Type-C変換コネクタとか、マスクにロゴ入りのもの
エコバッグ
ボールペン・メモ帳・付箋など小物文房具
携帯用の箸は他にはない独自性があってよかった
昔マカロンにロゴ印字したやつが受けが良かった
Linuxのイベントはペンギンとかカメレオンのぬいぐるみ配ってて欲しかった記憶がある
# 弊社で配るなら?の新規アイデア系
お疲れ解消グッズ(蒸気でホッとアイマスク・目薬・湿布)
ロゴとか印字できる食べ物系(ハイチュウ・チョコ・クッキーなど)
コーヒーのドリップパック
無難にTシャツとかノートとか?
教育系なのでノートとか定規とかコンパスとか文房具?
自分専用カリキュラムとかけて、自分専用シャンプー(ミニサイズ)とか…。オイルとか?
エンタメコンテンツ性のあるフォーチュンクッキー
MITのマグカップみたいに数式系とか、Geekっぽい文字の入ったグッズ
アンキパン(ドラえもんの)をオマージュしたアタマパン
学業成就お守り
あぶらとり紙
その他の意見として、「ノベルティはいらない」というメンバーもいました。
候補からの選定
ありがたいことにノベルティの候補はたくさん出てきたものの、選定にあたっては会場の規模(≒配る数)や予算感、発注時のミニマムロット数などの制限も考慮する必要がありました。
それ以外にも、カンファレンスの場や会社のブランディングとしてふさわしいかどうかや、お配りした場合にどういう気持になってもらいたいかといった部分についても考えました。
最終的には、
「食べ物」「消え物」がいいよねという部分に多数の共感が得られた点
食べ物であればその場でSNS等にも上げてもらいやすいと考えた点
ブースに来てくれた方に「atama plusのファンになってもらう」をゴールにおいたとき、ノベルティをキッカケにしたいと考えた点
上記のようなことを考えた際に、今回は「どらやき」と「コーヒー」をノベルティにすることにしました。
甘いものとコーヒーと言う形で、カンファレンスで疲れたアタマも休まるだろうという思いが詰まっています。
【余談】候補で敗れたもの
スレの中で一番盛り上がったノベルティ候補は「シャンプー」でした。atama plusがたまにスキンケアや髪に関する会社だと間違えられることもあり、逆手にとった案として盛り上がりを見せたのですが、今回はNGになりました。
敗因:ちょっと高かった。
実現できるか具体的に調べはじめ、ロット数なども調べてみていたのですが、最低ロット数が他のノベルティより多い(桁が違うレベルでした)か、小ロット対応な場合も金額面で手が出ず、という感じでした…。
ノベルティのデザインを決める
「ブースに来てくれた方に、atama plusのファンになってもらう」を目標とした際に、どういうデザインだと良いのだろうかという話をしていました。
このあたりはブースのテーブルクロスなど他の制作物を準備していたデザイナーと広報チームの方が色々考えてくださりました。
年末にオフィス移転をした後だったこともあり、「見たひとにオフィスに来てほしい!」という思いでオフィスの風景写真を元にしたコーヒーのパッケージが出来上がりました。(これにしよう!と決めた後、いつの間にかできていました。すごい。)
完成品はこちら
ここまで完成品を貼っていませんでしたが、こんな形で完成しました
評判と振り返り
ありがたいことに評判は上々だったのですが、いくつか改善点がみつかりました。せっかくなのでいただいたお声と、ふりかえった内容も共有します。
# コーヒー、その場で飲めない問題
ドリップパックタイプのコーヒーをお配りしていたため、カンファレンスのその場で飲むことが難しかったです。「よく考えればわかるやん」というお話ではあるのですが、受け取ってもらった方に言われるまで気づきませんでした。。。
アタマ休めセットというコンセプトからすると、その場で消えるもののほうが望ましかったなーという反省です。
とはいえ、液体の飲み物などにすると重量もかさみますし、なかなか悩ましいところです。
「家で/会社で飲むよ!」と言ってくださった方もいらっしゃり、周りの方にも見てもらえる可能性も増えたと考えるとある意味よかったのかもしれません。
# ティーパックはないの?問題
これも至極真っ当なのですが、コーヒーは飲めないのでいらないという方もいらっしゃいました。一応デカフェも用意していましたが、ブース運営していた体感では紅茶のニーズも比較的高かったような気がします
そのため、より広く貰っていただくために紅茶や緑茶などのバラエティを増やすのも良さそうでした。(もちろんお財布と相談ではあるものの)
# 賞味期限と発注個数の問題
これは食品にした当初からわかっていたのですが、在庫として保持できる他のノベルティと違い、賞味期限の問題がつきまといます。
当時は初出展だったこと、近くの日付で出展する他のカンファレンスや自社のミートアップもなかったため、「何個頼むべきか」がすごく難しかったです。
このときは、余った分は会社においておき、知人に会う予定があれば配ってもらうという作戦にし、多少の余裕がある個数で発注しました。
おわりに
ノベルティは「消えもの」がいいぞ。
ということで、今回はカンファレンスに初出展した際にノベルティをどのように選定したかの話でした。
ノベルティに困ってるよ〜という方に参考になれば幸いです。
こんなノベルティ良かったよ!という話題があれば、ぜひSNSのシェアとともに教えてもらえると嬉しいです!
明日のアドカレはエンジニアのsekkenさんの「テストファーストな開発をしたら以前より自動テストを書きたくなった話」を公開予定です!明日もぜひご覧ください!
それでは〜。