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刻々とすぎる今の時代の色は、昔誰かが色付けた色なのである。

色とは不思議なものです。
色にはパワーがあり、人の感情や思考回路、空間の大きさ、ものの大きさ、全てに影響しあっています。目に飛び込んでくる刺激的な色や、心安らぐ穏やかな色、雰囲気の出る落ち着いた色、数え切れない色が日々の私たちの暮らしの中に飛び交っています。では、全ての色には理由があると私は告げてみようと思います。感情的ではなくてどこか作為的な色の存在に、私はドキドキと感情を高ぶらせているのです。

『作為的な色』なんだかあまりいい言い回しではないですね。
ですが、全ての物や空間に施された色には、デザイナーが考えた「戦略的で戦慄な色」が吹き付けられているのです。

(ex)あなたが、店先で何気なく手にしたマグカップ。もともとあなたの好きな色を選んだとしますが、その色の鮮やかさや明るさは自分が真っ先に思い浮かべる色と全く同じではないでしょう。でもなんとなく雰囲気が自分にしっくりくれば、(値段などの話は別で)あなたは購入するはずです。
では、その「何気なくなる」瞬間って何が影響していると考えますか??

とても話がぐっちゃりしてしまいました。

今も昔も「もののデザイン」には色がとても重要でした。色が作り出す表現はものの本質以上に私たちの生活や環境、経済までもが共鳴しあって生まれているのです。そして色は、その時代の流行として人々に色付けるのです。

それこそがトレンドカラーであるのです。

そしてこのトレンドカラーは、何年も前に時代の潮流を見定めた人が、この色が流行ります。と宣言し私たちの生活を彩っていたのでした。

それでは、先ほどのマグカップに手を伸ばした何気ない理由はなんでしょうか。毎朝眺めるテレビのCMの背景の色に似ていたり、流行りの店のチャームカラーであったり、いろいろなことが共鳴しあっているのではないかと私は思います。視たことのある色は、作為的に(ビジネス的に)作られて世に放たれているのです。では、その色とは誰が考えていると思いますか??


人間は素敵な色をみると忘れない生き物です。そんな色を作り出すきっかけを私は作ってみたいと思いました。

トレンドカラーに関する会社は世界にたくさんありますが、日本にはあまりありません。(こちらについては後日書かせていただきます。)


今まで私の人生で出会ってきたトレンドカラーに関する皆さんに、感謝と敬意と憧れを込めて。色が織りなすこれからの未来を私なりに発信したいと思います。


ika





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